• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

葵 由埜のブログ一覧

2011年09月27日 イイね!

ツインリンクもてぎへ

ツインリンクもてぎへツインリンクもてぎに遊びに行ってきました。

あ、走りに行った訳ではないです。

目的は Honda Collection Hall です。

二輪、四輪の市販車、レーシングマシンなどが展示してあるんです。
*大部分はホンダ車ですが多少は他のメーカーのもあります。


ツインリンクもてぎは栃木県にありますが、千葉県まで行ってTukiminaを拾ってきます。

ちなみに今回はインプレッサで行きます。

バイクで・・・いえR6で千葉まで行くのは、正直疲れるので車を選択しました。

というか、R6で高速道路を延々走ったって面白くないんですよ。

R6は長距離を走る設計ではないですし、なによりR6コーナリングマシンです。

それでコーナーの無い道を走ってなにが面白いのかと・・・(爆

そもそも高速道路は一定速度巡航ですのでバイクの加速の良さも生きませんしね。


さて、話を戻して。

宮城→千葉→栃木→千葉→宮城という結構、いやかなりの距離を走ります。


ですが・・・myインプレッサの履いているRE050には今年の6月からある問題を抱えています・・・。

*11/06/09のブログ



ドライバーが刺さるくらいの深っか~い亀裂が(爆

流石にコレで長距離はちょっと・・・というか3ヶ月以上放置てたとか(爆
*高速道路走行中にバーストしたら死ねます

で、今回を機に新兵器を導入です。

それが、コレだ!!



トレッドパターンで分かったら結構スゴイ(笑


RE050はカタログ落ちしてしまったので、候補として


インプレッサ(GDB)純正ハイグリップタイヤ RE070

RE050以上のグリップとRE070以上の耐久性を持つRE050とRE070の中間的性能の RE11

RE050の後継機 S001


となった訳ですが、

まずRE070はハイグリップは魅力的ですが、耐久性が×・・・通勤車両ですので×。

RE11はドライグリップ重視でレイングリップはRE050より心許ない・・・通勤車両ですし×。

となるとRE050の後継であるS001。これならRE050と変わらない性能(むしろ若干上)ですし耐久性もRE050と同等なら問題なし。

というかRE050の性能で何も不満は無い訳でして・・・。

私は「問題の無い部分を改良してはいけない」と思うんです。

よって「ブリジストン POTENZA S001(235/45R17 94Y XL)」に決定した訳です。


ヤフオクで物色し、一本26169円(4本で104676円)しかも送料無料を発見!?ポチりました♪

履き替えは・・・流石に自分じゃムリか。スポーツタイヤでしかもエクストラロードだし、ビード落とせないと思う(笑

人に頼みましょ。って事でインプレッサタイヤを積み込みます。



リアシートに2本、トランクに2本乗せます。
*リアシートに4本乗りそうですがドアが閉まらなくなります(笑


で、とりあえずスバルに電話してみたら
「予約が一杯なのでやるなら来週になります」
と言われ
「あ、じゃあいいです」と返す・・・。

さてどうするかな~オートバックスとかだと持ち込み料金で高くつくしなぁ。

って事で地元のタイヤ屋さんへGO!
タイヤショップ クールズさんへ。



作業中。機械は早いですね~。





おニューのタイヤになりました。これで安心して長距離走れる(嬉

走った感覚としては手ごたえが軽いのにグリップする、しかも今までよりも曲がる

今まで若干滑っていたんでしょうね、今まで通りにハンドル切ると曲がりすぎます(笑

う~ん慣れるまで違和感が・・・。




さて、前置きが長くなりました。本題は Honda Collection Hall ですよ。

一旦千葉へ行ってTukiminaを乗せて栃木へ。



ずらっと並んでます。
旧車やレース車両などが沢山。


試乗コーナーなんてのもあります(跨るだけですが)



