
定期のエンジンオイル交換をしました。
予定では9月にやるつもりでしたが、走行距離が前回交換からちょうど5000kmだったのでキリが良いかなと思って9月目前ですがやっちゃいました。
実はミッションとリアデフオイルの交換もやりたかったのですが、発注したオイルがまだ届かないという(爆)
9月上旬に届く予定なのでミッションとリアデフは後に回します。
エンジンオイル交換ではアンダーカバーを外す必要はありませんが、ちょっとエンジンの下回りが見たかったので今回は外してます。
さて、私は一体何を見たかったのでしょう?まだ内緒です。ちなみにエキマニ交換じゃないですよ。
さくっとオイルを抜きましょう。
エンジンより後方の風景ですが、結構いいフラット感ですよね。
前乗っていたGDBインプレッサもフロアアンダーカバー付きでしたが、86(穹)の方がフラットですね。
ちなみにフロアアンダーカバーはGT Limited以上のグレードにしか付かない(オプションですら無い)という謎仕様。
下のGやGTは弄る前提のグレード(だと思っている)なのだからオプションで設定してくれるべきだと私は思うのですが…。
わざわざ部品単体で発注して取り付けてもらうという人もいるようですが、それならオプションで…って思いません??
廃油の色はこんな感じ。5000km走ると元々赤色のオイルも真っ黒ですね。
オイルの色が汚れるのはきちんと仕事をしている証拠ですので、気にしないでくださいね。
たまに勘違いしている人もいますけど…。
・汚れるオイル→エンジン内部の汚れを取っている。
・汚れないオイル→エンジン内部の汚れを取っていない。
色よりも金属粉やスラッジ等のSS(※)の存在を気にした方が懸命です。
※Suspended Solids:浮遊物質
ちなみに前回入れたオイルはバイク用のRS4GP 10W-40です。
理論上車に使用しても問題ない事は考察済みですが、廃油の状況を鑑みても問題は見られません。
まぁ、超高回転エンジンを搭載するR6(蒼)で全力全開使用できるスペックのオイルですからね。
スポーツカーとはいえSSバイクよりも実用エンジン寄りである86(穹)に使えないという道理は無い訳で…。
※参考:レブリミット回転数時のピストン平均速度
・R6(蒼):23.38m/s
・86(穹):21.50m/s
余談ですが、86(穹)は今のところ廃油は規定量抜けてます。気持ち少ない?ような気がしないでもないけど、
正確に測っているわけではなくオイルパンのメモリで見てるだけのざっくり勘定なので多分気のせいレベル。
走行距離も1.2万km程度なのでまだまだ摩耗とかが気になる時期でもないですね。
高回転過ぎない自然吸気エンジンなので色々負担が少なくて安心だなぁという気持ちです(笑)
というのも前車GDBインプレッサは最終で18.7万kmまで走りましたが、あれは入れたオイルよりも多く廃油が抜ける車でした(笑)
圧縮が問題ない値なのは確認して乗っていましたが、単にハイブーストすぎるんですよね。ブースト1.4kgfくらいまで普通に掛かって、オーバーシュ-トで1.6kgfとか1.8kgfまで行ったりする。
EJ20はブーストが掛かるとシリンダー内圧が高すぎのエンジンなのでノッキング回避で大量に吹かれるガソリンがピストンリングを通過してエンジンオイル側へ入っていく。
エンジンオイルがガソリン希釈されていき、体積が増えるという…。
オイル交換までの間にどれだけブーストかけて走っていたかで抜けるオイル量が変わるというオイル管理には非常に気がかりな車でした。気にならない人には気にならないであろうレベルですが。
インプレッサにお乗りの方はできるだけ小まめにオイル交換する事を推奨します。本気で踏む回数が多い人は特に!!
あとは粘度の低いオイルを入れるのも推奨しません。ガソリン希釈で粘度が落ちていく事を考慮して高粘度の方が安心です。
インプレッサってハイブースト故に非常にエンジンに負担かかってるんですよね。
圧縮比は8.0というターボ車らしい低い圧縮比ですが、ブーストが掛かるとどうなるか??
