
タイヤ交換をしていてふとエアゲージを見たら、
エアゲージがボケ(※)てました。
※0圧で+30kpaを指していた。
今までとその前も
エーモンの500kpaのエアゲ-ジ(品番6777)を使用していましたが、
ある日突然狂うんですよねこの子・・・。
最小レンジが10kpaで精度が良いので気に入っているのです。
(ちょっと高いけどね¥¥)
ちなみに
最小レンジは0に近いほど正確な指示を出していると思ってOKです。
コイツは
10kpa以下でストッパーが付いてるのでそれ以下は見れません。ですが、
+10kpa以上狂うとストッパーに当たらなくなるので気が付きます。
安物にあったりする
50kpaとかでストッパーが付いてるヤツは信用できません。それは
+50kpa以上狂わないと気が付けませんから。
250kpaいれたつもりが200kpaしか入ってなかった。とかが普通に有り得るのがそいつらの欠点です。
あまり安すぎる物は低圧の精度を誤魔化すのに+40とか+50kpaでストッパーが付いてるので私はオススメしません。
いちいち別のエアゲージと頻繁にダブルチェックしないといけなくなりますので手間ですし、無駄です。
また、
最大レンジが大きすぎるのも精度が悪いので1000kpaとかトラックにしか使わないような高圧PGは乗用車で使わないほうがいいです。
※コンプレッサー用のエアタイヤゲージや電動インフレーターはだいたいレンジ1000kpaくらいのPG(圧力計)がついてるので信用してはいけません。
さて、エアゲージについて熱く(?)語ったところで、せっかくボケたPGがあるので
中身の紹介でもしましょうか(笑)
あまり見ない??エアゲージの分解図。
気になるのはガワよりも中身ですよね?
このタイプは
ブルドン管式圧力計というものです。
銅管が円弧状に曲げてあり、その先で歯車を介して針に繋がっています。
あまり良く見えないかも・・・?
銅管の先から真鍮のリンク→ギア→針と繋がっています。
作動原理は非常に簡単です。
銅管は中が空洞になっており、
エア圧力がかかるとその力で円弧が開く方向へ動きます。
銅管が開くので、針が動くというわけ。
※写真は指で銅管が開く方に力をかけています。
エアゲージの多くはこのブルドン管式を採用しています。エアゲージ以外の一般的なPG(圧力計)もこのタイプが多いですね。
さて、中身の紹介も終わった所で、
次のエアゲージを買ってきました。
BALのダイアフラム式エアゲージ(品番1224)
※製品案内から持ってきた写真ですみませんが・・・。
0ストッパーなしで、最大レンジが400kpaというなかなか優秀そうな子です。
コイツはブルドン管式ではなくダイアフラム式ですが・・・ダイアフラム式である必要があるのかは正直なんとも・・・(笑)
ダイアフラム式っていうのは別名「隔膜式」とも言います。測定流体と測定器の間に隔膜(ゴムや金属薄板など)を挟み、その隔膜の動きを利用して圧力を測定します。
ダイアフラム式の良い所はブルドン管を腐食させてしまう流体や、粘度の高い流体等の測定ができる所なのですが、
エアゲ-ジには不要でしょう(笑)
なんでBALはダイアフラム式を採用した!?
ブルドン管式とダイアフラム式を知っていて、かつ「ダイアフラム式だから」という理由で買う客層が居るとしてもかなり少ない気がしますが・・・。
まぁいいですけど・・・。
いつになるか分かりませんが、これもボケたら分解してみましょうかね(笑)
あ、ちなみに購入したダイアフラム式エアゲージ、予備のブルドン管式エアゲージ、バイク用のデジタルエアゲージ、エアモニ(空気圧監視センサー)と比較しましたけど、全部あってました。
使用しているエアゲージの指示を疑いたくなった場合の為に
2つ以上エアゲージを持ってると安心できますよ(爆)
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Posted at
2016/11/21 20:41:09