セローさまのステムベアリングは新車組み付け時点であまりグリスが付いてないと噂の部品。
グリスアップは結構面倒な作業なので先送りにしていましたが、A師匠から「やろう」プッシュを受けたので実施へ。
で、なんやかんや結局セローを所有する3名3台のセローを一気にやるという謎の大ステムベアリングイベントに(笑)
タイトル画像が私のセローのステムベアリングで清掃済のもの(未グリスアップ状態)。
セロー250はテーパーローラーベアリングが2つ使われています。
2005年式:2台、2008年式:1台 の3台のセローが集合
A師匠のセローから。
ハンドルやヘッドライトユニット周り、フォークとタイヤを外してようやくアッパーステムにアクセス。
ハンドルやヘッドライトユニットは梁からロープで吊り下げておきます。
今回の作業で一番面倒な工程がこのあたり。外すのも戻すのもホースやら配線やらがみっちりで大変です。最初にどう取り回されていたか覚えておかないと戻せません。
アッパーステムを抜くとステムロックナットがあります。
専用のフックレンチが必要なので、今回新規購入しておきました。
ステムロックナットを外してロアステムが下に抜けます。
ベアリングを清掃してWACOSのハイマルチグリースHMG-U M520(通称イチゴジャム)でグリスまみれにします。
ベアリングレースもグリス塗り。下側のレースにも。
セローさま首吊り刑の図…。
ステムの復旧時はステムロックナットは一度38Nmで締めてから、一旦緩めて4Nmで本締めする必要あり。
トルクレンチで使用するときはフックレンチとトルクレンチを直角位置にするとトルク誤差が少ないので、フックレンチの長さ分のトルク変化量を計算しないでよくなります。
38Nmはまぁよくあるトルクレンチの範囲ですが、4Nmはかなり特殊ですね(笑)
持っているの最小レンジが5Nmのものだったので、今回は5Nmでセットしました。
N氏のセロー
私のセロー と続けて作業。
3人掛かりで一台づつやるので、写真が追いつきません。私も作業しますし(爆)
↓ステムベアリング&レース写真集↓
A師匠セロー(2005年式)
N氏セロー(2005年式)
私のセロー(2008年式)
バラした段階での状態の良さは、
・グリスの多さ →N氏セロー>A師匠セロー>私のセロー
・ベアリングの動き→私のセロー>N氏セロー>A師匠セロー
・レースの打痕 →私のセロー>N氏セロー≧A師匠セロー
こんな感じでした(あくまで主観)。
私のセローはグリスこそ少なかったですが、状態的には一番良かったです。この辺りは年式や走行距離の影響ですかね。
グリスたっぷりで復旧したので、あとはもう忘れる頃まで放置できるでしょう。
というかグリスアップ前の状態でも特に引っ掛かりがあるとかを感じていた訳ではないので。
グリスアップした結果は、手でハンドルを動かしてみるとスムーズになった感じです。
軽くなったとかではなく、程よい抵抗感が出た感じ。とはいえ微細な変化なのですぐ分からなくなるでしょうけど(笑)
私はこのままガレージに保管ですが、自走で来た二人は試走も兼ねて帰宅。
走ったその感想は「ハンドルのフラフラ感が減って良くなった」との事でした。
という事で、いつかやろうと思っていたステムベアリングのグリスアップを2022年内になんとか完了しました。
<おまけ>
3台連続でやった訳ですが、最後にやった私のセローが不幸な事故にあいました。
ステムロックナット締めようとしたら、ブラブラしてた右ウィンカーがステムとタンクに挟まっている事に気が付かず…
レンチグイ → ステムが動く →パキ → 今のなんの音? → ウィンカーが…!? のコンボ。
うん。慣れた頃が一番危ない。確認大事。
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セロー250S | 日記
Posted at
2022/12/29 22:01:28