
所用があり、銀座へ久々に。
ロッテリア二号機こと後期型LS460で行ったのですが、運転中の何かを捨て去るとEクラスより疲労度が少なく感じます。多分、車を動かしている実感を得たい、という風なコダワリのようなものを捨てて、ただただ移動している・・・という一種の悟りを開いた時、後期LS460(またはLS600h)は日本で乗るにあたって一番楽な車になる気がします。
Sクラスや7シリーズに比べると、操縦系統のインフォメーション不足や、乗り味でいうとフラット感や重厚感が薄く、且つ高速で真っすぐに走るという風合いが比較すれば薄いので、ここの評価を重視した場合「絶対に乗りたくない大型セダン」という評価を下されるのでしょうが、無事平穏に移動したい場合は駐車場所に困らずどこでも行けるというSや7では出来ない芸当をやってのけるわけで、現行LS500と比べてもまだまだ良い車だ・・・と感じます。
銀座にしれっと到着して、ほどなく地下駐車場へ滑り込ませ地上に出て、ふとウエストでも寄ろうかと思ったら珍しく並んでいました。すっかり人出も復活でしょうか?
アポイントメントは行った事が無いフレンチでした。世界情勢が激動期に入っているのに、ちっとも実感できない環境で美味しいものを食べていると、こんな事いつまでやれるんだろうなぁ・・・と考えてしまうここ最近。
LS460にしても、こんな車があるのか、まぁでもこの手の車はずっとあるんだろう、と思ったら次のモデルが出た時に「あ、あれってもう新車で買えないのか」と思ったものです。
銀座の夜なんてものが、ずっと未来永劫続くなんてことは無いのかも知れません、いや、明日にでもなくなると思って味わっておいた方が良い気もします。大東亜戦争直前に銀座で天ぷらを食べながら、どうやら年末辺りに戦争になるかも知れない・・・と一部の人間は情報共有をしていた話を聞きましたが、ほんと来月の予想もつかんなぁ・・・と鴨を突っつきながら考えてしまいます。
ふらっとお店を出てフラフラ歩いていたらすっかりガード下も営業をしていました。いい加減、普通でいいじゃないか・・・という感じがします。誰もいない歩道をマスクをしながら歩いているのは、何だか滑稽です。
翌日、そのまま所用で銀座界隈を歩き回ったのですが、しばらく見ない間に空きテナントが増えたような、空き地が増えたような、あと間違いなく廃墟一歩手前のビルは増えていました。
外国人を頼りにした方針だったように思える銀座、今訪日客が少ないわけで、目算狂って街も大変・・・というとこでしょうか。
もしかすると、銀座も旧来の特殊な価値観を脱皮して新しい街に生まれ変わるかも知れません。これまでの銀座は慣習なども特殊でしたから、そういうものが根本から生まれ変わる気もします。無くなって良いものはこの際全部なくなってしまえばいいさ、と思ったりします。
所用を終えて車に戻ると、ヨギボー並みに落ち着けるレクサスの椅子で思わず寝そうになりました。うん、現行にこの感じが無いのが個人的にはダメなんですね、あれ椅子硬いし足投げ出すし、やる気だせ的ポジションが・・・(その割に速くないし)。
カンテサンスとかロオジエに行く為に、何も感じる事のない快適な移動手段として次期レクサスLSには生まれ変わってほしいです。銀座にしても、失っていけないものだけは死守してほしいものです(繰り返しだけ変な慣習は止めて欲しい、タクシー拾えないがな、苦笑)。
Posted at 2022/04/27 23:34:14 | |
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