
代車の218GC、ドアのキレッパシの処理がこんなでした。一回ズボンのすそが引っかかりました。洗車してドアを拭いている時、誤って手を切りそうな感じです。
代車はOP込みで大体500万円前後の乗り出し価格になる個体ですが、個人的にはこのドアの仕上げ等、残念部分を体感すると到底500万円払う気持ちにはなれません。
ちなみに、この車は4.5M×1.8Mなのですが、これはほぼE90型3シリーズと同じくらいです。それに比べると妙に落ち着きが無い乗り心地なのはホイールベースが10cmくらい218GCの方が短いからかもしれません。
E90型3シリーズは最後の最後のモデルは430万円から480万円で320iが買えました。じつは、最後の320iは燃費が向上していてJC08モードで14.2kmリッターと、2GCと大きく違わない数値なんですよね。
もし、新車でE90と218GCが並んでいたら、E90持っていきますね。能動的安全装置以外はE90の方が全てにおいて良いから。
ここ最近のBMWに関心が向かないのは、6気筒のノンターボが無くなったとか、そういうBMWらしい部分が失われた以上に、良いもの感が喪失した事がデカい気がします。
全ての新車のBMWがそうではないのですが、一部とんでもなく安普請な風合いを持つモデルがチラホラ散見されてしまい、なんか残念なんですよね。BMWを始め、ドイツの車って低グレード車でも、確かにコスメティックな豪華装備はないにしても、ちゃんと作ってあるなぁ!と感心出来たのですが、最近のは全然です。
ある種の贅沢さや良質さ、そこから生まれる余裕の風合いこそドイツ車の本領であり、評価されてきた部分かと思います。消耗部材は日本車より長持ちしないのに、ガイシャは長持ち頑丈だ、というステレオタイプが生まれたのは、骨格や根幹に手間暇が掛かっていて良質だからこそ、今のドイツ車の一部からはそういう部分が無くなりつつあり、まるで「ダメな日本車」にも共通する空気を感じさせます。
世情的に仕方がないのか、いまいち解りませんが、この代車から感じ取れる味は特段なく、この手の車は消耗品として使い切るまでだな、と感じました。
それにしても、消耗品に500万円は高いなぁ、苦笑。
Posted at 2020/04/22 16:03:28 | |
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