ふとした時に道端で赤い花が咲いているのが目に入るようになってきました。
そう、いつの間にか彼岸花(曼珠沙華)の季節になりましたね。
彼岸花は曼珠沙華とも呼ばれる秋の花。つまりバイクシーズンと同時に咲く花ですね。
ってことで。R6(蒼)を引っ張りだして、彼岸花(曼珠沙華)を見に行きましょう。
昨年はよく走るドライブルートの途中に咲いていた彼岸花(曼珠沙華)を見てましたが、もっといいスポットはないものか…?
あるじゃないですか程よい距離感の所に、柴田郡の船岡城址公園で「しばた曼珠沙華まつり」なるものが。
しかし、数か月前の開催告知だけあってどこにも開催中の文言が無い???もしかしてコロナ禍でやっていない?
まぁ花は季節になれば咲きますし、行けば見れるでしょう。
R6(蒼)出動。
こういうオンロードで行ける範囲のイベントはR6(蒼)ばっかり使ってるので、セローの出番が少な目ですね…。
そろそろ林道に行きたい気分です。紅葉狩りをかねて10月かな。
来ました船岡城址公園。
実は初めて来たのですが、途中の道に案内看板がなくて見つけにくいですね。
これを見に来たのですが、やっぱりまつりはやってなかったですね。
英語表記はレッドスパイダーリリー。見た目の雰囲気からついた名前っぽいですが、蜘蛛とは特に関係もないし百合でもないですね。
日本ではあまり上記の英名では呼ばれないですが、代わりにリコリス(Lycoris)という呼び名の方がメジャーです。
リコリスは学名なので彼岸花だけを指すわけじゃなくて、キツネノカミソリやナツズイセンなど他の花も含めての総称ですね。
日本での呼びかたは、彼岸花は彼岸の時期に咲く花だから。曼珠沙華はサンスクリット語で赤い花という意味と仏典に由来する天から降った花。…など、名前の由来や意味は様々(まだまだ色んな呼び名があります)。
死のイメージが強く不吉とされる彼岸花であり、良い事が起こる兆しの天上の花である曼珠沙華。…どこか不思議な魅力のある花ですね。
園内を歩いていくと、道の脇に彼岸花(曼珠沙華)がちらほら…。しかし思ったより少ない???
園内には30万本の彼岸花があるとの事でしたが。
彼岸花(曼珠沙華)といったらこう言って密集しているイメージです。が、これもほんの一角だけですね。
なにやら巨大な観音様?が居ました。
あれ~っと思っているうちにぐるっと回って、最初の駐車場に戻ってきてしまいました。
で、案内板をもう一度見てみると、私が歩いていった南側ルートじゃなくて、北側のルートに「リコリス坂」っていうのがあるじゃないですか(爆)
絶対コッチでしょうよ(笑)
※しかしスペルがLycorisではなくLicoriceである所を見ると、彼岸花(曼珠沙華)ではなく、甘草である可能性が…!?
・リコリス(Lycoris):彼岸花属
・リコリス(Licorice):甘草
大きくリコリス坂方面って書いてあるし…
道がたくさんあって、どこに進んだらいいのかわかりにくいんですよ、ここ…。
船岡城址公園…公園っていうより、遊歩道の集合体みたいな感じですね。
赤富士が見えます??
おお、赤い彼岸花(曼珠沙華)が富士山のように見えるわけですか。
肉眼だともう少し綺麗に見えるのですが、写真だと映りが悪いですね…。
ちょ、ここが黄泉の国ですか(笑)
って、ここがリコリス坂ですね。
これは見ごたえありですね。
こんなにたくさんの彼岸花(曼珠沙華)を見たのは初めてです。
彼岸花(曼珠沙華)ってどうしても不吉な花のイメージが先行して忌避される事のある花ですが、独特の雰囲気が私は好きですけどね。
この彼岸花(曼珠沙華)たちは町民の有志が植えているとの事で、年々数を増やしていっているようです。
彼岸花(曼珠沙華)は土の中で分球して増えていきますので、年を重ねるごとに自然と密集して増えていきます。当然減っていく分もありますが、育てていけばどんどん見ごたえは増していくでしょう。
このまま数を増やしていって是非、緑が見えないくらいのまっ赤な絨毯まで成長していってくれたら最高ですね。
展望デッキから白石川を眺める。
しかし、船岡城址公園といえば桜のイメージ(白石川の一目千本桜も含めて)ですが、他の花もあるんですね。
見ごろの花がこんな所にも。
最初はサフランかな?って思って近づいたら、何か違う…。
※サフランは10~11月の花です。
これはイヌサフラン(コルチカム)ですね。
彼岸花(曼珠沙華)と同じで、この時期に葉が無くて花だけがにょきっと生えて咲きます。
ちなみに毒草です…。
花が咲いている時は葉が無いので分からないけど、イヌサフランの葉が山菜のギョウジャニンニクに酷似しており、誤って食べると死に至るケースがあります。
ちなみに花がよく似ているサフランとは全く別の植物です。サフランのめしべは高級香辛料ですが、イヌサフランは使えません(毒草です)。
少数ながら白い彼岸花(曼珠沙華)も。
赤のイメージが強いので、色が変わるとまったく違う花に見えてきますね。
ちなみに白い彼岸花(曼珠沙華)は赤い彼岸花(曼珠沙華)とは別ものなので、赤いのが突然変異で今年は白に…ってなるわけじゃありません。白は赤と黄の交配種です。意図して植えたか、赤いやつの球根に紛れて植えられたか…。
しかし、平日を狙ってきた所為か若い人があまりいませんね。多くはご高齢の方ばかり。
いや、私の趣味嗜好が高齢者なわけじゃ…orz
リフレッシュもかねてちょっとシャレオツな昼食でも…え、シャレオツって死語じゃないですよね??
たまご舎に来ました。……そういえばたまご舎って宮城県にしかない??
調べてみたら宮城県にしかないですね。蔵王(宮城)に本店があるのでこの辺り(宮城~山形近県)だけの店かなとは思ってましたけど、県外にないんですね…。
※森の芽ぶきたまご舎は宮城蔵王の卵をつかったお菓子やスイーツ、料理のお店です。
ほら、シャレオツでしょう?
あとはお菓子を買って帰宅です。
バイクで来ると荷物制限が厳しいのがネックですね。R6(蒼)は特に物を積む想定ではないですし。
タンクバッグを付けていますが、最低必要道具(工具、スターター、ファーストエイド、空気入れ等)の搭載であまり余裕はないという。道具をもう少しスリム化してスペース確保しておこうかな?
さて、しばた曼珠沙華まつり…は未開催でしたが、花には人間の都合は関係なし。赤々とした彼岸花(曼珠沙華)を沢山見る事ができました。
彼岸花(曼珠沙華)の開花(見ごろ)は1週間少々程度なので、咲いているのを見つけたら早めに見にいかないと来年までお預けです。
良い意味でも悪い意味でもあの世に由縁のある幽霊花。あなたはお好きですか?