Tukiminaに
「リジカラってどうなの?効くの?」って聞かれたので、折角なのでちょっとつらつら書いてみます。
まずリジッドカラーって何?って言いますと・・・。
英語で書くと”
rigidcollar”です。
rigid:硬いとか固定式という意味
collar:スペーサーと同義
という事で、
固定用のスペーサーってことです。
リジッドはリジッドラックやリジッドアクスルのリジッドですね。
似たようなものでシフトカラーとかもありますが、
今回はサブフレーム用のリジッドカラーの話をします。
まぁ、検索すればリジットカラーの用途なんてすぐ出てきますけど説明しましょうか。
タイトル画面のイラストを見て下さい。
ボディとサブフレームをボルトで接続してる訳ですが、ボルトを通す穴がボルト径とピッタリで無い為(ピッタリだと組み付けが大変)隙間が出来てしまいます。
隙間があると荷重がかかった際にガタが出てしまい、サブフレームの効きをスポイルしてしまう。
そこで、リジッドカラーを入れてやり
隙間を埋める事でガタを無くす。
というものです。

写真で見るとこういうイメージ。
さて、リジッドカラーについてはこれで解りましたね?
・・・・・で、効くんでしょうか?コレ。
え~・・・私はTukiminaには、
「殆ど効かねぇよそんなもん(爆」 と言いました(笑
あ、もちろん理由は説明はしましたよ。
で、理由にいきましょう。
まずはコレを見ていただきましょうか

さて何のボルトでしょうか?
はい正解!サブフレームのボルトです。
インプレッサは
10本のボルトでサブフレームを固定しています。
※以前サブフレームの交換をしてるのでこんな画像がありました(笑
さて、10本もボルトがあるのに、ガタなんてそうそう出るでしょうかねぇ・・・?

純正サブフレーム
こいつを10点固定してる訳ですよ。
ちょっと解りやすく絵を描きます↓

それぞれの穴に対してボルトがズレている状態です。
しかしそのズレの大小、向きは個体差もありまちまちです。
このズレた状態ってガタ出ます?
ま、出るには出るでしょうが、大した事ないと思いません?
そもそも、ボルト一本自体の
ガタだって1mmとかそれ以下のレベルです。
例えばサブフレームが2点止めだとか言うなら話は別ですが、10点止めなので
それぞれがそれぞれのガタを相殺している状態の筈です。
それにぶっちゃけて言ってしまえば、
ボルトがしっかり締まっていればサブフレームがズレるなんて事はほぼ無いと言えます。
もし仮にズレたとしてもそれが素人に解るレベルの動きではないです。
そもそもズレる前にサブフレームは撓りますから。
素人にその「ズレ」と「撓り」の見分けは付かないでしょう。
運転していてアライメントがコンマ数mmズレたのに対して「あれアライメントが狂ってる!?」なんて気が付けるような人なら違いは感じれると思いますが・・・。
少なくとも私は無理です(笑
という事で
「殆ど効かねぇよそんなもん(爆」という結論なわけです(笑
効果はあるかもだけど体感は出来ないでしょう。って事です。
正直言ってリジッドカラーを入れるなら、まずはボルトの締め付けを確認した方がいいです(走行振動等で緩む可能性あり)
そして、アライメントをビシっと調整して、タイヤの空気圧をキッチリ管理しましょう。そうそうブッシュ類の点検交換も。
そっちの方が
何倍も効くと思います。
もっと言えばタワーバーやブレース入れた方が
何百倍も効くと思います。
やれる事を全部やって管理もしっかりして、それでもと目指すのであればリジッドカラーの導入に踏み切る。
サブフレーム用リジカラは最後の最後の方で良いと思います。
と、以上リジカラ談議でした(笑
あ、そうそう。リジカラ入れたらアライメント調整しましょうね。
元々あったそれぞれの穴のズレをカラー入れて中心に持っていくと、アライメントが狂います。
穴ズレがあったのが正常だったのに、矯正してしまうと結果としてアライメントがズレる。
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Posted at
2012/03/05 18:17:34