
R6(蒼)はSSバイクです。で、数あるSSの中でもポジションがぶっとんでキツイ部類です。
そんなYZF-R6に(2台に渡って)2012年からずっと乗ってますが…(08'R6(紅)→17'R6(蒼))
乗り慣れていればキツイポジションも慣れるかと言われると、…まぁ慣れるんですが。とはいえどんなに慣れても疲れる事には変わりない訳です。
このキツさもR6(蒼)の特徴で良い所でもあるのですが、R6(蒼)に対して「疲れるから乗らない」と思ってしまうと本末転倒になってしまうから、少しポジションを楽にする対応を取ってみようかと思います。
超楽仕様にするならバーハンドル化という手段もありますが、流石にそれはR6(蒼)が可哀そうというか格好悪いので。。。
OVER RACINGのスポーツライディング ハンドルキットを選んでみました。
車種専用(R6用)で、ハンドル高さや絞り角を調整できるもの。
数値的には以下
・高さ調整:2ポジション(純正バー高さより+42.5mm/+37.5mm)
・ハンドル垂れ角:5度(純正11度)
・純正より約15mm前方へオフセット
・ハンドルバーサイズ:φ22.2x260mm
ハンドルの交換なので、ハンドル回りを全バラしていきます。
外した純正との比較。
垂れ角が11→5°なので結構違いますね。
純正はクランプから直接バーが出ているけど、OVERRACING製はクランプの上にバーが配置されてます。
高さは+42.5mmのセットになっていますが…この垂れ角の違いが大きそうです。
ただし前方へは+15mmオフセットされるので、高さと垂れ角で楽になる分とは逆にハンドルは前へ遠くなる。
新しいハンドルを取付けていきますが、純正だと固定位置だった絞りを若干ですが調整できるようになってます。
※ボルトを通る所が長穴になっている。
しかし、絞りを開く(水平方向にする)とカウルに接触するので、最大まで絞った状態で取り付けます。
最大絞り位置で取付けても、ハンドルを最大まで切るとカウルとレバー類のクリアランスはこれしかない。
開く方で調整したいなら、ハンドルの切れ角を制限しないとダメなようです。
+42.5mmセットで取付けました。
元の位置を知っていると、ずいぶん変わったな。と思いますが…
この写真だけ見ると変わった感がありませんね(笑)。相変わらずのハンドル位置に見えます。
バーを固定するボルトが銀色で目立っていたので、黒いキャップボルトをはめて目立たなくしました。
あと、バーエンドが純正を使えないので汎用品を買ってきました。
※純正はM6ネジ仕様。OVER RACINGはネジ無し中空パイプ仕様
※付属は白い樹脂製でパイプに打ち込むタイプだったので使いませんでした
試乗がてらバーエンドを買いにR6(蒼)で走ってきましたが、だいぶ変わりますね。
たかが+42.5mmと思いきや、元のキツキツポジションと比べたら雲泥の差です。
SS特有の前傾姿勢である事には変わりありませんので、疲れる事には疲れるでしょうが掛かる負担はだいぶ軽減されそうです。
見た目も損なわず、ポジションをちょい楽方向へ…。もっと早くやっても良かったくらいですね。
あと副次的な効果ですが、ハンドル操作しやすくなりましたね(爆)
上半身が前より起きるのでハンドルに余計な力が掛かりにくくなりました。
※SSが曲がりにくいと錯覚する要因はこの前傾姿勢なんですよね。前傾姿勢だから意識してないと腕に力が入ってしまいバイクの動きを自分で阻害するんです。バイクは曲がろうと(ハンドルは切れようと)するのに、無意識に腕で押さえてしまう。
新旧比較するとこんな具合です。
※左にフルステアを切った状態での比較
※左:純正、右:OVER RACING製
セローも少し触る用事があったので、3台集合写真。
よく考えるとセローの色を変えてから3台並べて撮った事が無かったですね。
Posted at 2021/10/09 20:42:04 |
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YZF-R6(蒼) | 日記