奥にあるCBF100レプソルが好きだな~。小っこいのにカッコイイ。

100ccで8.4PSとか・・・。あれ?RS50は50ccで8.8PSだぞ。どんだけムリしてるんだ(笑



F1などの4輪も。






V6ツインターボエンジンとか・・・



インプレッサ是非ツインターボに(爆


車、バイク好きは大いに楽しめますよ~♪


グランツーリスモカフェなんてのもあります。

レカロのフルバケ仕様グランツー5のゲームがあります。




そうそう私は4駆乗りですが、TukiminaはFF乗りです。

私はFFに乗ると恐くてしょうがない(笑

駆動、操舵の全てを前輪で行うとか恐怖以外のなにものでも(爆

走れば走るほどに「曲がらない」アンダー仕様は私にはムリです。

でもTukiminaはその感覚が分からないようで・・・。まぁ、FFに慣れていればそうでしょうね。


ってことで折角なのでグランツーで分からせてあげましょう♪

でも最初暫くはハンドル操作が上手く行かずそれどころじゃない。ちょっと練習~♪

慣れてきた所で、S2000(FR)をチョイス♪

「コーナーでアクセル開けて曲がってみ」と指示。

まぁ、タイムはどうあれFRの曲がる特性を何となく感じ取ってもらう。

で、シビックR(FF)を動かしてもらう。

「曲がんないでしょ?」て聞くと「うん、曲がらない~」って(笑

で、今度はインプレッサ(AWD)へ。

「アンダーもオ-バーも出ないから走りやすいでしょ?」 → 「うん、これは速いわ」と。

と、まぁ分かってもらえたようです?

グランツーはこういう使い方ができる訳で、やっぱレースゲームではなくドライブシミュレーターなんだなと・・・。



あとはレーシングカートにも乗ってきました。

写真撮ってこなかった(爆

仕方が無いのでパンフでも・・・




自動車免許があれば乗れます。結構面白いですよ~♪

リア駆動なのでアクセルを使ったコーナリングが出来ますし。

TukiminaもグランツーでFF、FR、AWD走り比べをさせたのでその辺感じる事ができたようです。


いや~面白かった♪1日過ごせますね~。


さて、今度は千葉まで戻らねばなりません。

よし、インプレッサの鍵をTukiminaに渡しちゃいましょ~(爆

お互いMT乗りだと運転代われるのでいいですね~。

で、Tukiminaもやっぱりインプレッサ「曲がりすぎる」と感じるようで。

まぁ、そもそもFFより曲がりやすい上にタイヤ変えましたからね。

で、インプレッサのほうがシビックよりハンドルが重いと・・・。

うん、それはパワステの効きとステアリングギアレシオの所為ですね。

シビック電子制御の可変ギアレシオですし、スバルは総じてパワステ弱めの設定ですので。


私は電子制御可変ギアレシオというのがハンドル切れ角とタイヤ切れ角の相違を作っているのであまり好きではないんですよね~。

FFのアンダーにハンドルとタイヤ切れ角のズレか被ると「ハンドル切ってるのに曲がらない」強調されてしまう。

ステアリングギアレシオは固定の方がいいと思います。パワステの効きの強さは極端に軽すぎなければ構わないと思いますが。


話が脱線しましたが、ツインリンクもてぎは走らなくても楽しめますよ~。

興味のある方は行ってみてはいかが?
Posted at 2011/09/27 23:37:04 | トラックバック(0) | クルマ関係 | 日記
2011年09月22日 イイね!

インプレッサの実馬力

インプレッサの実馬力そういえば11年1月~3月までやっていた事がありました。

私のインプレッサにはトラストのインテリジェントインフォメータータッチ(長っ)が付いてます。(以下インフォメーター)


で、コイツがパワー(PS)を計測する機能があるんです。(車重、ギア比を入力しておくと加速から計算してくれる)


そんな楽しい機能を使わない訳にはいかないじゃないですか。

というかインフォメーターを買った目的にこの機能があるといっても過言じゃない(爆

タービンを変えたり、ツイン吸気にしたりとちょこちょこイジってるので、
その効果が出ているのか確認にもなるし。
※でもイジる前のデータがなかったり・・・(爆


まぁ、そんなわけです!?


計測開始は11年1月から。

まずはコレの測定精度の問題ですが・・・。インプレッサの1速と2速計測できません(爆

なんでかって言うと、どうやらコレは一定時間内の加速(例えば1秒間の加速度なんか)を感知し、計算結果として出力するようなのです。

こいつ測定周期が長いのです。
ストップウォッチで測った訳じゃないですが大体1秒毎の測定周期のようです。


あれ?でもなんで1速、2速はダメなの?ッて思いますよね。

インプレッサ加速性能を考えてみてください。
インプレッサ
0-100km加速を約4.8秒で走れる車です。

1速で60km、2速で100km出ます。
ようはそれぞれのギアを使う時間が2秒ちょっとしかないんです。

でも測定周期は約1秒毎。しかもどうやら平均値を計算に使用するようなのです。

つまりインプレッサの1速、2速は、

加速が速すぎて測定周期とマッチしないんです。

なんだそりゃぁ~

実際に測定してみると、「あれ?」っていう低い数値がでます(爆


1速か2速で測れれば短い距離で計測ができるので好ましかったのですが・・・(3速以上だと速度が出すぎで場所を選ぶ)

