
日曜日は各務ヶ原の航空祭に行ってきました。
初めて見た、ブルーインパルス、感動しました。とにかくキレイ。日本人は一芸に集中すると、何でも凄いのですが、やはり空技も半端ないんですねぇ・・・なんせロック岩崎なんかはマルヨンでF15を模擬空戦で撃墜してますし、日本人って凄いのがたまに出るんですね。
で、その日本人は凄いからなのか、ずっと写真のF4を使ってます。まぁ・・・更新の機会を逃しているだけにも思えますが、EJからEJ改になったり、とにかく延長に次ぐ延長を行っています。世界を見ても、F4ファントムを現役で使っているのはほんの数か国です。イギリスもキャンベラやバッカニアを随分長く使いましたが、軍用機って丈夫なんですね。
で、そのF4、好きです。なんせ無駄がない。マルヨンもカッコいいですが、あれはどちらかというと軽戦、ファントムは重戦、カッコよさの部類が違います(エリーゼがカッコいいのと、ヴァイパーがカッコいいのと、似てる?)。
まぁ戦闘機なので、何を隠そう人を殺す道具であって、全然良いものじゃないし、カッコいいとか本来は言うべきものじゃない気もしますが、カッコいいです。
なんせ、戦闘機はその時代の最先端、そして一切無駄をそぎ切って敵を倒すだけのために出てきた物体ですから、その先鋭的な開発プロセスからしてカッコいいものしか出ない可能性が高いのです。
まぁ例外として、たまにおっかしなのが出てきますが(いや、イギリス軍機はみんなダメだな・・・変態過ぎて良いです)。
ふと、ファントムが最新鋭機に混ざってもカッコいいなぁ・・・と思えるのは、もはやこれクラシック戦闘機に近いわけで、クラシックカーがカッコいい(S30フェアレディがカッコいい)と思うのと同じに思えました。
今は技術が発達して、ステレス性や空力、ウェポンベイ、アフターバーナー無しのスーパーソニッククルーズを追及するとF22に似たり寄ったりな飛行機しか出来ないわけですが、車もそれは同じ。
どっこい、F4が出てきた時代は50年代後半、まだ色々な事を模索していた時代です。なので、みんな形がバラバラ。目標は同じでも、アプローチの方法がばらばらで、確立された道筋がイマイチ無かったわけで、ばらばらになっちゃう。車も同じです。
だから、無駄がないとはいえ、模索した跡がいっぱいあるF4はカッコいい。CADもろくにない時代ですから、そこも良い。
F15Jもナイスだが、F4ファントムのカッコよさは無いわけで、F2なんぞは論外。
車も飛行機も、マシーンであること、模索と苦悩の跡があること、これが微妙なカッコよさを生むのではないかと航空祭を見て思うのでした。
Posted at 2011/11/28 18:27:23 | |
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