ちょっと危ないお遊びを・・・。
インプレッサは
ターボ車です。
ターボ車といえば自分の好みや用途に合わせて社外タービン等に交換したりするのは定番ですね♪
かくいう私もスペCのボールベアリングタービンに交換してます。
ターボの改造・チューンといえばなんでしょう?
社外のハイフロータービンに交換して馬力UP?
スラストメタルタイプからボールベアリングタイプに交換して下から回るようにする?(私はこれです)
フルコン・サブコン・ブーストコントローラーなどコンピューター系ブーストアップ?
強化ブローオフにする?
強化アクチュエーターにする?
まぁ、他にもありますが色々ありますよね。
で、今回目を付けるのは
アクチュエーターです。
アクチュエーターって何?って方はお帰り下さい(嘘
アクチュエーターってのはブースト圧力を制御してるものなんですが、
「アクチュエーター、ウエストゲートバルブ、ソレノイドバルブ」
この3つはセットで考えてください。
ウエストゲートってのが、コイツです
(赤丸)

排ガスをタービンに当てずに逃がす事でブーストの上昇を抑えます。
アクチュエーターってのは
青丸のやつです。
これが
ウエストゲートの開閉を制御してます。スプリングが入っており、スプリングのテンションでバルブを閉めています。
で、
アクチュエーターを制御してるのが
ソレノイドです。
実写だと説明しにくいのでイラストで・・・
ソレノイドが開閉すると
アクチュエーターに圧力が掛かったり、掛からなくなったりします。
アクチュエーターに圧力が掛かるとスプリングを押して
ウエストゲートを開けます。
自分のブースト圧を使ってウエストゲートの開閉をしてるのです。
ブーストが上がりすぎると
ソレノイドを閉じて
アクチュエーターに圧力を掛け、
ウエストゲートを開けて、排ガスをタービンに当てない→
ブーストの上昇を抑える。
この
ソレノイドの開閉は
ECUで制御しており、目標のブースト目指して開度を調整してます。
ECU → ソレノイド → アクチュエーター → ウエストゲートと制御してる訳ですね。
そうそう
インプレッサで有名な
ブースト0.5病はこの
ソレノイドが原因のようですね。
なんらかの要因で
ソレノイドが閉まったままになると、
常時アクチュエーターに圧力が掛かるようになります。
で、
アクチュエーターのスプリングの強さが
0.5×100kpaくらいなので、
ブーストが0.5になると
ウエストゲートが開いてしまい、
ブーストが上がらない=ブースト0.5病。
というようです。
ちょっと話が脱線しましたが、ブースト0.5病が
ソレノイドの閉まりっぱなしなら、
逆に
ソレノイド開きっぱなしになったらどうなるでしょうか?
ソレノイドが開きっぱなしになったらウエストゲートは開きません。
と言う事は・・・
どこまでもブーストが上がる???
(機器的限界まで)
導入まで、長くなりましたがようやくタイトルです。
そう、
「ちょっと危ないお遊び☆」とは
「ソレノイドバルブを殺してしまう」事です(爆
もしブーストがソレノイドの制御を離れたら一体どんなブーストが掛かり、
どんな加速を見せてくれるのか・・・?
さて、では、どうやってソレノイドを殺しましょう?
ソレノイドの配線抜いてみる? → ソレノイドは通常CLOSEなので閉まりっぱなしになってしまいます。
ボンネットを覗いてみると・・・ソレノイドやアクチュエーターを繋いでいるのは細っそいホースです。しかも三つ又で刺さってるだけ(笑
ウインドウウォッシャーのホースみたいです。
スポっと抜きます。
さぁ、ソレノイドからアクチュエーターへ続いているホースを抜ました。
これで、ソレノイドは切り離され、
大気開放状態です。
このままだと負圧になった際にここから吸ってしまうので、ウォッシャー用のワンウェイバルブをさします。
これで、ブーストが掛かってもアクチュエーターに圧力は掛からず
全て大気へ抜けていきます。

こういう状態。
つまり・・・
ブーストノーコン状態!!
走ればECUはソレノイドを開閉しますが、繋がってないので全く意味なし(爆
ブーストを制御するのは己の足のみ!!
さぁ、一体どんな加速を見せてくれるのか!?
発進~!加速~!!
およ?およよ??
なんか
物凄い勢いでブーストが上昇しますよ?
で、
ブースト1.0で激しくハンチング(爆
ちなみに2速・・・。
どうやらブーストコントロールなしでブースト掛けるとそのギアのブースト限界あたりで
激しくハンチングするようです。
(2速はあまりブースト掛かりませんからね・・・)
他のギアでも試してみるが、いつもより
勢い良くブーストが掛かる。
(3速以上のギアでフルブーストは速度の都合上できませんでした。)
ECUのブースト制御ってかなり余裕を持って制御してるんですよね~。
その制御から解き放たれたこの状態が、このタービンのブーストの掛かり方の限界なんでしょう。
しかし、
立ち上がりは早くなりますが、
上で安定しないので、結果としては遅いのかもしれません。
やはり制御は必要ですね~。
ではECUをちょちょっとイジって・・・(コソコソ
ソレノイドの制御をイジってやれば強化アクチュエーターなんていらないかもしれませんね。
まぁ、こうなるだろうと予想してましたが、面白いように予想通り(笑
そうそう、どんな感じなのか試してみるのは結構ですが、ブースト圧をしっかり監視できる状態でやってくださいね。
3速以上でフルブースト掛けたらどこまでブースト上がるかワカリマセンので、
壊しかねませんよ?
*理想の制御?
ブースト ~0.5まで →ソレノイドCLOSE
ブースト 0.5以上~ →ソレノイドOPEN
簡単に言うとたぶんこれが最速セッティング。
アクチュエーターは0.5くらいまで動かないので、ソレノイドで逃がさなくてもウエストゲートは開かない。
0.5以上はアクチュエーターが動くので、ソレノイドOPENで逃がす。
繰り返しになりますが、簡単に試せますけど一歩間違えば壊れるので試す時は自己責任でお願いします・・・。
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[過去所有]インプレッサWRX STI | 日記
Posted at
2011/10/26 19:47:45