
G30型BMW5シリーズが出た時、衝撃を受けたのはタイヤがメルセデスEクラスと同じOEMだったことです。
MOEと☆マークが並ぶなんて、予想だにしない事態でした。
何度も書いている通り、乗るとそれまでとは違う共通項が両車に存在するのも追い打ちをかけて衝撃でした。統合された銘柄はP-zeroでしたが、ここ最近ピレリはメーカーのホモロゲーション取っているタイヤが増えている気がします、アルピナ然り。
で、そんなメルセデスにも寄っているタイヤをやめて、当初から合わせてランフラット止めたいな、とは思っていたわけですが、20インチは高いし、問い合わせすれば在庫もないし、ほっといたのです。
昔と違いランフラットもネガが減り、且つP-zeroにもさほど不満もなかったわけです。昔は明らかにランフラットは乗り心地悪いし高速域の独特な振動があったりしましたが、今のはさほど悪くない。まぁ無くなるまでいいや、と問題を棚上げしていわけです。
で、さすがにリアタイヤがスリップサインまであと少しになったので、これはまずいだろうという事で交換を決意。
色々と候補を考えつつ、結局ミシュランのPS4S(PSS5はまだ先?)に絞って各所に問い合わせしたら、最悪のケースは「受注出来ない」という恐ろしい回答をしてきたところもあり、中間地点は一か月待ちでリアだけKマークとか、去年の在庫でMOEマークというのもありました。
Kマークってフェラーリ用ですから、普通のPS4Sより減りそうだし、去年の在庫のメルセデスオモロゲートってのもなんだか微妙。
方々に聞いたら地元近くのお店で天井にビバンダム君が乗っているところを思い出し、聞いてみたら「二か月弱で入るはずだから入れておきますよ」と回答を貰い待つことに。
その間、ギリギリなピレリで過ごしていましたが、まさかあそこまで内側がやられていたとは、、、何だかおかしいぞ?と思う挙動が何回かあったわけですが、そりゃそうだよな、、、部分的にワイヤーが露出しているまで使ったのは人生初めてでした。
今後の日本、船来モノのサプライ状況に不安が募ります。
さて、フロント245・30R20にリア275・30R20というサイズでミシュランPS4Sを履いたG31の540ですが、、、印象はやはりいいです。
履いた当初はなんだかボインボインしているというか、なんか足元おぼつかない感じが強かったのですが、丁寧な運転を300kmほど重ねてからサイドウォールが正常に撓むようになったのか、摩耗を考えてもやはりラジアルのミシュラン最高峰は違うと思えるようになりました。
ただ、脱ランフラに起因する差はF10時代ほど感じないというか、この差はシンプルにピレリとミシュランの差のような気がしなくも無いです。
もっちり感というか、路面への追従性が上がったというか、車両の動きが軽くなったのに中立付近の座りは良くなったというか、、、いつものミシュランマジックだなぁと感じます。
ただ、タイヤの撓みが随分違うのか、母屋を揺らす感じが低減されたり、タイヤが良いサスペンションになっている感じは強くなったので、ここら辺はランフラットには難しいのかな、とも感じます。
とりあえず、いつも通りの満足いく交換になりました。
Posted at 2023/10/09 20:07:26 | |
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