2022年12月18日
セミオートマチック、、、変な言葉ですよね。
ロボタイズドマニュアルとか、クラッチレスMTとか、色々言い方ありますがメーカーごとの言い方も違います。
古くはシトロエンDSや901ボディのポルシェ911にマニュアルミッションベースだけど、クラッチ操作が無いという変速機が存在していました。意外と古い歴史がありますが、この頃は電子制御出来ないので、操作方法やシフトの物理的ポジショニングが面白いものが多かったようです。
日本車だとトラックなんかを除くといすゞのNAVI5とか、その辺りがハシリになるんでしょうか。アスカフローリアンだかに積んでましたね。確かこれは電子制御していたはず。クラッチレスでも80年代になると電子制御が入るのが、さっきのシトロエンのなんたらマチック(なんだっけ、名前・・・)や911のスポルトロニックと違う気がします。
個人的にはアルファロメオのセレスピードがマニュアルベースのクラッチレスでいうと思い出深いというか、その辺りでちょっと流行った機構じゃないかな?と感じていますが、、、ボクの中でその種のモノでいまいち内容が解らないものがいくつかあります。(そういや、セレスピードと同時期に、トルコンだけどHパターンを切る、という意味不明なQシステムって156ありましたよね?)
まず、BMWアルピナの「シフトロニック」
92年くらいデビューしている技術っぽいんですが、搭載されているのはボクが知る限りは初代8シリーズベースのB12クーペのみ。
ゲトラグの6段マニュアルをベースにしつつ、クラッチがないらしいのですが、自分が見た写真だとシフトレバーはマニュアルモデルと瓜二つ。どういうこと?ただクラッチがないだけ?
そもそもB12クーペ自体が少なすぎて、さらにこのシステムがどうやらオプションだったようで、ボクの中では謎のままです。
もしかすると、フェラーリのモンディアルが積んでいたヴァレオマチックに近いのかもしれません。確かこれもゲートは同じでクラッチだけなくて、アクセルオフがクラッチ切れる、で、その時にシフト操作する、、、とかそんなじゃなかったか、、、
とりあえず、あるなら見てみたいAnd治せるのか心配なシステムです。
さて、アルピナのこれはまだ意外と知られている気がしますが、もっとよくわからないのは、既にメーカーごと無くなっているSAABのセントロニック、、、だったか、、、そんな名前のクラッチレスMT。
セントロニックって名称自体は、その後出てくる普通のトルコンATにマニュアルモードが引っ付く機能の名前にも使われていますが、確か二代目900というか初代9-3にクラッチがないマニュアルがあった、、、気がする、、、
確かに日本には入ってないはずなんですが、とにかくサーブ自体が少ないので、これまた謎のままです。まぁ、多分セレスピード的なものだと思うのですが、、、
サーブは謎の技術を使う事が多いので、すごい好きです。
特によく分からんのはこんなもんですが、意外だなぁと思ったのはトヨタMR-Sのセミオートマで、これ自動変速モードがないんですよね、確か。意外と硬派なのか、何とも不思議に感じます。
今ではクラッチ板が一対の、この手のミッションは減りましたが、未だに二対あるツインクラッチシステムは結構使われていて、一時期壊れまくるからダメとばかりに減った気がしますが、気が付いたらボルボやミニがDCTに回帰していたり、トルコンATやCVTが良くなったけど、復活したりと面白いです。
まぁ、、、EVとかFCVになると要らなくなる話かもしれませんが、トヨタがEV用マニュアルを試験しているとかいう話もあるので、変速するという事の意味合いって、一筋縄に解決は出来ないのかもしれませんね。
訂正?911はスポルトマチックだったかも、、。
Posted at 2022/12/18 22:45:17 | |
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