
あんまり動かしてないけど、たまに動き出す四代目「代車」。
デカいタイヤでデカいボディがデカいエンジンで動く。当たり前のようで、今ではすっかり無くなりそうな部類の車です。4.8リッターというと、上に6.0の12気筒もあるし、大したことないかなぁ・・・と思っていたのですが、トルクフルだし上も気持ちいいし、さすがにBMWだなぁ・・・と何度乗っても感じます。今の個体を導入前に同じ750iを数台試しましたが、どれもこれも調子はイマイチだったのがよく解りました。
昔、E32の750iLに乗って「師匠、あれは遅いですね、セルシオの方が速いです」と言ったら「それは完調のを知らないからだよ」と言ってましたが、その後随分経って、その言葉が理解出来ました。簡単な言葉ですが、完調のBMWは速いのです。反面ダメになると落ち込みが激しいのがBMWなのでしょう。
そんな四代目を支えているのは20インチのブリジストン・ポテンザS001です。山も一杯あるし、まだ製造から大して時間は経っていません。が、サイドはヒビだらけ。
ここまでひび割れると硬化したように思えますが、そうじゃない。どういうこっちゃ?
推察ですが、この個体に入ってるアクティブスタビライザーやEDCはとんでもなく安定的且つ高速のコーナリングを実現しますが、しわ寄せが末端のタイヤに来ると言う事じゃないでしょうか?まぁ2tあるしね。2tあるのに、ヘタしたらそれより軽いFRセダンをまくし立てるデカい顔・・・確かにタイヤにとっては凄まじく辛い仕打ちでしょうね。
S001が駄目タイヤとも思えませんし、事実機動性や快適性、ウェット性能等は悪くないです。意外と367馬力程度でリアタイヤがむずがるので、大したことないグリップ力だな・・・と思ったのですが、これはタイヤがしょぼいんじゃなくてBMWのV8エンジンが凄いのでしょう。
そこで気が付いた・・・
この車、気を付けないと足の味わいが崩れる・・・つまり・・・金掛けないと「GMW(ゲロマズワークス)7シリーズ」になる。市中の中古屋でケツだけ下がってマーチ以下の値段で売られているE66なんかは乗ってもマーチ以下なんでしょうね。
2tで重いのに速くて快適という矛盾は、金の上に成り立っているのは間違いないです。四代目はこれまでにまして維持費が掛かるのは間違いないです。でもめげないよ。めげてGMW化したらBMWインディビジュアル部門の申し訳が立たん!
手縫いのサンバイザーを眺めながら、ガレージで幸せに浸ります、笑。ひび割れなんか忘れましょう。
Posted at 2013/06/29 19:58:04 | |
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