TopGearとBelgiumGP

地上波ましてや民放のTVは全く見ない習慣となって十ウン年なのですが、BSフジのTopGearのみはここの所クセになり、必ず土曜日の放映は録画しておいて時間のある日に見ています。

私はCS契約していないので、昨夜はBSのベルギーGP放映前に件のTopGearを見ていました。いやいや今回の放映分は強烈。１万ポンド未満の中古車でいつもの３人が競技をする企画で、みつけて来たのが３台のアルファロメオ。ジェレミーが７５のV6、リチャードがスパイダー、ジェームスがGTVのツインスパークでした。以降のストーリーはサーキット走行会とアルファのコンクールデレガンスで勝負をしようという流れなのですが、呆れるほどクルマを傷つけ、ぶっ壊すことを躊躇しない構成で、いつもながら人により、好みの差は激しいタイプの番組でした。
この番組、真ん中辺でやる主としてイギリスのTVスターへのジェレミーによるインタビューも歯切れ良く、見慣れるとクセになります。各ゲストは最後に毎回同じクルマでタイムトライアルをして、過去登場したゲストの中に順位づけもするのですが、車載カメラで映るドライバーの姿は普段着のノースリーブや半袖Tシャツで、ヘルメットだけ被ってフルハーネスとロールケージ付きのクルマをドライブしている点も笑えます。

続いてベルギーGPを見ました。小林可夢偉が初の最前列スタートで、決勝でも最高位リザルトを期待したのに、スタートで後続の３台に先行され、なんと５００ｍ足らず先のラソースでラフドライバーグロージャンに端を発するクラッシュに巻き込まれポイント圏外へ。スタートにあとコンマ何秒かの鋭さが必要なようです。今年後半に優勝か、少なくとも表彰台に乗らないと、来年のシートもそろそろ危ない時期になってきたのではないでしょうか。

佐藤琢磨とともにBARホンダで不遇時代を過ごしたジェンソン・バトンが、PPからゆうゆうの最速ペースで勝利し、貫禄を誇示したレースを見せられ、がっがりしたベルギーGPでした。