• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

葵 由埜のブログ一覧

2015年11月25日 イイね!

恒例の冬準備

恒例の冬準備毎年恒例の夏→冬タイヤへの換装時期がきました。

仙台近郊はまだ雪の気配もないですが(普通に雨が降るくらい)、朝方の最低気温がこれから3~4℃くらいに突入していくのでそろそろかな。という事でタイヤ交換しました。





RE-11Aもかなり溝が無くなってきました。

残溝(スリップサインまで)2.3~1.7mmくらい・・・。

あれ?前回と比べて思ったより減ってない?


RE-11Aを使い始めた1シーズン目の14/3/29~11/21(11900km)では5.5mm→2.1/2.0/3.4/3.4mmと1シーズンで3.5~2.1mmくらい減ってました。


今回はどうよ。2シーズン目 15/3/24~11/25(11180km)の使用で、

3.4/3.4/2.0/2.1mm→2.3/1.85/1.7/1.75mm

1.55~0.4mmしか減ってない。


むむ?

今回で終わりで次の春から新調せねば。と思っていたが、これならもう1シーズンギリギリ使えるっぽい?


ゴムが硬化してきて減りにくくなっているのか、それともこのシームレスステルスパタンは減れば減るほど接地面積が増えていく(※)ので、面圧が下がり減りにくくなっていくのか?
※もうこれ以上は面積は増えませんが。


まぁ、買い替えるか使い切ってみるかは次シーズンまでに考えて見ましょうかね~。

しかしこの減ったRE-11A・・・。すごいグリップあるんだよなぁ。

面積が増えてべったり接地してるからか、ハンドルが重いのなんの。

スタッドレスに変えたらあまりのハンドルの軽さにちょっと引いたわ(笑)

RE-11Aは減ってからが本番(?)なのか。でも残念ながらカタログ落ちしちゃいましたが(爆)





他の車もタイヤ交換するので、駐車場外に追いやられるインプレッサ。

今回履きかえさせたDSX-2も残溝(プラットフォームまで)が2.6mm程度なので、今シーズンで終わりの予想。





車変わってウィンダムさん。

そこそこご老体なウィンダムさんは左前脚のロアアームのボールジョイントがお亡くなりに。ゴムが劣化して破損してしまってます。


ヴィッツさんはまだ比較的新しいので特に問題なし。

ミラジーノさんも結構ご老体。左前のドライブシャフトブーツからグリスをお漏らしし始めてます。

まだウィンダムほどではないですがロアアームの同じ箇所のゴムが割れ始めてグリスが滲んできている。



って、ただのタイヤ交換なのに異常不調診断になってるな。

タイヤを外すとついでに足回りの点検をする癖があります・・・。




4台16本のタイヤ交換は結構めんどいですね。※写ってないけどもう4本ある

ガレージジャッキで上げて、インパクトでバリバリっとナット外していくので、作業自体は大した事ないのですが、タイヤの運搬が疲れます。





仕上げ(?)にタイヤショップ クールスへ。冬用のホイールのゴムバルブが1つ漏れるので、交換してもらいにいきました。

ゴムバルブ300円+工賃1950円と工賃の方が高いという(笑)


実は前回、冬→夏タイヤに交換した時に、エアモニのセンサー(バルブキャップ)を取外そうとしたら固着しててゴムバルブごと回ったという事があって、それで漏れちゃってたんですよね。

次の冬になる前にバルブ交換しようと思っていてすっかり忘れていました。タイヤに養生テープで書いて貼ってあったので思い出しました(笑)

放置プレイはイカンですね(爆)


エアモニがあると室内から空気圧が監視できるので、バルブキャップに触らなくなるんですよね・・・。だから、いざ外そうとすると固着してるという。

たまに固着防止で着脱してやらないといけませんね~。なんて思っていてもやらない罠(爆)
Posted at 2015/11/25 20:26:32 | トラックバック(0) | [過去所有]インプレッサWRX STI | 日記
2015年11月21日 イイね!

