
前回、BMWの直6NAが消滅するかも知れないというニュースについて投稿しました。
そんなこともあり、直6がどんな時代から始まったのか調べてみました。そのついでに、調べたBMWの歴史について、ごくごく簡単ですが備忘録的に残しておこう思います。
BMW、自転車・厨房用品などを製造して乗り越えた時期があったんですね。どこの企業も苦しい時はあるもんですね。がんばらねば。。。
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BMWとは(バイエルン発動機製造株式会社・・・Bayerische Motoren Werke AG)の通称。
ドイツのバイエルン州ミュンヘンを拠点とし、
1916年設立の自動二輪車及び四輪自動車メーカー。
翌年の
1917年、航空機エンジンからスタートし、自動二輪を経て四輪自動車へと業容を拡張し発展してきた。
ロゴは回転するプロペラの形をモチーフしたものと言われており、「空から地に、二輪から四輪に」という意味が込められ、会社の歴史がそのまま表れている。
色は、本社が位置するバイエルン州の青空を象徴する青色と、アルプスの雪を表す白だ。
1917年から
1920年の初頭の第一次世界大戦時、V12気筒戦闘機エンジンを納品し、大きな利益を出したが、ドイツの敗戦で航空機産業は崩壊した。
民航機の需要がなくなりBMWは新事業として
1922年に自動二輪から、さらに四輪自動車に参入した。
初めて生産した四輪自動車は英国車のライセンス生産だが、すぐに独自のモデルを作り出した。
1930年代、直列6気筒エンジンを新開発し、300シリーズに搭載し好評を博した。以降、直6はラインナップから絶やすことなく製造する。
1939年第二次世界大戦が勃発すると、BMWはまた戦闘機エンジンを軍納した。
しかし終戦の
1945年、連合国から航空機やロケットの生産を理由に3年間の操業停止処分、さらに
1952年まで一切エンジンの製造禁止処分を受け、その上、工場の一部をソ連の占領機関に接収された。
BMWはこの時期、自転車・厨房用品などを製造して乗り越えた。
経営が不安定になったBMWは
1959年、ドイツのクヴァント一家が株式の40%を引き受け、安定を取り戻した。
クヴァント一家は引き受け当時から現在まで経営には参加せず、最高経営者の選任に留まっている。現在、高級車メーカーの中で唯一オーナーがいる会社がBMWだ。
BMWはその後も後輪駆動にこだわり、スポーツセダンと直列6気筒エンジンでメルセデスと差別化しながら成功街道をたどった。
1993年はBMWにとって転機となった。
当時、「生産台数でビッグ5に入れなければつぶれる」という拡張説が大勢だった。
高級車を販売しながら利益を得ていたBMWはその年、英国のローバーを買収した。
しかし前輪駆動大衆車だったローバーは英国と独国の文化差を克服できず、ランドローバーをアメリカのフォードに、ローバーやMGなどをイギリスの投資グループフェニックス・コンソーシアムに売却した。
買収したランドローバーを通して四輪駆動技術を習得し、スポーツ用多目的車(SUV)X5を開発した。この車は米国で大ヒットし、BMWが
2003年に初めて「100万台クラブ」(年間販売台数基準)入りするうえで輝かしい功績を立てた。
また売却の過程で珠玉のようなブランドを安値で手に入れた。
英小型車ミニ(MINI)と貴族の名車ロールスロイスだ。
以後、名実ともに超高級車から小型車までの高級ブランドを配するメーカーになった。
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さて、今後、BMWはどんな歴史を刻んで前進して行くのでしょうか。
暖かく見守りたいと思います。
Posted at 2011/01/21 17:38:30 | |
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BMW | 日記