
サイクロン2を付けてからの感想です。
とりあえず箇条書きで・・・
①発進がし易くなった。
②低速トルクが若干上がった
③ブーストの立ち上がりが早くなった
④エンジンブレーキが強くなった
こんな感じでした。
ではそれぞれの理由を考えてみます。
①②については8/24のブログで書いた通り
、「渦」の効果が出たのでしょう。
概ねサイクロン2の謳い文句の効果が出た。と言っていいでしょう。
③については、8/24に時点で考えていた、「
タービンまでの流れが良くなればブーストが掛かりやすくなる」
という事が作用してると思われます。
※数字的に言えば、90kpaの空気を200kpaに加圧するより、100kpaの空気を200kpaに加圧する方が速いしエネルギーの消費量も少なく済みます。
また、他の要因として、サイクロン2の渦の回転方向を見て思いついたのですが、
サイクロン2は右向きの回転で、
タービンの回転方向も右向きです。
実は
コレがかなり効いているのではないかと・・・。
空気も質量を持っているので、静止(回転していない)している空気をタービンで回すより、すでに同じ方向に回っている空気をタービンに送ったほうが効率は良い筈です。
※タービンは遠心力で空気を圧縮(加圧)している。
※回転している空気は遠心力を持っている。
※止まっている空気を回転させる為のエネルギーを消費しなくてすむ。
もちろん、タービンを出た空気には渦がなくなりますが、
タービンの負荷を軽減できることになるので、逆説を言えばちょっとタービンの性能がUPしたとも言えるかな?
さて、ここまで読んでちょっと疑問に思いませんか?
タービンに影響が出る程の渦がサイクロン2で発生してるの?と。
イメージを掴む為に
吸気速度を計算してみました。
(ターボは計算が難しいのでNAエンジンの例ですが・・・)
2000ccの4気筒4サイクルエンジンの場合、1回転で1000ccの空気を吸い込みます。
となると、3000rpmの際は1分間に3000回転なので、1秒間で50回転します。
なので、50回転×1000cc=50000cc
3000rpmの際は50000cc(50L)の空気を吸ってます。
量が分かれば、配管の径が分かれば速度が出せます。
今回Φ65のパイプにサイクロン2を入れたので、Φ65で計算します。
で、以下となります。
rpm : 吸気速度(m/s)
0 : 0
100 : 0.50
500 : 2.51
700 : 3.52
1000 : 5.02
1500 : 7.53
2000 : 10.05
2500 : 12.56
3000 : 15.07
3500 : 17.58
4000 : 20.09
4500 : 22.60
5000 : 25.11
5500 : 27.62
6000 : 30.14
6500 : 32.65
7000 : 35.16
7500 : 37.67
8000 : 40.18
どうでしょう?
Φ65の配管の中をこんな速度で
空気が流れているんです。
※ちなみに台風というのは平均最大風速が17.2m/sで台風と呼ぶそうです。
3500rpmで台風の風速ですね。
そして、35m/sでは、自動車や列車の客車が倒れることがあるそうです。
この流速に対し、サイクロン2は約
25°の羽角度です。
なんとなくイメージ付いたでしょうか・・・。
さて、長くなりましたが次です。
④エンジンブレーキが強くなった。です
これはまったくの想定外でした。
というか、
ナニ~?って感じです。
もしかするとスロットルを全閉にすると、渦の効果よりもサイクロン2自体の
抵抗が勝ってしまうのかもしれません。
ブースト計を見ると、アイドリングで-50kpa前後。エンジンブレーキ時で-80kpaくらいになってます。
う~ん?
これに関してはイマイチ分かりません(;;- -)?
とまぁ、こんな感じですね~。
アクセル開けるとブーストが
ガーと立ち上がって、アクセル閉じると
ズドンとエンジンブレーキが掛かる感じになりました。
ぶっちゃけ乗りづらくなりました(笑
低速トルクが上がった事以上にエンジンブレーキが利きすぎです(笑
以上でした。
是非お試しあれ?
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Posted at
2010/08/27 21:46:49