ミニッツ合宿part3

ミニッツ合宿part3※はじめに→ミニッツ(MINI-Z)とは室内用ラジコンの事です


前回のpart2から4年も空いてしまいました
(前回2011年12月)



色々と仕事が忙しかったり各人の都合が合わせられなかったりと、延び延びになって4年も経ってしまいましたがようやく開催になりました。

メンバーは、前回は私/A氏/T氏/N氏の4人でしたが、N氏の都合が合わず不参加・・・でW氏が初参戦しての4名です。


前回、前々回とやくらいコテージで開催しましたが、今回はエコキャンプみちのくで開催。

理由はコースを広く作れそうだから(笑)





設置場所はココ。

8畳の和室のドアを外してリビングと繋げちゃいます(笑)





和室側から見たリビング側





ホームセンターで売っているジョイントマットを裏返しで敷き詰めて、木やゴムなどでコースに大変身。

なんと12畳の特設コースの完成です。

part1 6畳 → part2 8畳 → prat3 12畳 と進化していってます(爆)





4者4様で挑みます☆





アクションカム(AS100V)で動画撮ってみた(笑)
※キャプチャです

結構良い感じに見れますね。





晩ご飯はすき焼き





獲物を狙うW氏(笑)

私がVSR-10を遊びで持ってきました。




ひたすらミニッツを走らせて、ひたすら騒ぐという大人4人で謎の道楽でした(笑)



- - - - - - - - - - - - -

○私の参戦マシン
MR02 フェラーリ F599XX
MR03 ロータス エキシージ
MR03VE マツダ 787B
MA015 (ドリフト) スバル インプレッサ(鷹目)
MA020 ランボルギーニ ムルシエラゴ
MB010(バギー) オプティマ


○A氏の参戦マシン
MR03 アウディ R8
MR03VE フェラーリ F599XX
MA020 トヨタ 86
MB-010(バギー) インファーノ


○T氏の参戦マシン
MR03 レクサス SC430


○W氏の参戦マシン
MA020スポーツ スバル インプレッサ(丸目)
MR03VE マクラーレン 12C GT3
Posted at 2015/11/21 21:14:36 | トラックバック(0) | その他イロイロ | 日記
2015年11月09日 イイね!

LLC交換

LLC交換前回LLCを交換したのが2013年11月23日なので丸2年(走行距離にして約3万3千km)使用してますのでLLC交換をしました。

ラジエーターキャップはSPACの108kpaPROVAの127kpaをチョイス。


LLCは8L分用意しましたが、実際は6L+αしか使いません。(※今回はヒーターコアまで抜かない為)





ラジエーターのドレンコック先にホースを付けて真下のサブフレームをかわそうと一応努力する図(笑)

ドレンコックのネジ部からも出てくるので結局サブフレームはLLCまみれになる運命という・・・。




2年使った割には色は綺麗ですね。でも消泡能力は落ちてる?




リザーバータンクも空にして洗っておきます。底にちょっとヘドロ状のものがありました。





外したラジエーターキャップ

これは14/12/3に交換したものなので1年前のもの。見かけはまだまだイケる、でも開弁圧力の保障は出来ないので交換です。





抜いたLLCは廃油パックへ。

知らない人が見たら何やらやばそうな物体に見える?(笑)

※一応注意ですがLLCは下水や河川に流してはいけませんよ。



あとは新しいLLCを入れてエア抜きしたらお終い。

これであと2年は放置プレイです(爆)



オマケ



ラチェットが動かなくなったから分解してみたけど、全く問題無かった。

フタあけたら普通に動くようになったし・・・。

機嫌が悪かったんでしょうかね~(謎)
Posted at 2015/11/09 20:23:18 | トラックバック(0) | [過去所有]インプレッサWRX STI | 日記
2015年11月05日 イイね!

ダブルクラッチとマニュアルトランスミッション

ダブルクラッチとマニュアルトランスミッションさて、恒例(?)の誰得コーナーです。

今回はダブルクラッチについて

話の関係上、MTの話も必要なのでそれとセットです。


日本のMT比率はもはや1%台と風前の灯火状態ですが、MT乗りなら当然できるダブルクラッチ。

では、ダブルクラッチって一体どういう意味があって、どういう事をしているのか?

