2024年01月05日
お友達の久々のカーグラフィックを読んだ話を見て、ふと買って見ました。
約1500円する割に、前よりも随分薄くなったなぁ・・・・と時代を感じつつ、目に留まったのはメルセデスAMGの新型C63sの記事でした。
一言も官能性については触れてない。というか、4気筒の快活な回転が素直に気持ちいとは書いてあるけど、それよりもシステム全体の出来や社会正義の観点を強く感じるわけです。
クルマは新しくなって遅くなったり、緩くなったり、安全でなくなったことはほぼ無いと思います。基本的には進化します。
C63にしても、先代や先々代がV8を積んでたたき出す性能値を今回の新型は軽々超えています。カタログ燃費もリッター約10kmですから、文句の付け所はありません。
そこで思ったのが官能性。
人がどこに官能性を感じるかで、何もかもが変わるんだろうと思うわけです。
新しいクルマに乗る事こそが官能性の第一であれば、常に新しいものを得ていく人生を選べばいいわけです。ハンドリングに官能性を求めるならば、これは軽さなどを求めるべきか、重くなっても技術で抑え込むことを容認するか、それで判断は変わると思います。エンジン音や加速フィーリングなどを考えてしまうと、新型は厳しいことになりそうです。
仮に新しいC63sを手放しに賞賛できるケースがあるかどうか、ふと考えた時、まず見た目は大事だろうと思いました。
先代に比べてローワイド見えるディメンションや、フロントエアダムの形状が新時代のAMG顔になり、新しさを感じられるので、ここは基本的に評判良い気がします。
あとは走行システムですよね。プラグインHVで4気筒って聞くとあれまぁとなっても、乗ってみたらこれが面白い、となる人はパッケージングに官能性を感じられる人かもしれません。
エンジンサウンドをマルチシリンダー系に傾注した場合は厳しいでしょう。なんせ、6.2リッターV8なんぞを踏んだことがある、そっち系のマニアが居たら、どんなに速くてウェルバランスでも新型はC204の伝説的V8NAには勝てません。
ボクの場合、どこに官能性を向けているのか、意外とそんな考えてなかったというか、ただ新しいとかそういうモノは感心向かないので、多分サウンドとか加速する様なんかにウェイトを置いているのでしょう。
そういえば、ウェイトというと、新型C63sはAWD化されたこともありますが、車検証上で2100kgを車重が超えているようです。重たい。。。。その前後して乗っていたアウディのA860TSIeは同じ60TSIでもV8ターボのものと比べて250kg重いんだそうです。
そういうのを聞くと、軽さにウェイトを置いて官能性能を求めている人は、ホントしんどいでしょうね。なんだかんだ、ハイテクをいくら突っ込んでも重たいものは重たいフィーリングを100%は隠しきれませんから。
Posted at 2024/01/05 22:10:07 | |
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