フロントリーンフォースメントを外しました。
→整備手帳:フロントリーンフォースメント取外し
で、フロントリーンフォース外したら剛性下がらないの?
って思うでしょうから、
私なりの見解を述べたいと思います。
(注:これが正しいとが限りません)
そもそもリーンフォースって何?って所から話すと、和訳すると
補強材のことなんですが。
さて、フロントバンパー裏に配置されるリーンフォースは何のためにある?
すぱっと言っちゃうと
正面からぶつかった時に対する補強なのです。
このリーンフォースが無いと最前面にある機器はラジエーターなので強度がありません。
これだと、ぶつかった物にもよりますがエンジンルームに
ノーガードで対象物が突っ込んでくる事になります。
そうなると共ずれでエンジンが押され、
ドライバー目掛けてエンジンが迫ってくる。という事態に・・・。
これを防ぐためにリーンフォースを付けるわけです。リーンフォースがあればエンジンルームの過度の潰れを抑えられ、
乗員の生存率が上がります。
また、リーンフォースはただ左右を繋いでるだけでなはく、クラッシュ時に
理想的に変形するように、計算された形になってます。
曲がったリーンフォースが
自分目掛けて突き刺さりに来たらイヤでしょう?
と、いうのがフロントリーンフォースメントの役割です。
衝突安全性の規制が強化されてから付けられるようになったモノですね。
なので昔の車には付いてません。
で、コレが
剛性に影響するのか?という件ですが。
まぁ外したので、結果を言ってるようなものですがwww
剛性に影響はないと思います。(あっても軽微)
そもそも上記の通り、剛性の為に付いてる訳じゃない。
以下、解説です↓
タイトル画像に
骨格の簡易図を描いたのですが、エンジンルーム周辺は大体このような構造になってます。
各部を色分けしたのですが、まずねじれが生じる要因は大きく二つです。
①サスペンション(足回り)
②エンジン(最大重量物)
サスは直接路面からの影響を受ける部分ですね。
エンジンはクルマの構成で最も重いものです。コーナリング時などは遠心力が多大に掛かります。
では、まずは
エンジンから見ていきましょうか。
エンジンはエンジンマウントを介しメインフレーム(下)に乗っています。
乗ってるだけです。左右も他に繋がっていないし、上部もどこにも繋がっていない。
エンジンに左右加重(遠心力)が掛かっても
受け止めるのはメインフレーム(下)です。
メインフレーム(下)にはサブフレームも付いており、
ここに掛かる力に対しリーンフォースは何も干渉していません。
次は
サスペンションです。
サスはストラット上部がメインフレーム(上)に、ロアアームがメインフレーム(下)へ繋がっています。
ロアアームはただ繋がっているだけで、足が動いても基本的にメインフレーム(下)へ
ねじれを生じさせるような作用はしません。
ストラット上部はタワーバーで左右連結しており、ねじれ作用は
タワーバーが受け止めます。
仮にタワーバーが無くてもラジエータよりも前面に付いている
リーンフォースはストラットより発生する力に干渉しません。
と、エンジンもサスもリーンフォースによる影響を受けていない事が推測されます。
考えてもみてください。こんなところに棒が付いていても何の剛性に影響するんですか・・・と。
そりゃトータルで見れば多少は影響するのかもしれませんが、素人レベルが分かるような影響度ではないです。
私にとってこの剛性に影響しないであろう3.9kgの棒はただのデッドウエイトです。
ほとんど無い剛性影響のためにフロント最先端に3.9kgはちょっとね・・・。
と言う事で、取り外しに至った訳です。
当然
安全性は低下しますのでそこは覚悟の上です。
一応、
良い子マネはしないでね。と言っておきますwww
簡略的でしたがこんな所で以上です。終了♪
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小難しい話とか | 日記
Posted at
2012/09/17 20:18:20