
3月21日、帯広周辺を周遊してきました。DJデミオで日勝峠を越えるのは初めてなので期待に胸が躍ります。
7時15分、自宅を出発。国道274号を淡々と走ります。北広島~長沼で濃霧に見舞われました。
9時20分。道の駅樹海ロード日高で休憩。
9時51分。日勝峠の頂上。
漫画チックなヒグマとキタキツネがかわいい。
エンジンを再始動して発進。頂上を越えたらあとは下るだけ。平均燃費(今回)の上限は瞬間燃費と同じく60km/Lということが判明しました。
まあ燃料カット状態で走行するのですから実際には「∞」なんですが。
清水町側の5合目にある展望台。
除雪されていません。足が埋まらないように恐る恐る登ると・・・
屋根が目線より低いってどんだけ~!
晴天の下、眺望を満喫しました。
国道38号に乗り換えて芽室町内。オドメーターが6,000kmに到達しました。
目的その1。温泉です。
道道54号東瓜幕芽室線を北上して「ゆもーる川北」へ。
しかし、ネット調べの結果とは裏腹に、オープンが13:00とか。残念ながら退散です。
国道38号には戻らず、畑のド真ん中にある信号機付き交差点を折れ、道道75号帯広新得線を東進。第2候補の幕別温泉を目指します。
道沿いに石碑を発見。美蔓地区の開拓百年記念碑でした。
町内会館や寺院があるのでかつては市街地であったと思われます。
5分ほど走るとまた現れました。帯広広尾道の目前に西士狩地区の開拓百年記念碑。碑文をじっくり読んで開拓時代を偲びました。
帯広市に入った辺りから畑地の中に点々と事業所が建つようになってきて、音更町に入れば市街地が開けてきました。
幕別温泉に行くには何処かで38号に出なければならないのですが、何処にしようかと考えながらも国道241号のバイパスと本線を直交し、十勝栄簡易郵便局がある交差点を境に進行方向の道幅が急に狭くなっていたためここを右折。38号へ向かいます。
十勝川の手前でT字路分岐。道道73号帯広浦幌線を西進。僻地のように感じられましたが、乗用車だけでなく大型トラックの通行が絶え間なく続いています。十勝川温泉の沿道であることや、豊頃町まで38号線と概ね平行しているためか、国道のパイパスとして機能しているものと思われます。
ここでも石碑を見かけました。Uターンして戻ってくると、そこは音更町発祥の地碑でした。
碑を見ている間、デミオを路肩に停めていたら同じ車線のクルマが対向車とのすれ違いのため一時的に何台も止まっていました。スミマセン・・・。
結局国道241号に戻ってきて、十勝大橋を渡って38号へ。
幕別温泉の周辺地図はネットでA4版にプリントしてきているので大体分かります。
国道沿いに温泉の看板が見えたためそれに従って右折。北海道道238号更別幕別線を走って根室本線の南側へ。
また温泉の看板が現れたのでそれに従って進むと・・・アレヨアレヨと郊外へ出てしまい、これはマズイと引き返すと、温泉の看板に示されていた矢印と逆に進んでいたのでした。
道道151号幕別帯広芽室線を進んで根室本線のアンダーパスをくぐり、踏切を渡って何とか正午に到着。幕別温泉パークホテル悠湯館です。
道に迷うのも旅の醍醐味だと思っているので、北海道の地図帳と自宅でプリントした目的地周辺のネット地図さえあればカーナビは要りません。故にマツダコネクトのカーナビのクレームなんて私には無縁中の無縁です。
露天風呂は大浴場の屋上です。お客さんの入りが少なかったため独り占めとなりました。
風呂上りにロビーで新聞を読みます。流石は十勝・・・。かちまいがある一方で道新が無い!
