
たま~にセローでふらっとお買い物とかに行きたいときに、
荷物が載らないので困ります。
そうなるとリュック背負って行く事になるのですが・・・正直面倒です。それに結局大した積載能力はないし。
という事でセローを
<お買い物仕様>にする為、足りない積載能力を確保したい。
一番簡単なのは
パニアケースを取付ける事。次点で
ホムセン箱を取付ける事。
しかし、
セローのメインは<林道アタッカー仕様>なので普段は箱は使いません。
だから着脱が容易である事は必須です。あくまで
<お買い物仕様>は偶に使うだけ。
ぱっと見、要求を満たしているのは市販のパニアケースですけど・・・
台座がバイク側に残るのが気に入らない。
と、色々考えて
一番自由度の高いホムセン箱で行く事に。
構成の条件は以下4つ
①頑丈であること
②着脱が容易(手軽さが重要)
③バイクに台座等を残さない(常設しない)
④ベルトを使わない(セットが面倒)
何にしようか迷って、箱本体は
リングスターの工具箱[ドカットD-4700]を購入。(持ち運び用の取っ手は外して使います。)
耐過重500kgf(※)なので頑丈そう。転倒の事も考えて出来るだけ頑丈なヤツを選びます。
※垂直荷重です
内容は正方形に近いサイズで、取外せる中皿付き。
この位置に取付けを目指します。
リアキャリアがあるので
[台座を残さずに箱を着脱可能]になんとか加工してみましょう。
箱の底に色々取付けて底が抜けると困るので、補強の板(アルミ複合板)を切り出します。
この複合板に色々金具を取り付けて、最後に箱と合体させる形にします。
なのでまずは
この複合板をキャリアに着脱可能に固定する。
※ベニア板も考えましたが、耐水性の観点から複合板をチョイス。赤色なのは安売りされてたから(笑)
キャリアとの水平方向のズレ止めにはレベルスペーサーを使います。
コレ使えそう。って買ってみたら
なんとキャリアの形にピッタリ!!セローの為にあるのかこの資材は(驚)
いくつか取付けます。これは箱を外したときの底脚にもなる予定。
で、パコっと嵌める。これで前後左右の動きは固定できました。あとは垂直方向の固定ですね。
あ~でもないこ~でもない。って色々やってこんな金具をつけました。
とにかく簡単確実にロック/アンロックが出来る構造を目指します。
この金具に
閂(かんぬき)を通してキャリアと固定する。(尺でイメージ)
で、閂を作るのだけど・・・ただ通すだけだと閂が脱落するので
閂のロックを考える。
ローラーキャッチを用意。いわゆるドアキャッチです。パチンと嵌めて固定ができるモノ。
閂を作るのにステンレス板を切り出します。
曲げ加工して、穴開けしてキャッチの片割れを取付けます。
ローラーは複合板に取付け。
これで閂を固定します。
左右2本の閂を差し込む構造です。
こうして閂を差し込んでキャリアの垂直方向を固定し、閂自体はローラーキャッチで固定される。
ちなみに閂を抜く(ローラーキャッチ)のに結構力が必要なので取っ手を付けました。
箱との接合用の為にボルト穴を避けてスポンジマット(粘着テープ付き)を貼って平坦化。
複合板と箱をM6ボルトで合体。
※振動で緩むので各ボルトは全てネジロック塗布で組み付けです。
バイク側には何も残さず
箱側に全てを取付け。着脱は閂2本の抜き差しだけ。という構造。
物を入れるのにボルトナットの突起が邪魔なのでクッションを入れます。
これで箱の取付けシステムが完成しました。
キャリアに箱を載せて閂2本差せば固定できるという簡単さながらガッチリと固定できます。ベルトも使わないので見た目もスッキリ。
デメリットは作るのが面倒って事と、箱を外したときに閂2本が別部品として余る事(一体物にできれば最善でしたが)。
こんな着脱方式を作ってる人は果たしているのだろうか・・・。普通はここまでやるならパニア買えよって話ですけどね(爆)
※バイクに台座を残さないってのが今回のポイント。パニアやパニア台座流用ホムセン箱ではクリアできない(かつベルトを使わない)
使うかわからないけど、運ぶ用のショルダーベルトも作成。
でもこれはついでなのです。
こっちがメインの使用姿。
万一ロックシステムが破損した場合、このベルトを使って仮固定して走れるように。という保険品。
ショルダーベルトとしても使えるし、非常用固定ベルトにもなる。普段は外して箱の中に入れておくだけです。
試走もしましたが特に問題なし。(ホムセン箱載せてホムセンへ行くセロー)
振動やビビリ音もなく、乗ってると後ろに箱があることが分からないくらい。
あくまで舗装路用の
<お買い物仕様>のつもりですが、
林道走っても大丈夫そうですね(笑)
まぁコケた時の事を考えると怖いですが・・・。この構造だと何処が壊れるかな。
でも大抵のパニアケースって樹脂製の土台に3箇所くらい突起があってそれで固定されているものだから、強度的にはコレで十分出てるはず。
ただし市販パニアでも耐過重3kgとかなので、重量物を載せるのは止めときましょうかね(笑)
※そもそもセローのキャリアが耐過重5kgで、この箱一式で3.3kgだったので箱載せただけで残り1.7kgなのです・・・
あとは見た目が味気ないので何かステッカーでも貼りましょうかね。
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セロー250S | 日記
Posted at
2018/10/19 20:50:03