まぁ、そうなると自然と3速での計測になります。ギアが上がればそれだけ速度が上がるのでトップエンドまで回せません。

6速6400rpmで236km/h出ますからね・・・どこで測れと?
(インプレッサは280PS/6400rpmです。レブが8000rpm)


とまぁ、そんな訳です。インプレッサ乗りでインフォメーター装着の方は1速、2速の値はウソですのでお気をつけを・・・(フル加速じゃなかったらその限りではアリマセン)


あとは走ればPS表示してくれるのですが、インフォメーターが表示してくれるのは
実馬力(駆動輪へ出力されている馬力)です。

ネット値でもグロス値でもありません。

※ネット値:エンジンを車両搭載した状態とほぼ同じ条件で測定したもの
※グロス値:エンジン単体の場合の値

ちなにインプレッサはネット値280PSです。


結構間違われやすいのは、ネット値で280PS出ていたら、280PSで地面を蹴って加速しているのだと思われている事です。

ネット値はあくまでも「車両搭載とほぼ同じ条件」であり、車輪の駆動抵抗や走行風による抵抗などは加味されていません。

しかも地面を蹴る力はギアによって変わります


インフォメーターの出す実馬力はその車が走っている時の馬力を出します。

よって、ネット値280PSの車は、
絶対に実馬力280PSは出ません
(ノーチューンの場合)


「いやいやオレの車はノーチューン、シャシダイで280PS以上出たよ」って方いるかと思います。

シャシダイは測定した値に「係数」を掛けて計算しています。

シャシダイの多くは「測定値×1.1~1.2」といった計算をしてます。

なんで×1.1~1.2などと測定値よりも上方修正するんでしょうね?

仮にローラー式だとそもそも路面摩擦が違いますし、走行風もない、FRであればフロントタイヤの抵抗も測れませんね。

ハブ式(って言うんでしょうか)あれだとそもそもタイヤの摩擦がないし、ローラー式同様走行風なもないです。

つまり実際の走行よりも抵抗が少ない=値が高く出る
という状況なのに上方修正するんですよ?

何故か・・・?

駆動輪で測るので絶対にネット値より低く出るんです。
(ネット値とは違い駆動ロスがある為)

それをネット値に近づける為に上方修正するんです。
その値が1.1とか1.2とか(この値はショップの判断によるみたい)

※ネット値に近づける事でカタログと比較できる。でないと比較対照が無いですもんね。

で、当然この上方修正の値が正確かと言われれば・・・あとは分かりますね。

この不正確さがネット値を越える原因です。

再度言いますが、ネット値よりも抵抗の増えた状態である実馬力がネット値を越えることは無いです。

シャシダイにかけるなら係数を掛けてない生値を見ましょう。

「カタログより低い・・・orz」 などと落ち込まないで下さい。それが現実です。

というか、ぶっちゃけネット値なんてどうでも良いんですよ(爆
大事なのは実馬力です。
例えばエンジンオイルの粘度を下げて抵抗を減らしたとしましょう。ネット値は変わりませんが実馬力は上がります。
ネット値に捕らわれていると本当に必要な事を見失うかもしれません・・・。


と、少し話しが逸れましたね。

まぁ、つまりは表示される馬力はカタログ記載されていない馬力な訳です。

つまり、比較対照が無いのです。

たとえ3速で実馬力が200PSと表示されてもそれが高いのか低いのかさえワカリマセンね?

