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前回からの続きです。)
週末の土曜日、
メルセデスベンツ豊橋新車整備センターの見学イベントに参加してきました。
前日、浜松市内を観光し一泊、翌日いよいよメインイベントのメルセデスベンツ豊橋新車整備センター見学です。
昨晩はワインをちょい飲み過ぎて21時過ぎにはぐっすり。
朝、6時前に気持ちよくお眼覚めです。
部屋の窓からは我が愛車が眺められます。
さてさて朝食をちゃっちゃと済ませ、早めに出発。
整備センター見学の集合時間は13時半。
午前中は何ヶ所か立ち寄り、時間調整しながら向かいたいと思います。
まず立ち寄ったのは宿泊地から程近い
舘山寺。
無料の公共駐車場に止めて辺りを散策しながらお寺さんに向かいます。
舘山寺の裏は結構広い遊歩道が整備されていますが、時間の関係もありショートカットして観音様だけ拝んで戻ってきました。
ここの
舘山寺温泉は塩分濃度が高い事で有名です。
風光明媚で遊覧船やロープウエイもあり、ここで一泊するのもアリですね。
東名をちょいと走り、静岡県浜松市を後にして愛知県豊橋市に向かいます。
豊橋に向かう道すがら
豊川稲荷の近くを通ります。
午前中はここで時間調整します。
豊川稲荷は日本三大稲荷の1つ。
稲荷と呼ばれる場合は狐を祀った神社をイメージしますがここはお寺さん。
この鎮守は稲穂を荷い、白い狐に跨っておられます。
このことから豐川稲荷が通称として広まり、現在に至っているとか。
なので、参拝時は柏手を打ちません。
広くて立派な本堂を後にして境内を散策します。
豊川稲荷と言えば、
千本登りと霊狐塚。
奥の院に向かう参道は、諸願成就の千本ののぼりで埋まっています。
この登りが立ち並ぶ景観は、豊川稲荷の名物となっています。
京都の伏見稲荷の様に、赤い鳥居が無数に並ぶ光景は見られません。
その代わりにこの様な幟が参道に沿ってずっと並べられ、通称千本のぼりと呼ばれています
この千本のぼりのある参道を通り抜けると、沢山の霊狐塚。
どこを見ても、狐、狐、狐です。
参詣が終わり、早めの昼食にしましょう。
ホテルで朝食をしっかり食べたので軽めにします。
豊川稲荷の門前にはお稲荷さんのお店が多数。
そこを見て回り、お稲荷さんとご当地B級グルメの
おきつねバーガーを買いました。
食事は豊橋新車整備センターから程近い
カモメリアで。
最上階の展望台で外を見ながら頂きます。
おきつねバーガー、ハンバーガーのバンズ(パン)部を油揚げにしたおきつね本舗看板商品。
2007年から販売を開始し、テレビ東京の「B級グルメスター誕生」で見事優勝したヒット商品です。
ボリュームにやや欠けますがサクサク感を楽しみながら食べられました。
カモメリアの展望台では三河港から輸出入するクルマが一望できます。
なかなかのスケールです。
目の前に並べられた車両はスズキとFIAT系。
メルセデスの車両は確認できませんでした。
豊橋新車整備センターはここから2キロ先。
時間もちょうどいいので、だったら直接見に行きましょう。
現地に到着して入門前に写真撮影許可のお伺い。
すると、撮りますよと言われたのでお願いしました。
いい記念になります。
その後場内に入り、受付を済ませます。
お土産のレトルトカレーには笑えました。。。
さて
見学スタートです。
指定場所以外撮影禁止なので、画像はほとんどありません。
車両は本国から輸送船で約40日かけて運ばれます。
豊橋に着いて各地のディラーに配車されるまで、ここでの整備の流れは以下の通り。
⇒船内で税関
⇒専用のゴムタイプの仮ナンバーで自走移動しセンター内プール
⇒トランスポートモードを解除してロードテスト
⇒鉄粉除去後洗車機で洗車
⇒手で丁寧に拭きあげ
⇒何本も並ぶ蛍光灯下で丁寧に外観検査
⇒注文通りに製造されているか装備品・仕様検査
⇒日本仕様のコーション貼り付け
⇒ETC等、日本仕様品取付
⇒不具合ありの場合は修復工程
⇒日本仕様に再コーディング
⇒専門の検査員による完成検査
⇒完検証発行
⇒保護フィルム貼り付け
⇒各地へデリバリー
こんな手順で作業が進みます。
この流れを場内を歩きながら説明を受けました。
しかし場内は綺麗ですね、タイヤ跡さえありません。
意外だった点は洗車工程。
本国で運搬船に乗るまでは鉄道で移動するそう。
その際はなんと保護カバーなし!
その為、本国からのクルマは鉄粉が凄いとのこと。
なので洗車の前に紫に変色する鉄粉除去剤を文字通りぶっかけます。
反応した頃合いをみてクロス式の洗車機で一気に洗車!
いやぁ~、結構ラフに扱っているのにビックリしました。
まぁ、それだけ塗装が丈夫ということでしょうか(苦笑)。
説明途中で職人さんの修復デモです。
俗にいうデントリペアでした。
どのくらいの割合で発生するのか気になりましたが質問は控えました…。
全体を見終わり愚直に淡々と行っている作業に好感を感じました。
しかし見学という観点から見ると、内容は正直物足りなさを感じます。
迫力を感じられるモノ造りの工場ではなく、どちらかと言うと地味な新車整備工程なので致し方ないですね。
しかし最新のレーダーセーフティーの実車体験等色々工夫を凝らしていました。
楽しんでもらおうという気持ち、充分伝わりました。
ありがとうございます。
このセンターではインポーター初の整備完了直後の車両を直接受け取ることができます。
特区扱いで全国のナンバープレートの封印作業が可能になったことから実現できたそう。
記念になりますが、その為にここまで来るのは…ちょっと遠すぎるかな。
16時に終了して帰路に向かいました。
途中、御殿場付近で事故渋滞がありましたが20時半に自宅に到着。
久々の遠出ドライブ、そこそこのスピードで走りましたが、さすがメルセデス。
まったく疲れ知らずの楽しい二日間でした。