2000年に取り付けた
トラストアルコンもついに寿命か。
フロントローターはヘアクラックが無数に走っています。
スリットも消えかかっています。
リアのローターは、多少ましですがレコード盤状になっています。
ローター破損のリスクがあると判断し、7月末の走行をラストに、
富士走行は自主規制。ブレーキローター交換の段取りに入りました。
ここでブレーキ構造の解説。(大きなお世話でしょうが)
フロントは、奇跡的にトラストに在庫がありましたが、
ローターとベル(ベルハウジング)のセットのみの供給で、
高額となってしまいます。ベルは継続使用可能ですので、
できればローターのみ入手したいところです。
リアは、トラストに在庫が無く、流通在庫も無い状況。
芝ライニングや、本家(英国)アルコンのサイトを当たっても、
同寸法のローターが存在しない! どうやら、トラストアルコンは、
キャリパーはアルコン、ローターはトラストオリジナル設計かな?
リアの製作をE社・P社・D社・H社に当たったところ、
P社・D社は対応不可。H社はAPの既製品ローターと、ワンオフの
ベルを製作可とのこと。E社は現在使用中のベルを再利用し、
ワンオフのローターを製作可能とのこと。
当然E社の方が安価になりますので、こちらに決定。
フロントはE社-エンドレスのローター単体が、カタログモデルにあります。
エンドレスの納期が1ヶ月とのことで、9月上旬まで
完成を待ちます。そして、ローター完成とのことで、現在使用中の
リアのローター・ベルをエンドレスに送り、組み替えて貰います。
・・・・・が、エンドレスより、ローターとベルが固着して
分離できないとの連絡が。となると、ローターに加えてベルも
ワンオフで製作するしかない。(ローターよりベルの方が高額!)
しかも、ベルの製作にさらに1ヶ月必要とのこと。
凹んでいると、翌日再度連絡があり、ベルが外れたとのこと。
結局、現在使用中のベルと新規製作のローターを組み合わせる
事になりました。(ホッ!)
ちょっと可愛い箱に入って到着です。
交換後のフロント
交換後のリア
フロントのベーン(ローター側面の冷却フィン)数は72。
リアのベーン数は65。
従来よりベーンが多いので、ローターの冷却効率が上がるはずです。
サーモペイント。緑は450℃、ピンクは630℃で、白に。
ベディング(高温での当たりづけ)の目安にするとのことです。
慣らしを終え、9月中には富士で走行したいと思います。
P.S.
各社との調整、交換、調整などに骨を折ってくださった、
カープロデュース谷田部のK店長、ありがとうございました。
Posted at 2012/09/15 13:53:41 | |
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