比較対照がないのでは測る意味がないので、計算で予想値を出します。

※計算方法は超メンドイので書きません(爆


さて、↓が計測結果です。(画像クリックで少し大きくなります)

左から項目説明。

①日付:測定日
②温度:外気温度
③ギア:測定に使ったギア(すべて3速)
④実測PS:インフォメーターに表示されたPS(3速フル加速、トップエンドまで)
⑤加速予想PS:計算で出した3速フル加速時の最大PS(走行抵抗込み)
⑥吸気補正:エンジンルームを通ると温度が上がるので加算値(仮定値)
⑦温度補正:吸気温度による馬力増減割合
⑧加速予想PS(温度補正有):温度補正を加味した予想PS
⑨⊿PS:④と⑧の差 (最下段は平均値)
⑩⊿PS(%):⑨の%換算値 (最下段は平均値)
⑪280×⊿PS%:実側PSを280馬力換算した値 (最下段は平均値)

※4月のレギュラーはオマケです。ハイオクが手に入らずレギュラー仕様だったので折角だからと。


という結果になりました。

まぁごちゃごちゃしてますが右下のアベレージを見てくれれば早いです。コレ→「280PS×⊿PS%」

荒いやり方ですがまぁ大体合ってる筈です(そもそもインフォメータの正確さも不明なので)


ただし、この結果はシャシダイ生値よりも低い値です。

今回の結果は諸々の抵抗を含んでます。280PS相当に換算したとはいえ抵抗は除外してません。

なので抵抗の分低く出てると思います。

でも私としては抵抗を含んでいても280PSを超えているという事が大事です。

抵抗含で280PS超えと言うことはネット値はもっと高い値が出るはずです。

計算誤差があっても恐らくネット値300PSは超えているかと・・・。

というかシャシダイに則って係数いれると・・・
296×1.1=325.6PS
296×1.2=355.2PS

*う~んちょっと現実味が無いような・・・?


※ノーチューンでシャシダイ300PS出たと言う噂も聞かない訳じゃないので、偶々私のインプレッサが当たりエンジンだった・・・というのも考えられますが。

まぁ、そんなifを想定するよりも結果を大事にしましょう。うん。

と、実馬力280PS超えという結果からこれまでのチューンは間違ってはいなかったと言えるんじゃないでしょうか?


非常に長くなりましたが。こんな結果となりました。


本当はもっとデータを取ろうと思っていたのですが・・・震災で中断してしまった事と、このデータ数でも問題は無いかと思ったのでアップしちゃいます。


データ取ったのが比較的気温が低い季節でしたが、温度補正を入れているのでどの季節に取っても結果は同様になると思います。

※そういえばシャシダイって温度補正入れてる?



う~ん・・・仮に私のエンジンが本来ネット値280PS丁度出ていて、イロイロやってネット値300PSを超えたとすると、20PSは上がった事になる。

過給圧も上げてないのに20PSも上がるか・・・?
※しかも係数1.2だと355.2PS・・・75.2PS UP、これは無いな。

いくらなんでもツイン吸気がソコまで効果あるとは思えないし・・・。いくらか軽量化もしてるけど・・・。

うん、軽量化は効果あるか。
抵抗を減らす事で実馬力が大きく出るというのは頷ける。
(その代わり係数は減らさないといけない)

アルミクランクプーリーも効いていそうだ。回転慣性の軽減による抵抗の減少。

あとは、スペCタービンだからノーマルとは掛かり方が違うのか・・・ん?ノーマルよりも低回転から過給が始まるからピーク圧が変わってなくても平均値は上がってるのか。・・・・・・・でも、ピーク馬力には関係ないな(爆

うん、きっと元々280PS以上出ていたのでしょう。そう考えれば、何となく丁度いい気がします(笑

物は使いよう。こんな遊び方もできますね~。

ってかわざわざこんなデータ取りする人は他にいるのか・・・(爆


あ、特にオチはないです(爆

最後まで読んでくれた方エライ!!

い、以上~~!?
Posted at 2011/09/22 20:20:38 | トラックバック(0) | [過去所有]インプレッサWRX STI | 日記
2011年09月16日 イイね!

デフ&LSD  ・・・そして待ってるオチは?

デフ&LSD  ・・・そして待ってるオチは?え~久しぶりに小難しい話でもしましょうか(爆

少し前のブログでデフについて話すなんて言ってしまったので、今回のネタはデフ&LSDです。
    :
    :
    :
  あれ?
少し前のブログって何時のだ?・・・確認中(((* ̄д ̄)Γ

ハイッ8/11のブログでした。1ヶ月前のじゃん(笑

まぁ、そんな瑣末事は軽~く流しましょう♪
  ↓
  ↓
  ↓
スポーツカーには定番のLSD
そして最近の車にはまず間違いなく付いてるデフ

両者の作用、効果について考えていきます。

まずは言葉の整理をしておきましょう。

デフ=デファレンシャルギア(差動装置)
LSD=リミット・スリップ・デフ(差動制限装置)

です。

よくLSDの事をデフと言いますが、デフと言ったら差動装置になっちゃいますのでLSDLSDと言いましょう。
そうじゃないとデフLSDの区別ができてない頭の悪い人と思われちゃうかも?
LSDの事をデフと言う輩が多いのでデフの事をわざわざオープンデフという場合もあります。

まぁ私もそんなに詳しい訳じゃないので、あまり突っ込まれると困りますが・・・(爆


さて、では質問です。


問1 デフってなにをしてるの?


