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2024年01月03日 イイね!

スパイダーの遺産

色々なクルマに乗って来て、ちょっとしたその車に関連したモノを買ってしまう癖があります。

帽子からパーカーまでポルシェ!どっからどう見てもポルシェ!みたいなことはないのですが、981スパイダーを買ったときに、何となくうれしくなってリモワのポルシェバージョンのソフトケースを買いました。

で、981を買う直接的理由を私に与えた友人と、スパイダーと友人のGTSでランデブー走行したのですが、その時に納車祝いでSDカードを貰いました。

そのSDカードには友人がチョイスした音楽がどっさりと入っていて、これが良いセンスしているんです。ファンクからビリージョエルから懐メロからディスコサウンドまで、ジャンル問わずにいい感じのものが抜粋されていて。

で、981スパイダーを手放したときに、あ!しまった!と思ったのは、そのSD入れっぱなしにしたんじゃないか!と思った事でした。そういえば、あのスパイダー、BOSE付きだったけど、そのBOSEが雑音酷くて・・・

で、しばらく経って、そんな事を忘れていて981に戻ったわけですが、リモワのソフトケースもどっからともなく発見されました。

ふと、開けてみると島根県かどっかで買った手ぬぐいと一緒に、、、あのSDカードじゃないか!!!

どうやら、ソフトケースはポルシェに積みっぱなしだったので、手放す時に積んであった小物をケースに入れていたようで、、、なんで気が付かなかったんだろう。

早速、981ボクスターSに入れて聞いてみると、そうだ、これだこれだ、、、

思い出す初めての自己所有ポルシェの事。

その前まで乗っていたのはBMWが作った反逆児であるZ4Mクーペでしたが、それと比べてミドシップの981スパイダーは圧倒的に素直で軽くて(重量は変わらない)、しかしエンジンの存在感はZ4Mの勝ち、という「ああ、これはこれでいい、でもあれも凄かったんだ、、、、」と複雑な気持ちで羽田線を走ったのを思い出します。

結局のところ、ボクの選んできたクルマは、お金と場所さえあれば、どれも手放したくないんですね。

惜別ばかりです。

まぁ、足にしてきたクルマは使い切って、出汁が出きった出汁パック状態の事が多いので何ともアレなんですが。。。

直近ではマカン1型GTSは惜しかった、、、あれ凄い良い組み合わせで、人生で最も早い商談の一つで決めたクルマでした(モノの5秒)。ただ、あれスパイダーと同じところがあって、いや、むしろスパイダーより際限なく走りを楽しんでしまそうだったから、手放して正解だったのか、、、

人のモノを含めれば色々なポルシェに乗る事が出来ましたが、、、、

オイルくせぇふるくせぇと思った964のRS(小僧だったからよさ解らず)、水冷といえどターボおそろしやと感じた996前期ターボ、オートマなのに死ぬかと思った997前期ターボ、6気筒のむせび泣きはこれなのかと思った997前期GT3、、、、

実は結構乗っているんですよね、、、どれも驚きと発見をもたらしてくれます。失望を感じたポルシェってそんなにない。その割に別に好きにならないというか、ポルシェファナティックにはなれない。多分、合理的判断による最良のロードゴーイングスポーティ、という結果論から来る最善評価だからでしょう。

そこ行くと、フェラーリやマセラティ、ランボルギーニやアストンマーティンはグーパンチを鼻で食らったような衝撃を貰う事があり、それは良くも悪くもポルシェと違う評価軸や世界観を必要とします。非合理的な思考の先にある愛みたいなもんです。

よくよく考えれば、Z4Mで開いたスポーツカーというジャンルへの道は、何だかんだ絶対的にはポルシェに帰結するのでしょうか?SDカードに入っている音楽はまだ実は全部聞いていなくて、それまでにアゼストのナビが死なない事を祈るのですが(981型は最近純正ナビがぶっ壊れるトラブルがちょいちょいあるらしい)。聞き切る頃までポルシェにいるのか、他にいるのか、止めているのか。

ちなみに、アストンマーティンは何故か調子乗ってボストンバック買ってしまいまして、、、フェラーリのスケドーニじゃないけど、傘とラミーのボールペンに鞄で完成だ!と完全なる自己満足、、、SDカードみたいに小さくないし、アストン!って書いてあるし、手放したらこれくっ付けて売ろう、、、

とはいえ、これが難しいもんで、、、だって結局981だって出戻っているので、さてさてどうしたもんか悩みどころであります。あんな奇麗なクルマ、どうせもう出ないでしょう、ストロールコントロールで出たDB12なんか見ると、その思いが強くなります。

それにしても良いクルマです、981は。
Posted at 2024/01/03 00:26:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2024年01月01日 イイね!

