
今回は86(白)の前後サスペンション交換です。
A師匠が10年ものの純正サスの動きに「劣化してるんじゃね?」…と交換したいとの事で。
※B型(2013年式)
部品は揃えて貰ったので、作業場の提供と作業お手伝いです。
部品を見て思った事はボルト/ナット以外全部ありませんか?
劣化しているであろうダンパーを交換ついでに後期86用にコンバート。
となると後期ダンパーにあわせる後期スプリングを…ついでにあれもこれもと結局こんな量に(笑)
サス丸ごと交換ではなく、使える所は使いまわしで部品交換。って計画でしたが、ほぼ丸ごと交換です(笑)
で、準備して無いボルト/ナットの中にシャフトのトップナットが…。
このトップナットがあれば新規部品を全部組んで、丸ごとサス交換できたんですが…(笑)
仕方がないので、旧サスを分解してトップナットを頂戴する事に。
左右サス共にトップナットを摘出。
アッパーマウントのゴムがひび割れしてきている事と、中のベアリングが若干ゴリゴリ感あったので、やはり交換時期でしたね。
新しいサスを組みます。
後期用のスプリングの方が僅かに短かったです。プリロード掛かるので組んだら分かりませんが。
トップナットだけ流用の後期新品サスです(笑)
フロントはGDBインプレッサと同じロアアーム式ストラットなので、インプレッサの時と同じ要領/手順で交換できました。
リア側はダブルウィッシュボーンなのでちょっと違う。
サスペンションアームの下側に繋がっているものを外していきます。
あとはトランクルームの内装を剥がしてアッパーマウントナットを2つ外せば取り外せます。
新しいリアサス一式。
こちらも旧サスをばらしてトップナットを拝借します(笑)
ちなみに後期用スプリングには片端だけサイレンサーラバーが付いてました。
両端にないとあまり意味なさそうな気がしますが…。(ラバーを下側にして組みました)
リア用スプリングは前期/後期で形状が違いました。
スプリングエンドの処理が前期は片側(下部側)が切りっぱなしなのに対し、後期は上下側とも平面処理してあります。
なのでダンパーのスプリング受け側も後期用は当たり面の溝が少し浅くなってました(気のせい?)
前期/後期で部品流用する場合は気に留めておいた方がいいかもです。まぁ組み付けに問題があるような違いではないのでミックスしてもダメではないですが。
リア側はフロント側と違って取付けボルトにブッシュで稼働する部分があります。
なので、組み付け時はサスペンションアームをジャッキアップして1Gのサス位置で各ボルトを本締めします。
完成。車高は当然、純正然とした車高に。
交換前より気持ち上がったかな?
ちなみに(ちょっと正確かわかりませんが)前期/後期のバネレートは以下。
<前期バネレート(スプリング単体)>
F2.37kg/mm
R3.86kg/mm
<後期バネレート(スプリング単体)>
F2.80kg/mm
R3.80kg/mm
<前期バネレート(レバー比込み)>
F2.24kg/mm
R3.02kg/mm
<後期バネレート(レバー比込み)>
F2.64kg/mm
R2.97kg/mm
なので前期→後期仕様に変更だとFが+18%、Rが-1.6%のバネレート変化になります。
ダンパーのセッティングの違いもあるので単純にこれが変化量とは言えませんが、概ね前が固く、後ろが気持ち柔らかくなる筈です。
外したダンパー(前期)と新しいダンパー(後期)を手で動かしてみた感じは、
Fダンパーは前期が軽く、後期が重い。
Rダンパーはあまり違いは感じなかった。 です。
ただし外した前期ダンパーは劣化しててそう感じた可能性もありますのであくまで参考程度まで。
ということで、A師匠の86(白)のサスペンション交換のお手伝いでした。
Posted at 2023/10/08 19:57:27 |
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