今日は暑くなりましたが、
今期初のTシャツ+短パンで洗車をしました。
1ヶ月ぶりでしたので、
汚れがこびりつき落としきれず・・・
後日、ホットカンパニーさんに洗車をお願いする
予定ですので、プロにお任せします。
さて、今回RISINGさんで仕様変更をして頂きました。
まずはサージング対策で新しくなったエンジンルームです。
サージングの経験が無い方も多いと思いますが、タービンがシュポシュポと、
蒸気機関車のような音を出しブーストが上がらなくなる現象です。
条件としては、以下のようなことのようです。
・ツインタービンで発生する。
・純正タービンより容量が大きい社外タービンの方が発生しやすい
・メタルよりボールベアリングの方が発生しやすい
・インテークパイプが純正より社外品だと発生しやすい
症状は、自分の経験上こんな感じです。
・5速、6速で3000rpm程度で発生する。
・負圧から正圧に入った直後、ハーフアクセルで発生する。
・発生するとブーストがハンチングして上昇しない。
・発生してもアクセルを踏み込むと解消することが多い。
ただ、上り坂では発生が続くこともある。
原理は、理解しきれていないのですが、自分の解釈では次のようだと考えられます。
(間違っていましたら、ぜひご教授願います)
・2個のタービンは、効率・吸排気系の違いから、ブースト上昇のタイミングが異なる。
・一方のタービンが先にブースト上昇した場合、インテークパイプの圧力が上昇し、
他方のタービンの吸気ブレードの動きを妨げる。
・他方のタービンの吸気ブレードは排気ブレードの動きを妨げ、排気の抵抗が増し
圧縮されるため、反発して排気ブレードが動作する。
・結果、他方のタービンがブースト上昇し、一方のタービンを妨げる。
これが交互に発生することで、ブーストの上昇が交互にハンチングする。
通常、タービンを出た吸気パイプはエアインテークで合流しますが、それをツインインテークとして
インタークーラーまでツイン化することで、かなりサージングが抑えられるとのことで仕様変更です。
後部タービンの出口です。純正のパイプを加工しています。
後部タービン出口から立ち上がり、前方に伸びていきます。
前部タービンからのパイプと並行します。
前部タービンの出口です。純正のパイプを加工しています。
2本並行してエンジンルーム下方に向かいます。
隔壁を通過してインタークーラーへ。2本並行しているのが分かります。
インタークーラー入り口へ。
ニスモのオイルクーラーエアガイドのため、インタークーラー入り口が見えないので、
斜めから撮った写真で見づらくなってしまいました。
そして、今回取り外した部品は・・・
ニスモのエアインテークパイプ
(引取先は決まっていますので・・・)
隔壁を通過する純正パイプ
インタークーラー入り口へのHKSパイプ
(誰か希望者に差し上げますよ)
そして、カットしたインタークーラ入り口
その内側です。滅多に見る機会は無いと思います。
サージング対策の効果ですが、今までと比べ9割くらいは発生しなくなりました。
ごくまれに発生しますが、特定条件が揃った一瞬だけのようです。
また、発生時のハンチングの幅も小さくなったので、のんびり流して走るのが
かなり快適になりました。
Posted at 2012/04/28 23:24:50 | |
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