
というわけで、愛人を一週間人間ドックに入れた都合、やってきたのはジャガーFペイスです。
FペースなのかFペイスなのか、雑誌によって違うのが面白いです。まぁ、ジャガーだったりジャギュアだったりジャグアだったり、このメーカーはマセラティと並んで名前の表記が変わる面白い会社です。
さて、そんなFペースですが代車は2.0dのピュア、ようは一番安い奴。とはいえ、レザーシートは付いていてアダプティブクルーズ無いけど緊急ブレーキはある、レーンキープはあるけどブラインドモニターはない、という実に不思議な装備をしています。
途中、事故渋滞にはまりましたが、アダプティブクルーズ無いからこういう時は辛い・・・プレステージって上級グレードなら最初からついているのか、最近のジャガーは妙にOP装備が細かいので解りません。
車自体はパワーウィンドスイッチの位置がランドローバー風というのもあるのか、雰囲気はベースのヴェラールに近いランドローバー的な感じです。足回りはゴツイ感じがして頼りがいがあるけど、でも繊細な操作も受け付けるし、直進付近からのステアリング操舵に対する反応はイギリス車らしい、ドイツ車よりも速くイタリア車より遅い、とはいえ正確性に富んだいわゆるイギリス風味なもの。
乗り心地も基本的にはゴツゴツ感のいなしよりも車体をフラットに維持しようとする感じが心地よいといえば心地よい。ただ、凹凸を吸収してほしい方々にとっては、乗り心地悪いね、と言われても仕方ない感じはします。とはいえ、上手に足が動いているので基本的には乗り心地は良い部類に入るとボクは思います(タイヤは255・55R19のピレリPゼロ認証タイヤ)。
エンジンとミッションは及第点、というか普通です。インジュニアユニットの4気筒ターボディーゼルは180馬力と普通の馬力で43.8キロのトルクは標準よりちょっと上。結果としてGLC220dと変わらない感じです。このクラスだと個人的にはボルボXC60D4のパワーユニットが割といいなぁと感じました。それ以外は、同じような感じですかね。まぁまぁペースを保って高速巡行を400kmした結果リッター15.5kmだったのは、これも標準かそれよりちょっといいくらいでしょう。CD値が0.37らしいので、上等かも知れません。
ちなみに、一人で乗っている分には気になりませんが、このクラスとしてはリアシートがちょっと狭いのかな?と思いました。ただ、幅が立派で1935mmあるので運転しているとDセグメントSUVというよりEセグメントに近い感じはします。
その幅のおかげか、クラスでは最良の安定感がありますし、結局サスアームを長くとれると良い事が多いのか、何だかんだ個人的には足回りにとても好感が持てました。外径でかいけど空気量が多いタイヤをチョイスしているのも良いですね、ジャガーらしい(でもOPで22インチがあったはず、これは要らないよなぁ・・・)。
というわけで、結構Fペイス20dが気に入りました。
アシに良いかも知れません。
Posted at 2020/07/15 09:41:18 | |
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