あっという間

あっという間もう年末か、、、と思ったら年が明けました。

テープレコーダー理論によれば、今私の味わっている時間の速度は最速だそうで、最後の方にはゆっくりになるそうですが、果たしてそこまで生きているのか不安になる2023年の出来事ばかりでした。

足は212型メルセデスE350ブルーテックワゴンからG31型BMW540ツーリングへスイッチ。趣味車はLS460を挟んでポルシェマカンGTS、そして981型ボクスターSのLHDマニュアルへ。本命の愛人は年末に分水嶺へ差し掛かり、今に至っています。

欲しいと思える車は購入不可能であったり、718スパイダー(これもLHDのマニュアルでした)は納車予定だったものの、土壇場でカーボンフルバケットが発注不可になり、どうしても最初からそれが良かったので諦め(マカンはそれを待つための繋ぎでした)、992型カレラTへ変更。ところが、こちらも納車予定の手前でハンドル位置の変更を余儀なくされ、それは嫌だと止めました。

結果的に認定中古車の981ボクスターSですが、結果からすれば、これはこれで素晴らしい、、、というか正直これまで素みたいな車って良いね良いねと言いつつ買った事なかったわけです。それが実際手にしてみると、なんて身の丈に合っていてフィットするのだろう、と。

DB9も何もかも、少し背伸びしていたつもりだったのですが、価格とかでなく、その立ち位置は実はもっと高い所で、自分は相当に背伸びをしていたのに気が付きました。ボクスターSは恐ろしいくらいに色々な事を教えてくれます。

ただ、まぁ贅沢な話ですがこれ見た目別にいいと思えないというか、、、いや、、、ポルシェってボク正直かっこいいとか美しいって思えないので、何だかんだDB9と並べると実にジャガイモっぽい。

逆を言えば、それだからこそ、運転しやすく、変化自在のハンドリング、素晴らしいパワーパックなのですが。DB9は何もかもを捨てていて、アストンマーティンであることにしか傾注してませんから、そりゃポルシェより美しくなければなりません。

個人的な印象ですけどね、苦笑。

いや、でも誤解を恐れず言えば2023年に姿を現した911GT3と、RSはもはやグロテスクささえ引っ提げて出てきたな!と思いました。

見た目もそうだし、性能も、もはやこれを素人が乗っていいのか?ナンバー取れるとはいえ公道走っていいのか?湾岸でボケカスがぶっ飛ばして人殺した911を思い出してしまうのです。乗っていいのか、これ、と。

そういう意味で、DB9捨ててこれ、とも思いづらく、、、

DB9って結局、持っていて幸せであって、乗ってしまうと不幸せとは言わないまでも、我慢と忍耐の繰り返しというか・・・

色々な角度や乗り方、踏み方から何から、出来る範囲で解るDB9の絶対的な能力は、革と木で包んだ旧来の大型FRスポーツそのもの。そして、その過度特性や味付けは決してポルシェやアルピナのような完成度というか、洗練性もないし、ハンドリングに没入出来るようなものでもないです。

なんだこれは!の繰り返しなんです。

でも、それでも、捨てる気になるには本当に勇気がいります。それくらいにDB9は良い。いや、アストンマーティンが良い。自分にとっての終着点はこの車で、それは間違いが無い。

この先、仮にDB9を手放して、他を手にしても、これ以上の発見や驚き、感動は多分ないでしょう。もちろん、これ以上の凄いクルマや高いクルマはあるし、もしかしたらそれに触れる機会もあるかも知れませんが、何となく冷めているというか。

決定的に車に対して冷めた一年でもありました。

これから出て来るのは、ボクにとってはある種のアプリでしかないし、足でしかないし、ガジェットとしてしか捉えられません。いや、そう割り切った方が幸せなんだと思っています。

旧来の価値観や尺度で判断をし続ける事は、自分にとってはここから先只の苦痛になる気がします。ぶっちゃけ、例えば新しいBMWの5シリーズ見て、E39のB10V8Sに感動した自分は何を評価すればいいか解りません。あんなのボクにとってはミニバンになり切れないただの狭いコスパが悪い移動ボットです。真面目にあれなら新しいアルファードが良いです。

A110なんかは凄く来たんですが、それでさえ無くなるわけで、、、911やフェラーリのミドシップなんかにこの先何を期待するのか。そういう意味では458あたりを存分に味わえた人は超ラッキーでしょう。

さて、こっから先、ネオクラシックとかクラシックに引っ込むか(アルナージュや、ランチアフラミニアとか)、完璧に車から足を洗うのか、何が一番人生を面白くするのか、そこに傾注することになると思います。

皆様はそんなカーライフの分水嶺を迎えそうでしょうか?まぁでもハッピーになる方法はまだまだありそうですし、そのニッチなところに狙いを定めて今年も面白いを探そうと思います。
Posted at 2024/01/01 00:50:57 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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