問2 LSDってなにをしてるの?


これを説明できるならあまり読む必要は無いかと思います(爆

     :
     :
     :
     :
     :
     :

まずデフからいきましょうか。


車を真上から見た状態をイメージして下さい。
そして右コーナーを曲がりました。



内輪外輪は同じ距離を進んだでしょうか?

内輪よりも外輪の方が多く進みましたね?

多く進むと言う事は多く回転していると言う事です。つまり内外輪で回転差が生じます。

回転差という単語が出てきました。デフとは何でしたっけ?そう差動装置です。

差動装置。

デフはこの回転差を吸収する為のモノなのです。

え?なんで吸収する必要があるのかだって?

そりゃアナタ、もし回転差を吸収しなかったら、

内輪を激しくスリップさせながらコーナリング

する羽目になりますよ?

交差点を曲がる度にスキール音を鳴らしていては良い迷惑でしょう?

それに左右の回転差を吸収できない場合、タイヤのグリップに邪魔されて上手く曲がれません。


戦車やショベルカーのキャタピラを想像すると分かりやすいかもしれません。

キャタピラには舵角をつけるモノは付いてないですね。でも曲がれます。

それは何故か?左右の回転数を変えているのです。

右に曲がりたければ、左のキャタピラの回転数を多くすると右へ進んでいくんです。


車も同じで、右に曲がりたければ左輪を多く、右輪を少なくすると素直に曲がってくれます。


まぁ、ココまで言えばなんでデフが必要かは分かりましたよね?

速い(滑らかな)コーナリングの為にはデフは必須なのです。


しかし、そんなデフにも弱点があります。

空転したタイヤに全駆動力を与えてしまう
という構造上の弱点があります。

デフは抵抗の少ないタイヤへ駆動力を多く与えてしまうので、雪道や脱輪などで片輪が浮くと、
浮いたタイヤを必死に回します。

接地しているタイヤには全く駆動力が行きません。なので、自力での脱出は出来なくなってしまいます。



wikiにあった画像
まぁ、コノ画像をみてもイメージしづらいと思いますが・・・。

絵と文字だけじゃ仕組みの説明は難しいので割愛。詳しく仕組みが知りたければ自分調べてみてね。



さてそんなデフ弱点を補う為に登場するのがLSD(差動制限装置)です。

制限の文字から分かるとおり、デフ作用を制限するモノです。

いくつか種類があるのですが、やってる事は一緒です。

通常はオープンデフ(通常のデフ)として機能し、一定のトルクが掛かるとデフの作用を制限し、片輪の空転を防ぎます。

つまり、デフの機能を有しながら、脱輪しても自力で脱出できるのです(状況にもよりますが)

構造は・・・調べてみてね?機械式LSDが一番分かりやすいです。
分かりやすい画像が無かったので貼りません(爆


これでデフLSDの効果が(大体)わかりましたね?


でも、ちょっと待て!!

