
インプレッサの
バッテリー様が寿命を迎えそうなのでバッテリー交換しました。
使用していたバッテリーは
SHORAIバッテリーのLiFePo4バッテリー。所謂リチウムバッテリーです。
2014/10/03から使用開始して、2年と3ヶ月あまり。
リチウムバッテリーは寒さに弱い(低温時の始動性悪化)特徴があり、冬季は始動性が悪化する傾向なのですが・・・。
最近はキーON(エンジン停止状態)での電圧が9.5~10.5V程度しかない(笑)
これは気温が低いからという理由ではなく、満充電になる走行直後でも低い(笑)
ターボタイマーを電圧計として見てるのですが、
10V以下(笑)
一般的なバッテリー(鉛)の場合、13→10.5Vまで低下するまでに使用できる電気が容量ですので、
10V以下は容量ゼロ以下(爆)
鉛バッテリーで10V以下だと多くのケースで始動不能になる電圧です。所謂”バッテリー上がり”の状態ですね。
しかし・・・ね。リチウムバッテリーは低温には弱いが
始動性が良いという特徴がある。
ぶっちゃけ10V以下でも普通にエンジン掛けられます(笑)
で、エンジンさえかかれば、あとはオルタネーター発電で走れてしまう。
まぁ、エンジン掛かるから良っか☆
ってノリで暫く使ってましたが、オルタネーターは結構良い感じ(?)電圧が振れます(変化します)。
電圧が上下する中で、瞬間的な電圧低下した際の下限を抑えてくれるのがバッテリーの電圧だったりします。
※バッテリーが13Vあれば、オルタネーター電圧がたとえば一瞬10Vになっても、車両への供給電圧低下は13Vで抑えられる。
しかし、バッテリーが9~10Vしかないので、
オルタネータ発電電圧が落ちる(※)と当然供給電圧も9V台まで落ちる(笑)
(※回転数上げないで停止→発進する時などでEG回転数が落ちると発電が落ちる)
アクセル開けないでアイドリングだけで発進して回転数がアイドル回転数を下回ったときに、ナビと排気温度計が再起動したのには笑いました(笑)
酷使されたリチウムバッテリー様(爆)
しかし、今回のケースで思いましたが、
鉛バッテリーは突然始動できなくなって終わるケースが多くて、バッテリー寿命の兆候って見え難いな。と。
なんとなく掛かりがわるいかな?と思ったら次回いきなり始動不能になるのが鉛バッテリーで、それを防ぐには事前交換をしていくしかない。
鉛バッテリーの特性上、一番苦手なのは始動ですから、一番最初にできなくなるのは始動です。そしてそれが出来ないとオルタネーターが回らないのでお手上げ。
対してリチウムバッテリーは始動が得意で、継続性(容量)が少なめ&低温が苦手という特性です。
なので、今回のようにかなり
電圧が下がっても始動ができたりする。
始動できてしまえば、オルタネーターで走れるので自走できます。
そしてバッテリーの寿命は、アクセサリー電源の方に先に影響が出る。ナビや電装品が再起動するようなら、そこがバッテリーの限界。
エンジンの始動はできるが、電装品の安定性が落ちる。というのがリチウムバッテリーの寿命のサイン。
いつ死ぬかわからない鉛バッテリーよりは死の兆候が見えるリチウムバッテリーの方がある意味安心?
とはいえ、使用は2年と3ヶ月。鉛バッテリーと比べると、寿命は短かったかな。でも
使用環境によっても変わるし、なにより・・・
バイク用リチウムバッテリーだった。
という
本来の想定外使用環境だったので、寿命の長短は今回では測れませんね。
さて、いつもながら長話になりましたが、次の使用バッテリーはどうしようか?と。
使用していたのは
「LFX27L3-BS12」で、
「27A/h(10時間率)、CCA405」というスペックです。なんといっても長所は
「軽さ」。
2年前のブログで更にダウンサイズして軽量化するのもアリかも?なんて書いてますが・・・
※ブログ→
2014/11/10 禁断のバッテリー交換?
2年越しになっての評価ですが、
LFX27L3-BS12は2Lターボ車に十分使えます。
ただし、気温が-5℃くらいよりも下回ってくると、一発始動できなくなってきます。ヘッドライトをつけたりして「バッテリーを起こす」作業が必要になる。
バッテリー容量が少なめなので、エンジン停止状態での電力消費はできるだけ抑える(エンジンOFFでヘッドライト点灯などは控える)という若干の制約がある。
この2点を気をつければ問題なし。
これを踏まえて、ダウンサイジングするか?と言うと・・・。
あまり、オススメできないかな?というのが私の意見。
ダウンサイジングするとCCAが低下するので、気温制約がもっと上に来るのが予想されます。それはちょっと面倒。
それになにより、ダウンサイジングする目的は軽量化です。
①27A/h(1.75kg)CCA405
②24A/h(1.64kg)CCA360
③21A/h(1.38kg)CCA315
④18A/h(1.038kg)CCA270
いっても18A/hのモデルが限界かなと踏んでますが、現状から700g程度しか軽くならないんですよね・・・。
700gの為に不便になるのもイマイチかなぁ~。
という事で、
同サイズを維持する事にしました。
LFX27L3-BS12 新旧比較
上:新品
下:旧品
なにやら、ちょっと違うぞ・・・
旧品にあったフタが新品にはないですね。
旧品のフタは何なのかというと。中には通電用のプレートが入ってます。
このプレートをつけないと、+-端子に通電されない仕組みになってます。ようは出荷用の安全装置。
新品はコレが省かれたようです。
・・・気になりませんか?コレが省かれた結果が。
新品の重量は1.682kg
※最下ケタの液晶が死んでますが気にしない。
旧品の重量は1.895kg
そう、
余計な金属部品が減る事で軽くなってるのです。
※カタログ上は新も旧も1.75kgと記載されていました。
今回はサイズを変える事なく同サイズを再び購入しましたが、意外にも213gの軽量化になりました(笑)
NEWバッテリー様の搭載完了。
また2年ちょっと頑張ってもらいます。(もっと持つと嬉しいけど)
キーON(エンジン停止状態)で12.78V。
購入後充電しないでそのままの電圧なので12V台ですが、一旦充電されれば13V台になります。
これくらい電圧があるとエンジン始動もキレのある掛かり(?)になりました(笑)
††余談††
余談ですが、最近キーレス(ドアのロック/アンロック)の調子が悪くて作動しなかったのですが・・・
※キーレスの電池交換してもダメ。車内からの集合ドアロックは作動する。
今回バッテリー交換したら正常に作動するようになりました(笑)
キーレスくらいなら10V以下でも作動すると思っていたのですが、10V以上ないと作動しないようですね(笑)
皆さん。キーレスが効かないときはバッテリーが悪いかもしれませんよ。
まぁ、キーレスが効かない電圧(10V以下)ならエンジンも掛かりません(※)が・・・。
(※私みたいにリチウムバッテリー使用とかで無い限り)