
さて、ペダル交換、クラッチ位置調整、ステアリング交換、と操作系を自分好みにしていっている訳ですが・・・。
大分良くなってきました。
で、今までやっていたのは結構大きめな調整なのです。mm単位の微調整ではなくcm単位の調整。
86(穹)はそういう調整をしないといけないくらい吊るしはヌルいセッティングなんだと実感してます・・・。
万人向け。市販車なので必要なのでしょうが、スポーツカーなのだからもうちょい考えてもいいのでは?と思ってしまうレベルです。
で、大きく調整が必要な部分に手を入れると
次はそれらに隠されていた不満が見えてくる訳です。
アクセルの不感領域(遊び)が気になる。
今までクラッチの繋がり位置がヘンテコで乗りにくく、そもそもシフトショックになるのは繋がり位置が思っている所とズレているからだ。と思って、クラッチ位置を調整しました。
まぁそれは正解だったのですが、それとは別に
そもそもアクセルを微開に開けたと思っていた操作が実はアクセルの遊びだった・・・という衝撃の事実。
なんでこんなにアクセルの感度が変なんだ?どこからアクセル開いてるの?って調べたら
私の調整が微調整すぎてアクセルが反応してくれてません。
アクセルペダルに足をのせてクラッチの繋がりにあわせて回転が落ちる分~100rpmだけ回転が上がるように。って1~2mmペダルを踏み込む・・・・・・
全部遊びなんだなぁこれが(爆)
インプレッサはかなり素直(敏感)で、超絶微調整に応えてくれました。アクセルの開け始めは1mm単位で操作できる。そういう車でそういう操作をしてた。
86(穹)はこんな所も鈍感なのか・・・。単純なワイヤーと電スロの応答性の違いかと思っていたが、それ以前の問題だった事にショックを受けた(爆)
で、どれくらい遊びなの?調整できるの?って話。
試しにアクセルの戻り位置にワッシャーを1枚貼り付けてみた。感触的にはコレくらいの遊びがあるように感じた為だ。
しかし結果は・・・
これだと結構がっつりアクセルが開いている。
※この開度で4000rpmまで回ります。
これくらい踏んだら反応するのか。意外です。これなら不満は無いはずなのですが。
では私の感じている「遊び」はなんだ?
実際に車両にアクセルを取り付けたまま、慎重にアクセルを手で開けていってみると・・・。
あ~~・・・・・・・・・・・そう・・・・( ゚д゚ )
正体が分かりました。
原因はコレです。
アクセルの取付けボルトが2本しかない事。
アクセルを踏むと、左上と右下にボルトが無い為に
右下側へペダルユニットが丸ごと歪みます。
アクセルを踏むと、ペダルユニットごと右下方向へ沈み込むように歪む。
歪む間は力が逃げてアクセルが開かず、すべてペダルの不感領域になる。
つまり、ペダルを踏んでも実際には開かない領域が存在する。私はこれをペダルの遊びだと認識していました。
ペダルユニットの根元の歪み自体はホント僅かで1mmくらいなのですが、その先に付いているペダルはかなりのストロークになります。
3~4mmくらいは歪みに操作を吸収される。
私、いつも発進の時とか大体この歪み分しかアクセル踏んでません。
そりゃアクセル開かないですよね・・・。
根本的にボルトが足りない事による剛性不足。ここは最低3本ではないでしょうか・・・。
ボルト2本が問題というのもありますが調べてみると、どうやら
ボルトの無い反対側が車体側のベース部分にしっかり接地していないみたいです。
その為、ボルト部分だけで支持している形になりペダル操作で
隙間のある右下方向へ歪む。
ということは、右下部分をしっかりベース部分に接地させる事で歪みを抑制できそうです。
ってことで、右下部分にワッシャーを貼って当たりを強くしてみました。(左上部分も接地してないのでオマケで貼った)
※右下を1.0mmワッシャー2枚貼り(+両面テープ厚さ)
※左上を1.0mmワッシャー1枚貼り(+両面テープ厚さ)
これでかなり改善されました。
ペダルユニットの1mm程度あった歪みは半分以下になった気がします。
結果として歪みによるペダルの遊びも1mmあるかどうかくらいに改善。
完全に歪みが解消した訳ではありませんがかなり私好みの感触になってきました。
これ以上の対応はベ-ス部分の補強等が必要になってきますね。
これはわざとこういう仕様なんでしょうかね・・・。アクセルの遊びを作るためにわざと僅かに歪みを持たせている?それとも設計ミス?
真偽は定かではありませんが、私にはノーサンキューな作りです。
クラッチ位置、アクセル(ペダル、遊び)、ステアリング。これだけ調整してようやくまともに操作できると感じるレベルに持ってこれました。
86(穹)は良い車だと思いますが、細かいところは結構
荒があるというか・・・
雑?
これが最近の車のセッティングなんだよ。と言われたら「うん。すまん」としか言えないのですが(爆)
操作系はダルい。ヌルい。曖昧。大味。って感じが基本セッティングなのかな?
レスポンスの良いクイックな操作系は今の人には確かに乗りにくいのかもしれませんが・・・(ダルい車で溢れ返っている世の中なので)。これがスポーツカーだ。ってセッティングでもこれを買う人は文句言わないと思いますよ。
ネガティブばかり書くとアレなので褒めておくべきところは褒めておきましょう。
アクセルのツキ自体は非常に良好です。
最近の「ネンピガー」「ネンピガー」って言って反応しないアクセルじゃないです。
踏めば踏んだだけ即応してくれるレスポンスの良さを持ってます。
おかげで
ブリッピングはしやすい。なぜかここはスポーツカーセッティングしてある。
スロコンも色々出てますが、吊るしの状態でもそうそう不満が出るものではないと思います。
さて、これでようやく86(穹)をまともに運転できるようになってきました。
「乗ってれば慣れるさ」と最初は楽観していましたが、
結果としてそういうレベルではなかったですね(笑)
さっさと自分用に調整しないと「まともに乗れない」です。試乗程度なら「こういう車なのかな」でスルーしますが、自分の車として毎日乗ってると耐えられません(爆)
何かイマイチだと感じたら調整してみる事をオススメします。
~おまけ~
発進の時のアクセル操作はどっちかな?
①アイドリング回転数を維持するようにアクセル操作しながらクラッチを繋ぐ
②一旦1000rpmなど少し高めに上げてからクラッチを繋ぐ
私は①派です。半クラは必要最低限しか使用しない。半クラの時間と回転数は極力短く低く。
86は②での操作を前提にしているのかもしれません。ラフなアクセルを許容し、クラッチディスクの耐久を消費するスタイル。
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86(穹) | 日記
Posted at
2019/12/09 20:35:14