MTの構造を理解しないことにはダブルクラッチの意味もへったくれも理解できないので、それら諸々を説明していきたいと思います。



MTの通常変速ダブルクラッチ変速のシフトダウン手順を比べて見ましょう。

●通常変速
1)クラッチを切る
2)ギアを今より下のギアに入れる
3)クラッチを繋ぐ


●ダブルクラッチ
1)クラッチを切る
2)ギアをNにする
3)クラッチを繋ぐ
4)アクセルを煽り回転数を上げる
5)クラッチを切る
6)ギアを入れる
7)クラッチを繋ぐ



◎通常変速(ブリッピング有り)
1)クラッチを切る
2)ギアを今より下のギアに入れる
3)アクセルを煽り回転数を上げる
4)クラッチを繋ぐ



ダブルクラッチは手順が一気に増えますね。
(※ブリッピング有りの手順もついでに記載)


ぶっちゃけ、こんな面倒臭いことやんなくてもいいじゃん。

って思う人もいますよね。というか多いかな?


まぁ、ぶっちゃけちゃえば別にやんなくてもいいです。

今の車にはシンクロが付いているので、普通に走る分には必要ないです。普通に走る分には・・・。

もともと、ダブルクラッチが必要だったのは今から1世紀ほど前のシンクロがなかった時代の話で、ダブルクラッチしないと変速が出来なかったからです。


さて、この辺から「なぜ?」ってのが出てきたと思います。


・なぜノンシンクロ車はダブルクラッチしないと変速できないのか?
・シンクロは何をしている部品なのか?
・今のシンクロ付き車でダブルクラッチをする意味は?



で、これらを説明するのにマニュアルトランスミッションの構造の話が必要になってくる訳です。



FR用5速MTの構造図です。
※ものによって多少違いがありますので、大体こういう構造と思ってください。


とりあえずざっくり文章で説明をすると、シンクロとはインプットシャフト(エンジン側に繋がる)アウトプットシャフト(タイヤ側に繋がる)回転を合わせてくれる部品です。

インプットシャフトとアウトプットシャフトは変速ギアを介して回転数が変わる為、使用したいギアに合わせた回転数でないとギアが入りません。

片や1000rpm、片や2000rpmの別々の回転数で回っている歯車同士を繋ぐことはできません。

そこで昔のノンシンクロ車はダブルクラッチを用いて人間が回転数を合わせていました。

それでは大変(面倒)なので開発されたのがシンクロで、シフト操作時のギアに押し付ける力(摩擦)を利用してシンクロが回転数を合わせてくれます。


さて、文章での説明ではイメージしにくいでしょう。というかこれでは理解できないでしょう。(なんでダブルクラッチ?とか説明してませんし)


とりあえずトランスミッションの動きをイメージしやすいように図面で5MTのトルクフローでも見てみましょうか。



ニュートラル




1速




2速




3速




4速




5速




後退



シフト操作によりスリーブを前後に動かす事で使用したいギアが固定され、変速して動力が伝わる仕組みです。

トランスミッションの動きがイメージできたでしょうか?

この図面とトルクフローを見て、ダブルクラッチをやったらどういう動きになるのか理解できたら大したものです。もうこれより下を読む必要がないんじゃないでしょうか(笑)



一応シンクロの動きもざっくり図解してみました。(知ってる人は読み飛ばしてOK)





シンクロとその前後の部品の基本構成図(概略)です。
※シングルコーン

変速の為のギア、シンクロナイザーリング、シンクロナイザーハブ、スリーブ、シンクロナイザーキーにより構成される。





上の図を組み合わせた状態。これが通常のギアの入っていない状態です。





1)変速の為にシフトレバーを操作し、スリーブをギア側へ動かすとシンクロキーがシンクロを押す。
2)押されたシンクロがギアへ押し付けられる
3)ギアのコーン部分とシンクロのコーン部分が摩擦により回転数を合わせにいく。





4)ギアとシンクロの回転数が同期したらスリーブが更に進み、ギアとシンクロナイザーハブがスリーブにより連結され、変速が完了する。


ざっくりですが、シンクロの動きの図解でした。




では話をトランスミッションに戻して、図面を用いながら順を追って説明していきましょう。

上に各段ギアのトルクフローは描きましたが、では実際に変速(シフトダウン)した時にトランスミッションの動きはどうなっているのか?


