
台風が去って待ち望んでいた日曜が見事に晴れてくれ、喜び勇んで7時過ぎに自宅を出発し、給油してからツーリングに出かけました。
道のりはこんな感じ。
豊平川通り~国道230号~道道66号岩内洞爺線~道道578号洞爺虻田線~国道230号で内浦湾に出て、道道266号大成黒松内線~国道5号~道道207号昆布停車場ニセコ線~道道66号岩内洞爺線~道道268号岩内蘭越線~道道66号岩内洞爺線~道道58号倶知安ニセコ線~国道5号~仁木町・余市町フルーツ街道~道道956号小樽環状線~国道5号~国道337号~新川通り
という道順です。ざっくり言えば
中山峠を越えて喜茂別・ルスツ経由で洞爺湖。内浦湾沿いを走って静狩峠の手前で黒松内市街へ折れて、道の駅くろまつない。
国道5号で蘭越町昆布からニセコパノラマラインに乗って、神仙沼を過ぎてから新見峠方面へ折れて、またパノラマラインに乗って今度は五色温泉経由で倶知安町。
また国道5号で仁木町からフルーツ街道に乗り、小樽環状線を経て朝里で再び国道5号に乗って札幌に戻ってきたという訳です。
台風を経て確実に季節が秋へと向かっています。朝の気温は17℃。昼間は夏日になるとはいえモモヒキとネックウォーマーの着用は必須です。
石山大橋を渡って最初の信号を右折すれば八剣山トンネル経由で信号機ゼロで小金湯に出られます。直進すべきか考えあぐねていたところ、前を走る車が右折の合図を出したので、尾行したくない私は直進しました。で、小金湯まで進んだらさっきの車とまた合流。7時台はまだ230号も車の流れがいいので裏道を走ることによる時短効果は無いのです。
中山峠を登っていくと徐々に気温は低下。ハンドルマウントの温度計は14℃と表示しています。皮ジャケットの下には長袖を着ていましたが、袖口から吹き込む風が体温を奪い、結構きつかったです。途中で脱ぐことを前提にもう1枚厚着すればよかった。
峠の頂上には東区の給油所を出発してから1時間少々で到達できたほどスムーズに流れていました。ここから先は気温も18℃まで回復して寒さの我慢は無用となりました。
8時32分、国道沿いの喜茂別神社を訪問。
9時を過ぎると日射の強さが増してきて20℃を超えます。残暑がやってきました。
9時11分、とうや・水の駅に到着。
近くのキャンプ場は賑わっていて、テントの数だけ各々のファミリーに夏の思い出が刻まれたことでしょう。
続いて湖畔に沿ってセンターラインのない細い道を温泉街方面へ進んでいきました。
黒松内町に入り、10時36分、大鳥神社を訪問。
続いて黒松内駅。
国道から離れているためか、車の行き来がごく少なく、駅でバイクのエンジンを止めたら虫の声しか聞こえてこないのが信じられません。
駅の周辺には民家も旅館も会社もあるのに・・・。経済活動が止まっているかのようです。
焼きたてパンでランチをとることを目的に、10時57分、道の駅くろまつないへ。1年ぶりの訪問です。
チョコクロワッサンが特別美味しかったです!おススメ。
道の駅の向かいには「熱郛(ねっぷ)村役場跡」があったので行ってみました。昭和30年(1955年)に合併により消滅しています。
開基百年記念碑、開拓功労者の顕彰碑などが並んでいました。
熱郛の市街を散策してみます。
熱郛駅。
上り、下りの計9回しか停車しない駅ですが、手入れが行き届いていて芳香剤がいい空気を作っていました。地元住民の思い入れは相当深いものと思われます。
続いて熱郛神社。
近くの牧草畑では二番草の収穫が行われていました。草の匂いはこの世で一番好きな匂いです。故郷を思い出します。
国道5号を北東へ進みます。蘭越町に入り、讃岐地区にある讃岐神社。
ここでデジカメのバッテリーが尽きてしまったので、以降は格安スマホのフリーテルnicoの低画質画像に切り替わります。ご了承の程。
昆布地区の市街地に入り、ニセコパノラマライン方面へ左折します。
踏切のそばにあった昆布神社。
ここからニセコパノラマラインを一気に駆け上がります。
対向車がパッシングしてきたので取締り中かと予測し、前にいるクルマと一緒に制限速度厳守で進んでいきました。
しばらく行くと、取締りではなく警察による交通整理中だったのでした。しかも救急車が目の前を発進していったのと、路肩にはリッタークラスの大型バイクが数台並び、パトカーが停まっている場所にライダーさん数名が。
人身事故が起こったのは明白でした。
ニセコパノラマラインは北海道におけるツーリングのメッカであり、一部ではサーキット感覚で使われている現状があり、バイクの事故が絶えません。気の毒に思いますが、助かってくれることを切に願います。
続いて神仙沼休養林へ。写真を撮っただけです。
このまま共和町市街へ下っていくのも面白くないので、道道268号へ折れて新見峠を走りました。すれ違うバイクは1台もいませんでしたが、クルマが何台かいたのでエキサイトしたい気持ちを抑えて安全速度で進みました。
2013年に利用したことがある新見温泉本館は閉鎖されてしまいましたが、建物はまだ残っていました。
あとは標識に従って2回くらい交差点を曲がってニセコパノラマラインへ復帰。再び事故現場を通りかかると、搬送車にはピッカピカのZ1が載せられていたのと、近くのパーキングにはドクターヘリも到着していました。
けが人は先の救急車で運ばれた人以外にもいたということです。背筋が凍りそうになりました。
今度は五色温泉方面へ右折。急な坂を登ると絶景が広がりました。
五色温泉郷からしばらくセンターラインがない狭い舗装路となるので誰も走っていないかと思いきや、結構ツーリングの団体とすれ違いました。よって、対向車が現れることを予測し、カーブミラーをしっかり確認して安全走行に努めました。
倶知安町で国道5号に出て13時30分、出光で給油。既に280km走っています。
あとは帰るだけ。何時間かかるでしょうか?
共和町の小沢(こざわ)駅を訪問。
年季の入った歩道橋が時代を偲ばせます。駅舎が面する1番ホームはレールが撤去されているため必ず歩道橋を歩かねばなりません。
この1番ホームは昭和60年(1985年)に廃止された国鉄岩内線のものだったのです。
仁木町でフルーツ街道に入り、あとは朝里まで国道5号を回避しました。道道956号小樽環状線に乗って朝里まで出るのはいつも迷います。同じルートで札幌方面を目指す他のクルマを尾行して何とかなっているのですが、一人では迷ってしまうか早々と5号線に出てしまうに違いありません。
手稲区の市街を回避すべく国道337号で新川通りに乗り、自宅へ直行。そして15時38分に帰宅しました。
今日の走行距離は389kmでした。総じて気持ちいい走りを堪能できた今日のツーリングでした。
2014.5.3納車からの走行距離=12,964km
2016年の走行距離=3,346km
目標は今年10月のシーズンオフまでにあと1,000km積み増すことです!