先日、アバルトに車高調を取り付けました。
取り付け時に初期馴染みが付く頃に
アライメント測定を勧められました。
初期馴染みは100~200キロ乗った頃だそう。
車高調入れた車両の料金は半額。
作業当日に測定の予約を入れました。
作業の予定は10時から。
受付を済ませ、早速作業に取り掛かってもらいます。
測定器の取り付け、今は早いですね。
昔は測定するまでの準備にかなりの時間を要していましたが、今は10分もかかりません。
現在の状況の各種数値がが画面に映し出されます。
アバルトの基準値は以下の通りです。
年式やグレードで多少の差はあると思いますが、このお店の測定器で表示された内容です。
<フロント>
・キャスター +2.45±0.50度
・キャンバー -0.34±0.70度
・トー -0.02±0.04度
<リア>
・キャンバー -1.10±0.50度
・トー +0.15±0.08度
基準値を見渡してみると
特徴的なのはリアのトー。
ほとんどのクルマはオーバーステアを避けるためにイーブンまたはマイナス設定だと思い込んでいました。
しかし
アバルトの基準値はプラス設定です。
アバルトらしさが出ていますね。
作業担当者に聞いてみると、小型のスポーティーな欧州車などで見かけるとのことでした。
さて
私のアライメント値です。
まずはフロントです。
キャスターは基準値最大から約+0.5度増し(左右差ほぼなし)。
スリハン車高調+ピロアッパーの組み合わせでは+1度寝るとの話だったので想定の値です。
これで高速における直進性のフィーリングがアップされます。
キャンバーは組付け時の簡易測定値(+0.8度)とほぼ近い+1.06度と基準値内。
トーは組付け時の簡易測定値0.0度イーブントーに設定しましたが、微妙にずれていたため修正を実施です。
さて
懸案のリアです。
リアは基本的にアライメントの調整はできません。
もし、調整するとなると車高調全体の組み直しになります。
それは避けたいなぁ。
走った感じでは全く違和感が無いので、それを数値で確かめられたらと思います。
まずはキャンバーです。
215幅のタイヤを履きたいのでシムをかませて+1度ほどキャンパーを足しています。
それが数値として現れ、+2.10度(左右差ほぼなし)になり、基準値より+0.5度になっていました。
さて最大の懸案、トーです。
アバルトのリアはトーションビーム方式のサス。
このサス方式に車高調を組み込むとその構造から微妙にトーがイン側に向きがちになります。
それを修正するシムが販売されています。
直進優先嗜好の場合はあまり気にしなくてもいいとの情報もあります。
そのため、私はあえてトーを修正しないシム#2を選択しました。
その選択が正しかったのか、値が気になるところです。
結果は左右共に+0.27度と基準最大値から+0.02と、ほぼ基準内。
アバルト本来の回り込む楽しさを担保しました♪
結果的にトーインを修正する#1を装着するともっとプラスに振れ、更にトーアウトするところでした。
シム#2にしてよかったです。
組付けを担当したベテラン作業員の方も参加して数値を吟味。
その方から
直進優先のように見えますが、前後キャンバー値やリアのトー値などからしてなかなか楽しそうなクルマですね。
それにしても左右差がほとんどない綺麗な数値です!
とお墨付きを頂きました。
仰る通り、高速道を走る際は手を添えるだけの安楽運転ながらカーブでは気持ちいい走り。
ガチ走行には不向きな設定かもしれませんが、
私的には理想的な感じに仕上がりました。
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Posted at
2023/03/07 13:48:52