第二の目的地は「インデアン」です。ここでカレーを食べることが片道4時間かけてわざわざ十勝に行く動機になるほど熱烈に支持しているのです。
道道151号を経由して国道236号へ出て稲田通りを走って13時45分、インデアンみなみ野店に到着。
トッピング無しの素のインデアンカレーを頂きます。税別390円という庶民価格でも味は絶品!!一口ごとに感激していました。
第三の目的地は地元のパン屋。ネットで探して麦音にしました。インデアンもここの近くの店舗に決めていたのです。
まずは駐車場が広すぎる。30~40台は停められます。
商品のラインナップも大変充実していて、カフェコーナーもあり、札幌に出てきても堂々と張り合える内容となっていました。
焼きたてパンを4個買いました。
カレーを食べたばかりというのに早速クロワッサンを頂きます。
他の店と比べてバターの香りが引き立っていて美味しかったです。
全国的人気の塩パンもやっていて、安いのに美味しい。新たなスタンダードです。
隣にはニッテンのビート資料館がありました。
これで目的を達成できたので、後はブラブラと流してみます。
国道236号沿いに坂内村渡道百年碑がありました。
この立地には理由があるはずですが、国道の東側は民家と畑、西側は「清流の里」という最新の住宅街が広がっているだけであり、その理由を見つけることは出来ませんでした。
愛国駅。
国鉄広尾線廃線から30年近く経っても駅前は商店が残っている上、民家が相当な数ありました。
大正地区に入ると中心部が突然栄えてきます。市役所の支所まであり、普段の生活に必要な施設は概ね揃っている様子でした。
大正駅跡。雪が積まれていてホームに近寄ることは出来ず。
幸福駅。
おばさんが1人で売店を切り盛りしていました。それ以前に売店があることに驚きです。
愛国駅と幸福駅はどちらも客足が途絶えることはありませんでした。昭和期の一大ブームが去った後も観光資源として育て続けられてきていることが分かりました。
帰りに国道沿いの幸福神社を訪ねてみましたが、記念碑や由緒を示すものが一つもなく、収穫は1つもなし。
次に越前会館。
ここの町名は帯広市昭和町であり、越前の名は無いのに越前とはこれいかに?
敷地内に開拓50年記念碑と100年記念碑が立ち並んでいました。
どちらにも「越前団体」と刻まれており、調べてみると次のwebサイトにルーツが。福井県から越前団体を結成してこの地に移住したのが始まりなのだそうです。
http://www.tokachi.pref.hokkaido.jp/d-archive/sityousonsi/nakasatsunai_gaiyou.html
大正町に戻ってからは道道62号豊頃糠内芽室線に折れて芽室町を目指します。
途中で見かけた常盤神社。除雪が手付かずのため立ち入ることが出来ませんでした。
それよりも、芽室町の常盤神社ってネットで検索しても出てこない。ネット地図にも載っていない。マイナー度満点です。
芽室駅前を通過して走っているうち、国道38号に乗ることなく国道274号に接続できることが標識で判明。
途中で一時交差点の左折ポイントを通過してしまいましたが何とか274号に入り、後は札幌を目指すのみ。
帰りの日勝峠は一部雪解け水で路面が濡れていましたが気温がプラスだったので凍結はしておらず危ない思いはせずに済みました。
17時半には日高道の駅を通過し、その2時間後には自宅最寄のSSに到着。
燃費は幾らだったのかワクワクします。
前記の常盤神社を出発してからの約3.5時間走りっぱなし。
そこからの平均燃費(今回)は何と27.0km/Lを達成です。
札幌市内で落ちることを覚悟していましたが、瞬間燃費を極力30キロ台に維持した結果、ゴールまで大台を維持できました。
20日に同じSSで満タン給油してリセットしてからの平均燃費は25.8km/Lでした。満タン法での実測はこの9掛けくらいでしょうか?
そして給油。18.89L入りました。
前回の給油後の走行距離は501.7kmです。ということで燃費は・・・
26.6km/Lでした!
何と車載燃費計を超えてしまいました。峠越えまでして・・・もう脅威としか言いようがありません。
もう自分自身でも記録更新は不可能ではなかろうか。それほど期待を大きく上回るスコアなのでした。
1.3ガソリンでこれを超える記録を出された方、是非教えてください!