通常のシフトダウンの場合を見てみましょう。




※コルトラリーアート5MTのギア比で計算(たまたまギア比計算したものを持っていた為)
 (3.538/1.913/1.344/1.027/0.833)

5速 1500rpm、53.6km/hで走行中の各ギアの要求エンジン回転数とトルクフロー。

5速:1500rpm
4速:1850rpm(⊿350rpm)
3速:2420rpm(⊿920rpm)
2速:3440rpm(⊿1940rpm)
1速:6050rpm(⊿4550rpm)


・5速で走行中も格段ギアは回転している(カウンターシャフトから回転を貰う)が、アウトプットシャフトとは繋がっていない為、空転状態。

・変速時はこの⊿rpm(回転差)分をシンクロが昇速する

・⊿rpmが大きいほどシンクロの仕事は増え、同期(昇速)に時間が掛かる。





1)シフトダウンの為クラッチを切る。

2)「イエロー(エンジン)」は1500→700rpm(アイドル)まで低下へ向かう。

3)「レッド(インプット/カウンター/1~4速ギア)」は入力が無くなり、回転停止へ向かう。

4)「ブルー(アウトプット/5速ギア)」はタイヤからの入力(53.6km/h)により回転数を維持する。


よってイエロー、レッド、ブルーの3グループはそれぞれ回転数がバラバラになる。

変速時はこの3グループのそれぞれの動きが重要になってくる。





5)シフトを3速位置へ押し当てる。(クラッチは切ったまま)

6)シンクロが「ブルー(アウトプットシャフト/5速)」からの入力(回転)を使って回転数の下がった「レッド(インプット/カウンター/1~4速ギア)」の回転数を要求エンジン回転数の2420rpmまで昇速する。

7)「ブルー」「レッド」の回転数が同期すると3速へシフトが入る。





8)「イエロー(エンジン)」の回転数が要求エンジン回転数(2420rpm)まで達していない(現状1000rpmと仮定)為、半クラッチを行い「レッド」「ブルー」からの入力(回転)を使って、エンジン回転数を2420rpmへ昇速する。

9)回転数の上昇(同期)と共にクラッチを繋いでいき、シフトダウンを完了する。



以上が通常のシフトダウン時のトランスミッションの動きです。

上記のケースでは5速→3速へのシフトダウンでしたが、他パターンのシフトダウンでも流れは同じです。(回転数が違うだけ)

上記の5速→3速のシフトダウンの場合はエンジン回転数が1500→2420rpm920rpm上昇となります。しかし図の「レッド(インプット/カウンター/1~4速ギア)」回転数をその分上げないとギアが入らないので、シンクロが身を削って頑張って昇速してくれます。

この程度の回転差であればシンクロが調整してくれますが、極端な例では5速(1500rpm)→1速(6050rpm)などの場合は回転差が4550rpmもある為、シンクロでは昇速が困難になります。
※ギアが入らない/昇速に時間が掛かる。

ギアが入ったとしても要求エンジン回転数も大きい為、半クラッチでのエンジン昇速ではシフトショックが大きくなるし、ショックを嫌うと半クラッチ時間が長くなります。

また、「ギアを入れるのに時間が掛かる=クラッチを切っている時間が長い」なので、ギアが入る頃にはエンジン回転数もすっかり落ちてしまい、エンジンとミッションの回転差がより大きくなるという悪循環になります。



シンクロの性能は車によりけりですが、基本的にスポーツ(高回転)走行時の1速や2速へのシフトダウンはシンクロがついてこない事が多く、シフトダウン不可or時間が掛かるという不都合が起こります。

しかし逆に言えば、回転差が小さい状況ではシンクロ任せでシフトチェンジしても全く問題ないのです。(というかその為のシンクロです)




さぁ、ここまで来たら(読んだら)ダブルクラッチを使う事の意味が見えてきたのではないでしょうか?

