
(長文です。興味がある方のみお読み頂ければと思います。)
アバルト納車時に取り付けたリバウンウントストッパーが変形してきました。
それを言い訳に
THREEHUNDREDのピロアッパーマウントを装着することにしました。
その経緯は
こちらです。
注文していた品物が届いたのと連絡を頂き、早速取り付けします。
作業される方に写真撮影をお願いし、快く引き受けていただきました。
なお、交換作業は2時間くらいで完了しました。
交換する部分の現状です。
リバウンドストッパーが変形していますね。
結構な力が加わっていることがわかります。
純正のアッパーマウントごと取り外した状態です。
大きなゴム部品が車体側のアッパーマウントの窪み一致し、車体の鉄板を挟む形でエンジンルーム側から皿金具で止める構造です。
車体に固定せず挟んでいるだけなので、強い入力があると
ゴムの弾性でマウント自体が歪むのでリバウンドストッパーが変形したんですね。
なお、この構造自体はレアでなく、VWゴルフなどでも採用されたことがあります。
さて、アッパーマウントを交換していきます。
現状のアッパーマウントを外し、ダンパーのピストンロッドのみにした状態です。
ダンパーのピストンロッドにピロボールの受けをはめた状態です。
その受けをはめた状態にピロボールがついたアッパーマウントをはめます。
このアッパーマウントは
超々ジュラルミンA7075(アルミ二ウム合金の中で最高クラスの硬度・強度をもつ金属)用いています。
これを高精度に加工したMADEinJAPAN製です。
取り付けたアッパーマウントをピロナットで固定します。
さていよいよ車体への装着です。
取り付けする際は車体側に新たに穴をあけることはありません。
新車時から空いている
サービスホール(青矢印部分)を利用し、がっちりとビス・ナット締めをします。
アバルトにピッタリとの情報で、購入しておいたスズキ自動車スイフト用のアッパーマウントカバーです。
このカバーを取り付けてみます。
なんと十分な強度でピッタリと装着できました。
アバウト純正のKONIダンパーのピストンロッド先端は錆びやすい。
これで洗車時や降雨時にも水に触れる心配はなさそうです。
なお、純正時装着されているアッパーマウントカバーはぐらついて不安定。
なので使用しませんでした。
さて、ちょっと
首都高を走ってみます。
<ハンドリング>
交換後のハンドリングで危惧していることがありました。
それは敏感になりすぎて扱いにくくなるのではないか。
走り出してすぐにそれが危惧で終わったことがわかりました。
逆に切り始めが若干重くなり、かつ直進安定性が増しました。
またステアリングの遊びが減り、切り始めが切った分だけ
リニアに応答。
切った時にすぐ曲がるので首都高の車線変更が楽しくなります。
デメリットは片手運転などの安楽運転ができにくいこと(笑)。
遊びが少ないのでふらついた運転になりがち?!
<クルマの挙動と乗り心地>
当然のことながら堅めの乗り心地になりました。
綺麗な平坦地以外の路面はそのざらついた状況を腰に伝えてきます。
一番の違いを感じだポイントは首都高のつなぎ目。
擬音で表現すると
バウンからビシッに変化。
KONIのダンパー、結構いけてます。
高速コーナーなど、つなぎ目の不安定さを気にすることなく駆け抜けられそうです。
デメリットはわだちや凸凹に敏感になったこと。
車体にびしばし伝えてきます。
その伝え方も結構、ダイレクト。
お子様など家族を乗せる機会が多い方には交換はお勧めできないかも。
交換後のアライメント調整について、交換時に
「たぶん不要でしょう。もし気になるようでしたら測ってみましょう。」
と言われていました。
この走りなら、お金払ってまでの測定は不要ですね。
ワインディングはまだ走っていません。
応答が機敏になったのでワインディングもますます楽しめそうです。
Posted at 2022/08/29 11:41:03 | |
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アバルト | 日記