
だいたい4万キロで今年の3月に引き継いで、先日5万キロを超えました。
この車の個人的な最も心地よい瞬間は、40~60kmhから新東名の上限120kmhに一気に加速させる瞬間です。
低速トルクがあるので8速か7速に入っているところからのフルキックダウンはサウンドも加速感も実に気持ちが良いです。
もちろん、2t弱の車体なので速さではそこそこですが、7000rpmまで伸びのある回転フィールはMパフォーマンスパワーキットの効能のようです。その時のインテークサウンドやタービンサウンドが明らかに標準の540と違うし、点火間引きシフトアップも自己満足を高める最高のエッセンスです。
思えば、BMWの直6は320iの2.2リッター、Z4Mの3.4リッターS54、F11の528ツーリングも良く乗ったのですが、どれとも違う気持ちよさがあります。
濃さでいうと、S54ですが、これは巷でいうBMW的なシルキー6でなくて、もっとワイルドで無理にでも8000rpmを超えていく「意地の6気筒ツインカム」です。320iはこれまた気持ちよくて、それと比べると528の6気筒は地味というかデッドスムース。
G3x系のB58系は740や540やX5や色々な車に乗っているのですが、パワーキットはブーストアップもさることながらトルコンまで変わる、挙句マフラーがフラップ無しの古風なスポーツマフラーなので、どれとも違うしどれよりも濃いものです。
低速からトルクがあるのはターボ化した6気筒共有の特徴ですが、そこから先は随分違うというか、、、昭和のチューンドカーを現代の技術で洗練していいとこどりしたような感じなんです。
普通のワゴンだから舐めて掛かってくる86や、もうワンランク上のスポーツクーペが仮に挑んできても十分に引き離せるボディバランス(重さを考えると凄い事です)、そこに加味された現代のチューンド風味、、、実に楽しい。
もちろん、アルピナB5ツーリングや、もっとすごいのがいるのはそうなのですが、実際問題公道で面白く過ごすにはドンピシャの塩梅なんじゃないかな?と思います。B5ツーリングなんて、もうどうしたらいいのか、、、ボクがもらえたら三日で月まで飛びますよ、笑。
そういえば、リアタイヤが本当に限界で、既に頼んでいるタイヤが延長に次ぐ延長で納期未定だったので、ひやひやでした。なんせ、四駆なのに割とリアがむずがる、、、
ただ、そのむずがる感じ、BMWにしかないある種のカーガイ的要素なので、にやっとしてしまう。メルセデスは徹頭徹尾社長を殺さないハンドリングに終始し、それはAMGであってもそうなのですが、BMWはそうじゃない。
Gナンバーになり、そのエッセンスは相当薄くなりましたが、それでもまだ少しあるのはうれしいところ。ユーザー次第で引き出しが増えていくBMWのスポーツサルーンAndツーリングの設定はなんだかんだ、良いものです。
新しいタイヤに変わると、それがどうなるのか、多分もっとリアが安定すると思いますが、、、
そういえば、AMGもリアブレイクを許容するセッティングがありますが、いい意味で安心感が溢れていて、一体どういう事なのか、、、起きている事は同じだし、制御方法も同じなのに、どうした事かAMGは「絶対に大丈夫」という背中に安心感が漂う感じがします。アウディとも違うあの哲学、、、どっちのブランドも乗れるだけ乗ったのですが、どっちも凄いです。
まぁ、出来ればそういうエッセンスが自分の購入できる範囲のモデルで維持されると良いのですが、、、難しいのかなぁ、、、
新しい5シリーズも随分あらわになって来ましたが、540が手元にあればさほど気になる事もなさそうです。
次はPS4S化されるので、ちょっと楽しみです。
Posted at 2023/10/01 23:07:47 | |
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