
(前回からの続きです。)
せっかくなので、戸定が丘(とじょうがおか)歴史公園内の
「戸定邸」と
「歴史館」にも寄ってみます。
「戸定邸」とは、第15代将軍徳川慶喜の弟で水戸藩最後の藩主 徳川昭武(あきたけ)の別邸として明治17年(1884年)に建てられたものです。
ではちょっとここで、別邸の主、第15代将軍徳川慶喜の弟、徳川昭武(あきたけ)について学んだことを。
昭武は慶応2年(1867年)、13歳で御三卿の一つ清水徳川家を継ぎ、同年、(なんと13歳で)将軍慶喜の名代としてパリの万国博覧会に参加しました。
おそらく日本で初めてヨーロッパの首脳と会談した人物ではないでしょうか?!
万国博覧会終了後も、昭武はパリが大いに気に入りそのまま留学。
大政奉還により帰国し、水戸徳川家の最後の藩主となりました。
明治16年(1883年)29歳で隠居、その隠居先の別邸として翌年、この「戸定邸」が建てられました。
別邸と言いながら、主にこちらで過ごしていたようです。
将軍職を失った慶喜は何度もこの地を訪れ、また、さまざまな皇族たちも長期滞在されたそうです。
多くの方を呼び寄せた昭武の人柄が偲ばれますね。
平成21年10月16日には、天皇・皇后両陛下がここ戸定邸・歴史館を訪れ、ご見学されたそうです。
ボランティアの方に邸内を30分位かけて丁寧に説明して頂きました。
ありがとうございます。
国の重要文化財にも指定されている邸内は、華美さがなく簡素な中にも大名の下屋敷らしい実直な佇まいでした。
さて、お昼にして次のところに行ってみましょう。
(続く)
戸定が丘(とじょうがおか)歴史公園
松戸市松戸714-1
047(362)2050
戸定邸・歴史館はそれぞれ一般150円、高大学生100円、小中学生50円
両施設とも入館の場合は一般240円、高大学生160円、小中学生80円
入館時間 AM9:30~PM4:30(PM5:00閉館)
休館日 月曜日(ただし、祝日・休日の場合はその次の平日)年末年始(12/28~1/4)
Posted at 2011/03/07 08:32:49 | |
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