赤busaのブログ一覧

　ツーーリングから帰り、また、いつものように日々の事柄に流されながらハヤブサの車検が近づく中、女房に自分の考えを伝えてみた
　インプに乗ったことにより、益々ROADSTERが欲しくなったこと、息子のバイクのこと、それに対するのやりくり等・・・それを聞いていた女房曰く、｢あんたは、いつもそう自分の思ったことを通そうとする｣｢もう少し、現状を考えて｣｢ハヤブサ売ってどうするのまた欲しくなるんじゃ無いの｣
　色々、反論してみたものの心の中では、｢確かにこいつの言うとおりだな｣と納得しつつも、このままではROADSTERは買えないので、あの手この手、上から下から、千手観音のようにあらゆる手を使って説得を試みたが、女房は首を縦に振ることは無かった・・・アルファードの時は、ミニバンの中で1番良い車に乗りたいと説得し、インプの時は、人生最後の車になるかもしれないからスポーツタイプの車に乗りたいと説得し、じゃあROADSTERはと考えると良い文句が浮かばない
　焦燥の日々・・・とりあえずハヤブサの車検満了日が迫ってきたので車検を通すことに
　その時、女房があなたの言うことはわかった　｢あなたのことだからいずれROADSTERは買うんでしょうよ、だけど、今は買えない息子の就職が決まったら新車で買えばいいじゃん｣と。
　さすが女房少しは買える方向に風が向いてきた

　FZ１をどうするか、息子は相当へこんで直らなければ売るしかないのかなぁと
　しかし今売っても事故車だし二束三文にしかならないし、下取りに出して新車のバイクと言うわけにも行かないし
　息子には、サーキットで走ることはスキーと同じで転ぶのは仕方ない、売るつもりならいつでも売れるけど次は買えないし、今売っても二束三文だと教え、どこまで直るかわからないけど、修理が終わるまで待つことにした。
　数日して、バイク家から修理が終わったと連絡があり、息子と引取りに行ったらハンドルとタイヤの曲がりが期待したほど直ってないがっかりとりあえず、引取って帰宅。
　この後、息子は就活に入り忙しく、バイクに乗る暇も無くなり修理の話はひとまずお預け私もこの時期は女房に気づかれないように、こそこそ中古車検索を続けていましたが、運良くと言うか、運悪くと言うか新規でアップされる物も無い状況で、ROADSTERは欲しいし、FZ１の修理はどうするか？ひとりで悩む中、漠然と言うか、もやのようにバイクを1台にした方がいいのかな、ハヤブサを売るようなのかななどど思うようになっていました
　そんな中、時は10月中旬「2010秋ツーリング」の日を向かえ、久々にハヤブサに跨った
　今回の行程は、東名港北PA集合→東北自動車道経由日光、120号線金精道路を通り、薗原ダム・赤城道路を抜け、またもや榛名湖を経由して今回は草津温泉ホテル櫻井に１泊
　2日目は、一旦草津温泉から下り、144号・万座ハイウェイを走り、渋峠から志賀高原を下り18号・152号線菅平・白樺湖経由で諏訪ICから中央高速・大月経由・東富士五湖道路・東名で帰宅
　このツーリング中「やっぱりハヤブサは乗りやすいな」などと心でつぶやきながら、しかし、なんとなくこれがハヤブサのラストツーリングなのかななどと思いながら走っていました。

　あいかわらずの猛暑が続く中、新しい中古も無くいつものように仕事に追われる日々
　8月末に息子が筑波サーキットの走行会に行くので荷物を持って付添いその日は気温38度、コースの路面温度が58度に達する中、走行①が開始　
　順調に周回を重ね終了。息子が戻ってきてヘルメットを脱いだら汗だくリアにオーリンズを入れたのでどんな感じかチェック装着してからまだツーリングに行ってないため、セッティングしきれていないのが正直なところ
　そして、走行②開始。3周目に入りペースを上げ周回ごとにタイムを更新していたが7周目に入ったところで息子が来ないやったな
　この日は、路面温度のせいか、走行①からどのクラスでも転倒者続出この走行中にもすでに2台が転倒していたが、まさか
案の定、しばらくすると台車の上でうなだれた息子がバイクとともに帰ってきましたバイクを見るとハンドルは無残にもひん曲がっていましたが、それ以外はエンジンガードとウインカーのお蔭で大きなダメージは無いように見えました（この時は）。状況を聞くとシケイン手前のコーナーの立ち上がりでアクセルを開いたとたんにリアがスライドしそのままローサイドでスリップダウンとのこと仕方なく走行③はキャンセルし、レッカー代を色々調べたところ大体2～3万ぐらい馬鹿らしいと思いステップは半分ほどに削れていましたが、ギヤチェンジは出来るのでオートレースのハンドルのようなまま自走して帰ることに
　とりあえず、バイクの様子を見るため、私が運転し駐車場を出て、少し走ったら何やら車のショップが並んでいるのでもしやと思ったらありましたバイク屋さんが
　電気が消えているんで休みかなと思いながらドアを開けると、中から私と同い年ぐらいのおじさんが上半身裸でステテコ姿で出てきて、留守番の者だけどどうした？とのこと。事情を話しハンドルを少しでも直したいのでパイプを貸して欲しいとお願いしたら、上にシャツを着てきてチャッチャと直してくれて、とりあえずこれで帰れるだろうとしかもこれぐらいじゃは要らないと、ますます感激申し訳ないので無理やりお茶代として少しばかりの心づけを渡して帰宅。
　数日後、行きつけのバイク屋に持って行って修理見積をお願いしたところ、上下のステムと左右のフロントフォークが曲がっているから約30万近くかかると言われた。　
　マッまじっすか一瞬気を失い、次にドッヒャーそれじゃー直ぐに直せないので部品を交換しないで出来るところまでの修理をすることに
　家に帰って、女房に話すと「それじゃあとてもじゃないけどROADSTERどころじゃないね、あきらめな」と一言