LSDが付いてるのはスポーツカーです。

スポーツカーって脱輪しやすいの?って思いません?今までの説明だと。

これなら普通車にこそLSD付けた方が良いじゃないですか。脱輪対策とスタック対策に。

でも付けないんですね~。

なぜか?
  :
  :
  :
コストが上がるから(爆


なんてことは置いといて・・・ノ- -)ノ


スポーツカーにLSDが付いてる理由を考えましょう。

脱輪やスタックの為に付いてる訳じゃあありません。
*インプやランエボは悪路を走れるようにと言う意味でのLSDでもありますが。


いやむしろLSDがない場合を考えてみましょう


さぁ、サーキットで思いっきりコーナーへ侵入しました。外輪に荷重が移り内輪の荷重が抜けていきます。

荷重が・・・抜ける。インリフトしちゃいました。

LSDが付いてないとインリフトした内輪へ駆動力が全ていってしまいます。

こうなると、もうアクセルでの制御は出来ませんね。

しかも空転したタイヤが地面に着くとタイヤの回転慣性でインタイヤが加速しようとします。

そうすると、コーナーの外側へ車が吹っ飛んでいきます(爆

これはまずいですね~・・・。



さぁ、コーナーをもうすぐ抜けてメインストレートへ。縁石を踏んで綺麗に抜けて行きたい。

でも縁石に砂がありました。縁石の乗ったタイヤが空転しました。

反対のタイヤに駆動力がいかないので、加速できませんでした。せっかくのストレートがぁ・・・。



デフだけだとこんな事があるんです。

LSDっていうのは速く走るためのモノなんです。だからスポーツカーに積極的に採用されているのですね。


しかし、LSDにも欠点はあります。

今までトルク感応式LSDについて話していました。
他にも回転感応式がありますが、これは基本的にセンターデフに使われるものなので、今回は除外します。

でトルク感応式LSDですが、イニシャルトルクという単語を聞いたことがあると思います。

トルク感応式LSDはトルク反力を受けると差動を制限する(片輪が空転すると、反対のタイヤに反力が掛かる)

この差動を制限するトルクイニシャルトルクです。反力がイニシャルトルクに達すると差動を制限します。


LSDとして機能するには絶対にイニシャルトルクがあります。

しかしこのイニシャルトルクが走行の邪魔をする場合があります。

イニシャルトルクが強いと、小回りしたとき(回転差が大きい)などに差動を制限してしまい、曲がり難くなってしまいます。

そしてイニシャルトルクが弱いと、差動制限が遅く、そもそもの効果を上手く発揮できない場合があります。


LSDも万能と言うわけではないのです。


普通車にLSDが付かないのはコスト高と言いましたが、こういったLSDの特性が一般には合わないと言う事。
そしてLSDのメンテ(ランニングコスト)LSD作動時のメカニカル音(モノにもよりますが)などデメリットが多いという事もあるのでしょう。


私はインプレッサに乗っているので前後ともLSDが入ってますがぶっちゃけ、
[悪路に行かない
&インリフトするほど走らない&脱輪させない]
と言うのであればLSDは要りません。

LSDは速く走る為の装備ではありますが、楽しく走る為のものじゃありませんし、その「速く」というのは結構な腕の持ち主じゃないと生かせません。

素人でインリフトしてまで攻める人が一体どれ位いるのでしょう?

そこまでの腕がない(あるいはインリフトしにくい車)のならLSDは無い方がコーナーはスムーズで速いです。


とまぁ、その考えからデフオイルの粘度を下げたのです(2011/8/11のオイル交換時)

付いてるLSDは外せない(外すとなると大事)ので、オイル粘度で調整しようという訳です。

オイル交換してしばらく走ってますが、圧倒的に曲がり易いです。

高粘度オイルのせいでデフの効果を邪魔をしている状態だった訳です。
粘度を下げた事による磨耗度合いが気になりますが・・・。、

まぁ、大丈夫でしょう。きっと。


あ、お分かりかと思いますが、
デフオイル
 高粘度→デフの動きが鈍い(抵抗が大きい為)
 低粘度→デフの動きが軽い(抵抗が少ない為)
となってます。


さて、長くなりましたがこれで、デフLSDについて大体分かって頂けたかと思います。

私の説明が間違っている場合もありますのでその際はご了承を・・・(笑

あ、ちなみにドリフト専用車はデフロック(差動制御なしの完全固定)しちゃって下さい。滑りやすくなります。



とまぁ、デフLSDについて色々書いたのですが、そもそもなんで今デフLSDなの?と・・・。


その理由は・・・これだ!?


F599XX

京商のMINI-Zレーサーです。

1/27サイズの室内用ラジコンなんです。

小さいくせに結構凝った作りで良く走ります。

ちなみに当然インプレッサ(鷹目)も持ってますよ♪



シャーシ(オプションパーツ沢山付いてますけど)

実は最近のマイブームなんです(笑

6月くらいから職場の方と一緒に始めて、遊んでます。今の所私が一番速い(嬉

私はラジコンの経験は殆ど無いので、実車を走らせる理屈でセッティングして走らせてます。


ちっこいくせに実車と同じ理屈でセッティングしてもちゃんと走るんですよコレが。

今回デフLSDを挙げたのもMINI-Zでギアデフ(オープンデフ)にするかボールデフ(LSD付き)にするかを検討するのに考えたのです。

ちなみに現状ギアデフ(オープンデフ)仕様です。ギアデフのほうが良く曲がります。
(上記で言った通りです。インリフト等しないならLSDなしがいい)

