2022年12月14日
社外マフラーを作るアーキュレーが潰れたようですが、よく言われているのは藤壺技研の輸入車部門みたいな感じのコメントですが、実際のところは全然関係がない別会社なんだそうで。
社外マフラーというと、モディファイの初歩グッズの一つで、スポーツカーだけでなく、個人的にはよく分からんなぁと思いながらもステップワゴンやエスティマみたいなミニバンにも、よくメガホンみたいなマフラーが突っ込まれてボーボー言わしてました。
ところが、いつの間にかそういう車が減ってきたような気がしていたのですが、それはここ最近の騒音規制が厳しくなりつつあることに関係があるようです。
近接騒音規制と加速騒音規制という両方の計測値があるようですが、これが1985年頃と比べて最新の規制値は4割くらい低くなっているようで、これは相当な被害。確か社外マフラー(アフター品)は規制値プラス5dbまでが許容範囲みたいな規則があった気がしますが、規制値が下がれば下がるほど、社外マフラーもどんどん静かにならざるを得ず、そうなると基本的にはスポーティー(ということは音量は大きめ)な音が欲しくて交換するユーザーとしては、社外意味なし、となりそうなわけです。
あと、マフラーは正直有象無象にメーカーがあった気がしますが、規定値を通すことが煩雑であったり、コストもかかるであろう事から、ゴルフクラブでいう地クラブのような、地マフラー屋さんも壊滅したように思えます。
代わりに、昔ではありえないくらい、マフラーカッター含めて純正カタログにアフターマーケット品が載るようになりましたね。ここに乗っかれなかったメーカーって、エアロメーカー含めて破滅的に少なくなった気がします(代わりに良くも悪くもモダナイズを強いられてますが、、、ケンスタイルとかヤンキースタイルそのものだった気がするけど、今じゃ純正に居たりするから驚き)。
長いものに巻かれて生き残れるのはラッキーで、巻かれようにも存在自体を法律で否定されて「死ね」と言われんばかりの状況になると、もう駄目だ・・・となりがちです。
マフラー屋さんも、ノーハウを別に生かして別事業で生き残ったり、全く関係ない商売で法人を残す努力はするのでしょうけど、、、、
もっとデカいところだと、カーナビ会社も大変。
パイオニアとかクラリオンとか、そりゃーもう一世を風靡したわけですけど、未だ奮戦しているとはいえ、まぁまぁ多くのユーザーが携帯ナビで満足してしまうわけで、大変です。
最近ではメーカー純正にしたって、一部は「もう純正に気合入れても仕方ないんで、カープレイでもつなげてくれよ」というような本音が聞こえてきそうなレベルのものもあります。
そんなことになるのかよ、、、と思いつつ、でもパソコンが小さくなればなるほど、こうなる事は解っていたのもあるわけで、なんともなぁ、、、と思います。
クルマの産業はすそ野が広い、と言われてきましたが、その広いすそ野がシュリンクしているのは間違いのない事でしょう。
Posted at 2022/12/14 21:44:07 | |
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