　パソコンでの中古車検索の日々が続き、季節は暑さを増し記録的な猛暑に受かっていく中、私の中のマニュアル熱も益々ヒートアップ
　この頃は、女房も薄々私のたくらみに気付き（伊達に30年近くも一緒に居ない）「いくら、カタログ見ても買わないよ！」「いい加減にしないとパソコン捨てるよ！」等、牽制をしてくる始末
それでもめげずに毎日MAZDA中古車検索・Goo-ｎｅｔ・カーセンサーｎｅｔを必ず検索する日々が続きました
　このときの目当ての車は、黄色のROADSTER　RS　RHT　6速MT　距離5,000㎞以下で車両価格250万円前後が条件でした。黄色が廃色になってからも、昨年の年初は上記の条件で結構タマ数があったのですが、徐々に売れてしまい、また、新車のタマ数も無いので新しい中古の出ダマが少なくなり、程度の良いものが無くなって行きました
　そんな中、6月に入り普段の足の2ストジョグがとうとう昇天もう1台スマートディオがあるんですが息子が通学に使うため、仕方なく買おうかと思いバイク屋に行ったところエイプが展示してあり、どうせなら100CCがいいと思いネットで調べた足立区弘道のバイク屋で購入
　そして、7月中旬、たまたまMAZDAのHPに新規中古車がアップ
　条件通りでRパッケージ、ディーラーは葛飾区。ちょうどエイプの1ヶ月点検で足立区弘道まで行くので点検終わったらその足で見に行こうと思い点検の前日に電話をしたら在庫ありとのこと。ラッキー
　翌日の土曜日、Route 246をひた走り、上馬から環７に入り足立区まで、しかし土曜日なのに渋滞の連続ナゼ折角のツーリング気分が台無ししかも暑い
を9時過ぎに出て、2時間半、要約バイク屋に付き点検。約1時間ほどで終わりディーラーへ
　あったありましたお目当てが営業マンが来てあれこれ説明。ナビも付いてお得だと
　見積もりを依頼し、出来るまでレカロのシートに座らせて欲しいと頼みしばし身を沈めていた。15分ぐらいして営業マンが呼びに来てショールームで商談。出来上がりが278万た、高い
車両価格258万に諸費用20万乗せとりあえず今日の夕方まで猶予を貰い再度、レカロに身を沈め検討しかしこのとき年式の割りに外観がいまいちに見え、全体的にヤレが感じられ、レカロは座っていて脇腹や肩回りがきつく、もう一度ノーマルシートに座りたいと思い、心の中ではこの中古は断念
　その後、帰宅途中Route 246の江田駅近くのMAZDAディーラーでROADSTERに試乗し、やっぱりノーマルシートがぴったり来るので葛飾は電話し正式に断念また、また、検索の日々が続いた

　ツーリング2日目の行程は、伊香保温泉から榛名湖を抜け、『頭文字D』を思い浮かべながら28号・58号・406号線を通り145号線経由で鬼押ハイウェイを下り、軽井沢を抜けて上信越道～関越道～圏央道で無事帰宅
　このツーリングで感じたことは、改めてインプの性能の高さとそのスポーツ性の高さゆえ、返って検討当初のマニュアルに対する思いを呼び起こす結果となりました
　しかし、インプを購入して8ヶ月弱、とてもじゃなく女房に言う事など出来るはずもなく、インプのステアリングを握るたびに皮肉にもマニュアルに乗りたいと言う気持ちが高まり、またまた、じくじたる思いが募ることになりました
　そして、気持ちの中では、FRでマニュアル＝ROADSTERの方程式が出来上がり、毎日で中古車検索をしては、いい物件をお気に入りの『ROADSTERファイル』にファイリングをして、売れたら削除することが日課となりました。