
この前
R6(紅)のセルモーターが逝くという事件がありましたが、実は
インプレッサちゃんのセルも懸案事項があったりしまして・・・。
結構前からなのですが、セルが
少し空走する時があるんですよね。
セルの空走って何ぞや?っていうと、
キーON→きゅきゅ(クランキング)→ぼん(初爆)→ぼぼぼ(アイドル)&しゃぁ(セル)
って感じ
セルを回して初爆を確認したらキー戻すじゃないですか。でも一瞬セルがしゃぁって空回るんですよ。
毎回ではなく極たま~になのであんまり重要視はしていなかったんですけどね。
R6の件もあるし、これ一体何の不具合なの?って。
これを考えるにはセルモーターの構造を考えないといけない。
車のセルモーターというのは、エンジン(フライホイール)からは通常切り離されており、
使用するときのみピニオンギアが噛み合う構造になっている。
電磁石の力でピニオンを噛み合う位置まで飛び出させる構造になっている。
※ピニオンを戻すのはスプリングの力。
で、症状から推測するに、この
ピニオンの戻りが渋くなっているのではないかと。
※始動後にすぐ戻るべきピニオンが戻るのが遅い為、エンジンに引っ張られてセルが空走する。
この症状が進行するとどうなるか・・・?
ピニオンが出っぱなしになって走行した場合、セルモーターの過回転によるモーター焼きつき。
ピニオン完全固着の場合はセルが使えなくなる為、エンジン始動不能。
・・・と中々面倒な感じになりそうだ。
インプレッサの走行距離は
16.4万kmになっており、セルモーターの一般的な
寿命は15万kmと言われている。
これは壊れる前に交換しておきましょう。というのが今回の経緯。
で、セルモーターを買った訳ですが、リビルド品か新品か・・・迷ったけど、新品にしました。
リビルド品って要はO/H品ですから不具合もあるときはあるみたいですし。
品番は
[23300AA420]がGDB用です。が、新品番に変わったらしく
[23300AA4209L]ってのが新品番みたい。
で、届いた箱には新品番[23300AA4209L]の記載、モーターには旧品番[23300420]の記載という訳分からんものが来ました(笑)
まぁ、付けばいいんです付けば。
で、当然自分でセルモーター交換をやる。
まぁ難しいことは無いですね。電気系統なのでバッテリー殺すのを忘れずに。ってのが注意なくらい。
セルモーターはインタークーラーの真下にあるので、毎度の如くI/Cは外さないといけない。
整備手帳:
セルモーター交換
新旧比較。
新品だけあってピカピカですね。
外した方は13年間、16.4万kmお疲れさまでした。
さて、気になるのはピニオンの動きです。
スッカスカ動くじゃん!!
※新品と比較して問題なし。
・・・え~~~っと??
つまり・・・???
予想が外れた??
うん。そんな事もあるさ。
(だったら原因はなんだったんだ・・・)
まあ、交換時期だった事は確かですし、無問題。
あまり見ない、セルモーターの取付穴からのフライホイール歯。
特に磨耗等もなく問題ないですね。
ピカピカの新品を取付け。
なんとなくセルの勢いが良くなった気がします。これであと13年戦える!?
結構、不具合を認識してても補修を後回しにして結局トラブルに・・・ってケースもあるので、今回はトラブルを未然に防げたと思って良しとしましょうかね。
もしかしたら今回はピニオンを外から引っ張ったから問題なく見えただけで、実は電磁石側の問題かもしれませんね。電磁石側の固着は外から触っても分からないので。
今度外したセルモーターを分解してみようかしら。
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[過去所有]インプレッサWRX STI | 日記
Posted at
2018/05/04 19:05:29