
なんだこれ・・・初対面の時、なんでこんなもんを作ったんだろうと思いました。そもそもRクラスのRって何だ?リラックス?
6座3列の5ドアハッチバック・・・オデッセイ?ミニバンともSUVとも言えない、何だか意味不明な車がでたなぁ・・・と思ったものです。
が、気が付かない間に知り合いが買っていた・・・。しかもR500のAMGパッケージという、R63が出るまでは最上級だったグレード。なんでも「真ん中がずどーんと開いていてスキーに良いから」だそうな。おいおい・・・冬しか乗らない車に四ケタ万円カーかい。
メルセデスしか乗らない、そのオーナーにとっては足にいいかな?と思ったそうなんですが、案の定5M×2M×1.6Mというクソでかい容積は普段使いには使えなかったらしく、距離が全然伸びず、物置状態になったわけです。
で、あまりに乗らないので代わりに乗ってほしいという有難いような、こんなもんいらねぇよと悪態を付きそうな空気の中、初めて運転するR500なわけですが・・・凄い良かった・・・。
まず、極めて運転特性が嫋やかで、とにかく乗り心地がいい。AIRマティックDC搭載車の中でも特筆してゆったりしていて、クルーザーみたいで凄く気持ちいいのです。ギア比ゆっくりめのもっちりしたステアリングフィールがこれまた気持ちよく、アメリカ産牛肉みたいな大味さがいい意味で気持ちいい。と言っても雑じゃない。初代MLクラスみたいな「これじゃぁタミヤのプラモの方ががっちりしている」みたいな残念感は少ないです。
どの席に乗っても凄いいい。
妙にクーラーが効く。
ハーマンカードンの音も良い。
いざとなれば唸るV8エンジン。
なんせベンツ。
じゃぁ欠点は?でかさ?いや、実は5M切っていて、1.92Mという数値もそう致命的でもない。1.66Mはミニバンよりは少し低いくらい。無いじゃん?
いや・・・形でしょうね・・・。
カッコいいともカッコ悪いとも言えない、意味不明な形。クーペみたいなグラスライン。でも・・・なにこれ?メンタマみたいなヘッドライト・・・なにこれ。リアライトも解らん・・・。ってか、全体像がぼやけていて、何が何だかわからない。こんな車後にも先にもこいつだけです。
というわけで、しばらく乗れることになったのですが、まぁ・・・意外と楽しんでいます。何を隠そう、これこそ「オンリーワン」な変わった車なのですから。
Posted at 2015/09/28 20:59:50 | |
トラックバック(0) | 日記