それではダブルクラッチの動きを見ていきましょう。




※コルトラリーアート5MTのギア比で計算(たまたまギア比計算したものを持っていた為)
 (3.538/1.913/1.344/1.027/0.833)

●5速 1500rpm、53.6km/hで走行中の各ギアの要求エンジン回転数とトルクフロー。

5速:1500rpm
4速:1850rpm(⊿350rpm)
3速:2420rpm(⊿920rpm)
2速:3440rpm(⊿1940rpm)
1速:6050rpm(⊿4550rpm)


・5速で走行中も格段ギアは回転している(カウンターシャフトから回転を貰う)が、アウトプットシャフトとは繋がっていない為、空転状態。

・変速時はこの⊿rpm(回転差)分をシンクロが昇速する。

・⊿rpmが大きいほどシンクロの仕事は増え、同期(昇速)に時間が掛かる。





1)シフトダウンの為クラッチを切る。

2)「イエロー(エンジン)」は1500→700rpm(アイドル)まで低下へ向かう。

3)「レッド(インプット/カウンター/1~4速ギア)」は入力が無くなり、回転停止へ向かう。

4)「ブルー(アウトプット/5速ギア)」はタイヤからの入力(53.6km/h)により回転数を維持する。


よってイエロー、レッド、ブルーの3グループはそれぞれ回転数がバラバラになる

変速時はこの3グループのそれぞれの動きが重要になってくる。





5)ギアを5速→ニュートラル(以下N)へ入れる

6)クラッチを繋ぐ。
 ※これにより「イエロー(エンジン)」「レッド(インプット/カウンター/1~4速ギア)」の回転数が同期する。

7)アクセルを開け、エンジン回転数を上げる(1500→2420rpm以上)
 ※同時に「レッド(インプット/カウンター/1~4速ギア)」の回転数も上がる。





8)クラッチを切る
 ※「イエロー(エンジン)」の回転数は低下へ向かう。

9)ギアを3速へ入れる
 ※「レッド」「ブルー」の回転差は「無い~極少」の為、シンクロは殆ど作用せずギアは3速へ入る。





10)クラッチを繋ぐ
 ※先ほどクラッチを切った事で「イエロー(エンジン)」の回転数は低下へ向かっていたが、予め2420rpm以上としておく事で、この時点でエンジン回転数は2420rpm近辺になっている。

 ※「イエロー」レッドブルーの回転差は「無い~極少」の為、半クラッチはほぼ不要でクラッチを繋げる。



以上がダブルクラッチを使用したシフトダウン時のトランスミッションの動きとなります。


さて、通常のシフトダウンとダブルクラッチの違いが分かったでしょうか?

ダブルクラッチは通常シンクロで昇速される「レッド(インプット/カウンター/1~4速ギア)」エンジンで昇速する為、シンクロをほぼ使いません。
※”ほぼ”というのはシンクロは構造上少なからず作用するからです。


そのためシンクロによる昇速待ちや、過大回転差でのシンクロによる同期(昇速)不可発生しません。

そして「レッド(インプット/カウンター/1~4速ギア)」エンジンにより望んだ回転数にできる為、とんでもない回転差であってもギアチェンジ可能です。

※たとえ5速(2000rpm)→1速(8000rpm)のような6000rpmもの回転差であってもシフトダウンできます


あとは、「イエロー」「レッド」「ブルー」3グループの回転数が同期しているため、クラッチをぽんと繋いでもシフトショックが発生しません。

※シフトショックを減らす方法にブリッピングがあるが、あれはダブルクラッチと違いエンジンによる「レッド」の昇速を行わないため、通常のシフトダウンと同様にシンクロに依存します。最後のクラッチを繋ぐシーンで「半クラッチを使ってショックを消す」か、「回転数を予め上げてから繋いでショックを減らす」か。という違いです。




さて、ずいぶんと長々となりましたが。ダブルクラッチのメリットとデメリットをまとめてみましょう。

●メリット
・回転差が大きい状況でのシンクロ待ちが発生しない
・回転差の大きいシフトダウンでも変速ショックなしでシフトダウンできる
・どんなギアにでも入れられる。
・シンクロの消耗を抑えられる


●デメリット
・手間がかかる
・空吹かしする事になるのでその分の余計な燃料を使う



まぁ、こんなもんでしょうか。

ではこのメリットが生きるシーンは?