1.4kgfのブーストが掛かると、大気圧+140kPaの空気をシリンダーに押し込みます。※便宜上1kgf=100kPaとします。
大気圧を101kPaとすると241kPaが入る。それを8.0倍に圧縮します。→1928kPaです
※オーバーシュートで1.8kgfまで行くと2248kPa
これがいかに恐ろしい圧力か……。
単純に高圧縮比エンジンって言うと自然吸気が多いですよね。
最近の吸気遅閉じなどで圧縮比<膨張比としている燃費用エンジンを除いて、純粋に出力の為に圧縮比を上げていた頃のエンジンとして、
S2000のF20Cや、シビックTYPE-RのK20Aでも圧縮比11.7です。
自然吸気なので大気圧 x 圧縮比 = シリンダ内圧です。なので1181.7kPa
って、ふと思ったら最近の出力の為の高圧縮比エンジンに乗っていました。(R6(蒼)なんてまさに)
→86/BRZは圧縮比12.5なのでは1262.5kPa
→YZF-R6は13.1なので1323.1kPa
という事でインプレッサのフルブースト状態って高圧縮比エンジンよりももっと高圧なんです。
自然吸気での圧縮比に言い換えると、19.28とか22.48とかですよ。ぶっとんでます(笑)
当然、圧縮比=膨張比の思想の頃のエンジンなのでまともにこの圧力が掛かっているという恐ろしさ。
※最近の燃費志向の圧縮比<膨張比のエンジンは実際の圧縮比は諸元表記載の値よりももっと低いです。
インプレッサ乗りはこの事を頭に入れておくと、ちょっぴり管理の仕方が変わるかもしれません。
さてインプレッサの話で長くなりました…(笑)
で、今度はR6(蒼)の話。前車R6(紅)もですが。
YZF-R6というバイクは今度は逆で、オイルを入れた量よりも抜ける量が少ないパターンでした。
単純に高回転すぎるんですね。回転数を上げまくるとピストンリングが潤滑の為のオイルを燃焼室側へ掻き上げてしまう。
オイルが燃焼室へ抜けて減っていくんです。
ちなみにセローも高速道路を走ったりして高い回転数を維持している時は少なからず減っていくようですね。
とはいえR6(蒼)、R6(紅)に比べたら大した事はないですが。
まぁ大体の車両は程度の大小はあれど、エンジンオイルの量(廃油量)はターボ車は増える可能性。自然吸気車が減る可能性がある。というのが概ねの傾向ですね。必ずではありませんが。
だから何だといったらそれまでの話なんですけど。
通常の乗り方でどうなのかを認識できていれば、何かの異変があった時にその兆候に気が付けるかもしれません。ってだけ。
「普通の状態とその理由」を知っていないと「異常な状態とその原因」は判断できませんよ。という。これはエンジンオイルに限りませんけどね。
で、え~~っと。なんの話してたんでしたっけ??
あ、オイル交換か(笑)
オイル交換とセットでフィルターも交換です。PIAAのツインパワーZ10。
特にこだわりがあって使い続けている訳ではないのだけど、毎回PIAAです。地味に高いんですよね…。
オイル交換毎に毎回交換しているので、もう少し安いやつでも平気かも?
というか最寄りの店舗にZ10が置いてないから買いに行くのが面倒(爆)。Z10ってそんなに使われないサイズでしょうか…?
あと、フィルターの取付け時に忘れずにやって欲しい事。
ゴムに油を塗りましょう。抜いた廃油でOKです。
これを忘れてフィルターを締め込むとゴムが滑らず、ゴムが溝からズレたり外れたりしてオイル漏れの原因になります。
フィルターはオイルポンプの下流なのでオイルポンプの圧力がかかる部分です。しょ~もないミスでオイルを噴出させないように注意しましょう。
入れるオイルはまたRS4GP 10w-40です。
ペール缶から計り入れするのに2000ccのビーカーを使い始めたのですが、2000ccまで中身を入れるとまともに注げないという…。(傾ける角度が浅いと外壁面を伝ってオイルが流れ落ち、狙った所に注げない)
結局1000ccずつ計量しているので5.5回も計量するはめに…。
ならオイルジョッキ使えばいいじゃん。って思うでしょ?あれ、中を洗いにくいから嫌なんです。なにかいいもの無いかしら。
しかし、車1台バイク2台をすべて同じ銘柄で使用しているので20Lペール缶で購入したRS4GPが良い勢いで消費されていく。
今年の4月から使い始めて、もう残りが5.0Lとか。って86(穹)の次の使用量分無いじゃないですか(爆)。※1回で5.5L使う。次回1月予定
あとで発注しておかねば…。
という事で、オイル交換よりも余談が大部分を占めました(笑)
まぁ、オイル交換自体はインプレッサの頃から頻繁にやっていて一々ブログに書かない事も多かったです。
今回は前回入れたバイク用のエンジンオイルRS4GPの確認もあり、ブログにしましたがあまり書くことがなく余談に走りました(爆)
最後に余談ついでにもう一つ。
86(穹)のフロントジャッキポイントはココ。
インプレッサはもっと奥にあってやり難かったのですが、86(穹)は近くて簡単になりました。
ジャッキポイントの遠いインプレッサ用に購入した長崎ジャッキ様もその長さを持て余しております(笑) ※タイトル画像の通り