
今回は車検を目前に控えたA師匠の86(白)フロントロアアーム交換作業(お手伝い)です。
Fロアアーム(左右)のナックル下部ボールジョイントブーツが破れてしまいグリスが出てきている状態なのでこのままだと車検NGとなります。
ブーツだけ替える?って手もありましたが、ボールジョイントと他ブッシュの交換も一緒に。という事で、ロアアームASSYで手配して丸ごと交換です。
ASSYだとブッシュの圧入作業が不要(圧入済)なのでかなり楽です。
※ボールジョイント部分が単品で部品出てないって問題もありますが…(ブーツだけ交換も社外品になる)
<部品>
・ロアアームASSY(RH/LH) SU003-10055/SU003-10056
・キャンバアジャストボルト/ナット SU003-00399/SU003-2870
・ロアアームボルト/ナット SU003-2850/SU003-2871
・ナット/スナップピン SU003-0076/SU003-0056
新品のボールジョイント&ブーツ。瑞々しいです。
ジャッキアップしてアンダーカバーの取り外しから。
ロアアームのボルトナットのアクセスの為、アンダーカバーは外した方が楽です。
ボールジョイントのピンを抜いてナット外します。
あとはボールジョイントプーラーで抜こうと思ったら開き幅がほんのちょっと足らず、使えず(爆)
仕方がないので上から叩いて抜きました(すんなり動いた)。
ロアアームの車体側も前後とも外します。
こちらも固着等なくすんなり緩んでくれました。
摘出したロアアーム。
ブーツが割れてグリスだだ漏れです。12年ものなので当然ですね(笑)
ロアアームレス車両(爆)
あとはロアアーム前側のスタッドボルト。
こちらも部品取っていたので、交換のため取り外し。
全長の中間あたりに対辺15mmの六角が付いているので、使用できる工具が限られます。
クローフットレンチで取外して、新品を取付けようとしたら割れました(爆)
110Nmの締め付けトルクに耐えられず…。
トルクレンチが使える15mm工具がこれしかなかったので、代用を探しにアストロプロダクツにGO。このタイプのクローズドタイプ(オフセットめがねレンチアダプタ)かエクストラディープソケットがあれば…。
しかしそんなマイナー工具&マイナーサイズ(15mm)が都合よく在庫あるはずもなく(爆)
クローフットレンチ×2を買って重ねて溶接して使いました。超パワープレイです(爆)
やっぱりオープンレンチで安いヤツなので耐えられんのですよ。溶接もりもりで口が開かないようにしてやればしっかり耐えてくれました。
あって良かった溶接機(笑)
無事に取付け完了。ピカピカのロアアームです。
同じように反対側も交換しました(反対側も同じようにブーツ割れ)。
<締め付けトルク>
・ボールジョイント 51Nm
・ロアアーム前 110Nm
・ロアアーム後 85Nm
あとはアンダーカバーやタイヤを戻して完了。
工具破損からの買い出し&改造に時間を取られましたが、作業自体は2人でやればサクサク終わります。(一人だとアーム取付け時の位置合わせ等ちょっと大変かな)
交換後試走に行きましたが、フロントのしっとり感&安定感向上を体感。
まぁ向上と言っても新車の頃の状態に戻っただけなのですが(笑)
ブーツ割れはあったものの、目に見えてガタがあったりブッシュがグニャグニャだったり。といった感じではなかったのですが、やはり新品は違いますね。
経年の86は折りを見つけてリフレッシュする方が良いのでしょう。(86に限った事ではないですが)
はい。という事で今回は86(白)のフロントロアアーム交換のお手伝いでした。
ウィークポイントはロアアームのスタッドボルト着脱ですね。使える工具が限られるので事前に準備して挑む事をオススメします。まぁスタッドボルトは交換しないって手もありますけどね。
A師匠積極的に潜って作業お疲れ様でした。
Posted at 2024/09/19 18:58:26 |
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