→スポーツ走行時の素早く確実なシフトダウン。そして変速ショックによる挙動変化の防止です。

つまり、「速く走るため」のテクニックな訳です。

速く走りたいなら絶対必要。そ~でない人にはいらん長物ですね。


デメリットに関しては慣れれば手間とは感じません(何も考えなくても出来るようなります)し、燃費をそこまで気にするならエコカーにでも乗ってください。という話。


あ、そうそう。ダブルクラッチが出来ないとヒールアンドトゥもできませんね。
※ヒールアンドトゥはブレーキとダブルクラッチの同時操作。


速く走るだけでなく「MT車で運転を楽しむ」という面でもダブルクラッチは習得が必要かと思います。(ヒールアンドトゥも。)

わざわざMT車を選んで乗っててダブルクラッチもヒールアンドトゥを出来ないのでは何の為にMT車に乗っているのかと・・・
 え、仕事?それはご苦労様です。



余談として、「シンクロのある今の車にはダブルクラッチは不要」という意見もちょいちょい(結構?)あるみたいですが、それって言い方次第では「自分は腕(技術)がありません(※)」って公言してるのと同じなので安易に言うのは止めたほうが良いかと思います。

※その領域まで車を使えていない/そういった走行ができない。という意味。

言うのであれば、「街乗りでは不要」などという条件をつけてから言いましょう。


な~んて言うと必ず反発して「俺はダブルクラッチがなくても速く走れるんだ」なんていう方が居るかもしれません。

なので「それで速く走れるならきちんとダブルクラッチ/ヒールアンドトゥが出来るようになったらもっと速く走れますよ?」って言っておきます。


「出来るけどやらない」「出来ないからやらない」は違うのです。


前者は”選択や判断”ですが、後者は”妥協や言い訳”ですね。



ダブルクラッチとヒールアンドトゥ。出来るようになると、出来なかった頃には戻れません。

どんなギアへでも抵抗なくスコっとシフトレバーが入っていくあの感覚。狙った回転数・必要な回転数への調整がバッチリ決まった時の感覚。半クラッチを使っていないのに変速ショックがないショックレスなシフトダウン・・・etc

それらを知っているとシンクロに頑張らせていた頃には戻れません。

シンクロ頼りでしか乗れない人はマニュアルトランスミッションというものの楽しさを半分くらいは損してると思います。

誰しも自分が知らないものの価値ってのは理解し難いものです。

出来ないまま不要だと切り捨てないで、出来るようになってからその上で自分に必要か不要か判断してみてください。



と、あまり発言が過激になり過ぎないうちに軌道修正を行います(笑)



●まとめ

・街乗りではダブルクラッチは特に必要なし。
・速く走る・楽しく走るためにダブルクラッチは必要。


街乗り程度ではダブルクラッチは基本的に不要だけど、様々なシーンでスムーズに走るという点では是非ダブルクラッチは欲しいかな。

変速ショックを無くすにはブリッピングでもいいけど、どうせやるならダブルクラッチをやって欲しい。(慣れれば手間はさして変わらない)

半クラッチ頼りで運転しているMT車乗りは・・・頑張ろう。安いオートマのキックダウンみたいなシフトダウンをしていては恥ずかしいでしょう。



●最後に・・・「これから習得を目指す人へ」

・ダブルクラッチが出来ない人はまずブリッピングによる回転数を合わせたシフトダウンから練習しましょう。
 ※まずは1速分落とす所から始めていき、慣れたら2速分落としたりしていきます。
 ※5→4速など高速ギアの方が簡単です

・ブリッピングによる回転数合わせが安定して出来るようになったら、途中にNギアに入れるという操作を追加しましょう。
 ※操作手順が増えて戸惑うでしょうが、とにかく手順に慣れましょう。

・その操作自体が出来るようになったら、色んなシーン色んなギアへシフトダウンできるように練習しましょう。

これでダブルクラッチは習得完了。

あとは、ヒールアンドトゥはブレーキしながらダブルクラッチをするだけ。簡単でしょ?


車速と各ギアの回転数は計算で出せるので、「5速→4速に落としたいのだけど、何rpmにすればいいのか分からない。」という場合は計算して目安を作ることをオススメします。



●おまけ



インプレッサの6MT(TY85)のモデル図

TY85の資料が少なかったので多少違うかも?大体は合ってる筈です(笑)
Posted at 2015/11/05 21:29:29 | トラックバック(0) | 小難しい話とか | 日記
2015年11月01日 イイね!

菅生のパン屋さんへ&レヴォーグ試乗

菅生のパン屋さんへ&レヴォーグ試乗Tukiminaとロードスターで菅生にあるパン屋さんへ行ってみました。

スポーツランド菅生から車で5分ほどの場所にある
「麦屋」さんです。




お店の外観はこんな感じで、看板がないとお店と分からずに通り過ぎそうなくらいの民家チックです(笑)




薪窯で焼いた昔ながらのパンのお店で、店舗正面から入ると個売りでパンを買う所があり、裏手に回るとカフェがあります。




1個あたりは結構大きいサイズで、800~1500円程度。




カフェの方へ言って、スーププレート(ランチメニュー)を頼みました。

日替わりのスープと一品、パン盛り合わせのセットとなっています。

里芋のポタージュとキャロット・ラペ。

パンは左から、古代米のパン/くるみ/向日葵の種&キャロット/カンパーニュの4種。

外側はカリっと香ばしく内側はモチっとした食感で美味しかったです。


お腹を満たしたら、今度は秋保ヴィレッジに言ってデザートです。クレミアを頼もうかと思って行ったらラ・フランスソフトなんてのがあったので、そっちを注文




なかなか濃いラ・フランスの味のするソフトクリームでした。





デザートを食べたら、Tukiminaロードスターをこんな道に誘いつつ(笑)、栗生スバルへ向かいます。




サイカチ沼。紅葉してるにはしてるけど・・・見ごろにはちょっと遅かったかな?





栗生スバルでレヴォーグ1.6GT-S EyeSight(CVT)に試乗。

今流行(?)の直噴ダウンサイジングターボ。1.6L NBで2.5L NA並みのパワーでありながら、燃費性能に優れる。

今年の4月にマイナーチェンジしたばかりのアプライドBです。

販売から1年経ち、今更感はありますけど。今更試乗しました(爆)

スペックは170PS/4800-5600、25.5kgf・m/1800-4800、車重1550kg。P/Wレシオは9.11なので不足なく走れるレベルの数字です。


試乗した1.6GT-SはアプライドBになった事で足回りが良くなった(柔らかくなった)そうで、フロントはビルシュタインが入ってます。アプライドAと比べてかなり乗り心地が良くなったそうです

「そうです」・・・なんていかにもテキトーな言い回しですが、営業さんの言い分そのままです。だって私アプライドAに乗ってないから比較できないんですもの(笑)

まぁ、確かに乗ってみた感じは思ったより足回りは硬くないな~とは感じましたが。

ボディ剛性は流石に今の車って感じでガッチリしてますね。路面への追従はしっかり足回りだけで仕事をしてるな~という印象です。

まぁ、頑張って走ろうと思った際は物足りないでしょうけど。(乗り心地とトレードオフ&スポーツカーでない事を考えれば妥当ですが)


エンジンに関しては1.6L DIT(直噴ターボ)で6200rpmからレッドゾーン。

78.8x82mmのロングストロークエンジンFB16ですので、回転数は抑え目です。

1800rpmで最大トルクを発生させるので、通常使いでは十分な力強さを感じます。(1800rpmで64PS発生。)

最近のスバル車は皆そうですが、あまりターボを感じさせない加速感でマイルドなブーストの掛かり具合ですね。

純粋なパワーの為のターボではなく、どっちかというと燃費の為のダウンサイジングターボなので過激ではないのは当然ですね。

ただ、出足や街乗りの範疇での加速感は十分すぎるほどのパワーが出ている(そこをメインに据えている為)ので、とても乗りやすいです。


エンジンの振動に関しては流石に水平対向の為、ほとんど振動しないです。水平対向に慣れているとそれが普通になっちゃうんですけどね・・・。

静粛性は・・・私はあまりまともなレビューが書けません。なぜなら静粛性とは無縁の車に乗っているから(爆)

まぁ、それなりに静かなんではないでしょうか。エンジンも回転数を上げれば、なんとか?主張はしてくれる程度の音が出るといった具合ですし。

ロードノイズに関しても価格相応の程度に静かではあると思います。

まぁ、逆に言えばスポーツ性はマイルドです。って事なんですが。



レヴォーグ1.6Lはスポーツカーではないですし、せいぜい”ちょっと速いワゴン”という位置付けなので、それに見合った性能を有していると思います。

※2.0Lの300PS仕様はP/Wレシオ5.2と”かなり速いワゴン”になりますが(笑)


ちなみに全車CVTですが、個人的に”スバルのCVTは乗れる”と思えるCVTです。

CVTながらドライバーが感じる回転数と車速の誤差、ズレといった感覚差が小さい印象です。

他社と違ってアクセル踏んだらちゃんと回転数を上げてくれるからそう感じるのかもしれません。

燃費だけのCVTはとにかく回転数を上げずにレシオだけで車速を調整に行くから違和感が大きい。




さて、短評になりましたが、レヴォーグ1.6GT-S。小売価格300万円ですが買いでしょうか?

う~ん・・・それなら私は同じ価格でBRZ買います。って、そりゃないでしょ(爆)


真面目に言えば、小売価格240万でインプレッサ2.0i-S EyeSightが買えるんですよね。

150PS/6200rpm、20kgf・m/4200rpm、車重1370kgでP/Wレシオ9.13。

パワー的にはレヴォーグ1.6と同等で、60万円安い。排気量も1.6と2.0なので同じ区分(金額)。

燃費も同等(レヴォーグ1.6:16km/L/インプレッサ2.0:16.2km/L)


全長×全幅×全高(mm)
・レヴォーグ 4690×1780×1490
・インプレッサ 4420×1740×1465

あとはサイズの違いでしょうかね。

レヴォーグほどの大きさを求めないのであれば、インプレッサの方が買いかもしれませんね。
Posted at 2015/11/01 23:45:57 | トラックバック(0) | 試乗/レビューなど | 日記

プロフィール

「お知らせ:ブログカテゴリーに便利なリンク集あります。」
何シテル?   04/17 20:48
はじめまして、葵 由埜(あおい ゆの)です。 ★YouTubeとTwitter始めました。 ★できるだけ面白可笑しくをモットーに日々のクルマやバイク...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2015/11 >>

1234 567
8 91011121314
151617181920 21
222324 25262728
2930     

愛車一覧

トヨタ 86 86(穹) (トヨタ 86)
2019年冬から乗り始め。[超低重心FRパッケージ]が売りの2+2シーターFRクーペ。 ...
ヤマハ YZF-R6 R6(蒼) (ヤマハ YZF-R6)
2018年春から乗り始め。尖った性能の600ccスーパースポーツ。 2017年式(BN ...
ヤマハ セロー250 セロー (ヤマハ セロー250)
2012年春から乗り始め。オフロード車の定番。二輪二足コンセプトのトレール車。 200 ...
ヤマハ YZF-R6 R6(紅) (ヤマハ YZF-R6)
※過去所有車です ※2018/03/21 2017年式YZF-R6(BN6)との入れ替え ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation