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マセラティが新しいスーパーカー用にV6エンジンを作りました。３リッターツインターボのV型６気筒エンジンです。

注目はプレチャンバーシステムなるF1由来の機構みたいですが、面白いのはバンク角度が９０度であること、そしてターボタービン配置はバンクの外にあることです。ちなみに、オイルはドライサンプです。

現在、V型エンジンに過給機が積まれた場合、バンクの中に詰め込まれたホットV配置が流行していますが、僕が知っているエンジンでは最近出たけどそうでないのは、このマセラティのV6とトヨタのLS500が積んでいるV6エンジンのみです。

マセラティのエンジンに関しては、トヨタのエンジンとは違う意図・・・例えばエンジンベイに余裕があるから重心を下げたいとか、そんな意図かも知れませんが、個人的にはLS500のV35AツインターボV6エンジンは、ホットVにしなかったのは耐久性の担保だったのでは？と思います。

ただ、バンク外にタービンを配置すれば熱害が楽に処理できるわけではないようで、むしろ局所が厚くなってもバンク外から放熱されるより、ホットVの方が熱処理は楽とも聞きました。まぁ・・・本当のところは解りませんが、ホットVのエンジンに結構なトラブルが発生しているのは確認できるので、一長一短な部分はあるのでしょう。

個人的には、自分の車が想定よりも早めに合理的な寿命を迎えたので、あらまぁホットVだめねぇ・・・と思ったのですが、まだまだ未熟な部分もありそうなので今後は見物です。

さて、本格的に次を探そうか、どうしようか、迷うところです。