ちなみにこのギアデフ構造は実車と一緒(簡素化したもの)なので、デフの動きを手にとって確かめられます。

ボールデフはラジコンだけに使われるLSD付きデフです。
(解釈次第では機械式LSDに近い?・・・歯車の代わりに玉を使ってると思えば似てるかも。)


ラジコンというのは意外と実車のセッティングをシミュレートするのに向いてるかもしれません(笑

あくまで方向性の確認程度ですが。


面白いですよMINI-Z。


あまりの面白さに、8月末に職場の方と4人でMINI-Zする為だけにコテージへ泊まりにいきました(爆

コテージ内の6畳間にジョイントマットを敷き詰めて木の板で間仕切りを敷いた特設コースを作ってひたすらMINI-Zをしました。


泊まりに行ったコテージ

途中でデジカメを落っことしてしまい、動作不能に(爆
あんまり写真撮れませんでした(涙



皆さんもMINI-Zどうですか?
(あれ?デフ&LSDの話をしてた筈なのに・・・MINI-Z宣伝に?)
Posted at 2011/09/16 18:35:11 | トラックバック(0) | 小難しい話とか | 日記
2011年09月05日 イイね!

バイクスライドを作ってみよう・・・

バイクスライドを作ってみよう・・・まず、バイクスライドってナニ?ってことで、要はタイヤの下にローラー台を置いてタイヤを前後だけでなく左右にも移動できるようにするものです。

これによって狭いところでもバイクを移動(回頭)できる訳です。



RS50R6を縦に2台停めている(←RS50←R6の順)ので、RS50を出そうとするとR6を移動させないといけないんです。これが結構面倒なのでRS50を単体で出せるようにバイクスライドが欲しいんです。

でも、市販品が結構高い。1万くらいする。
  :
  :
  :
  :
こんなの自分で作れるじゃん(爆

ってことで作ります。
*なぜ整備手帳でなくブログなのか、その理由は・・・。

ホームセンターでちゃちゃっとモノを買ってきます。

で、腐食防止に色を塗って、ローラー4つをネジ止め。

完成!!(早っ



さてあとは問題なく使えるか?

お、R6が丁度バイクカバーを外してあり、「私でテストしてみて」と言っているじゃぁありませんか。

R6で使う予定はありませんが、R6で使えてRS50で使えない事は無いのでいいでしょう。


緊張の一瞬・・・上手く乗るかな?




乗った!



うんうんよしよし。さぁあとは動けばOKだ。

しかし
  :
  :   
  :
  :
  :
  :
  :
  :
  :
  :
バキン!?!?


∑( ̄ロ ̄|||)なにぃ!?


真っ二つになりました(爆


乾燥重量162kgのR6の重さに耐えられず、板が割れちゃいました(爆

あはは~失敗♪

いくら軽いと言われるR6でもRS50に比べれば断然重いです。

RS50を想定して作ったものをR6で試しちゃイケマセン(笑

たまにはこんなマヌケな失敗もします(笑

今度また板買ってこよう・・・orz



2011/09/08:整備手帳にてバイクスライド作成リベンジ
Posted at 2011/09/05 17:12:14 | トラックバック(0) | バイク関係 | 日記

プロフィール

「お知らせ:ブログカテゴリーに便利なリンク集あります。」
何シテル?   04/17 20:48
はじめまして、葵 由埜(あおい ゆの)です。 ★YouTubeとTwitter始めました。 ★できるだけ面白可笑しくをモットーに日々のクルマやバイク...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2011/9 >>

    123
4 5678910
1112131415 1617
18192021 222324
2526 27282930 

愛車一覧

トヨタ 86 86(穹) (トヨタ 86)
2019年冬から乗り始め。[超低重心FRパッケージ]が売りの2+2シーターFRクーペ。 ...
ヤマハ YZF-R6 R6(蒼) (ヤマハ YZF-R6)
2018年春から乗り始め。尖った性能の600ccスーパースポーツ。 2017年式(BN ...
ヤマハ セロー250 セロー (ヤマハ セロー250)
2012年春から乗り始め。オフロード車の定番。二輪二足コンセプトのトレール車。 200 ...
ヤマハ YZF-R6 R6(紅) (ヤマハ YZF-R6)
※過去所有車です ※2018/03/21 2017年式YZF-R6(BN6)との入れ替え ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation