2022年05月16日
さて、やかましいコの点検中、かなり時間が余っていたので、
ジュリアに久々に乗せてもらいました。
ジュリアといえば、ベローチェか究極的にはクアドリフォリオが欲しいのですけど、
いまはやかましいコがいいので、いつか手に入れてやろう、なクルマです。
この位置づけは以前から変わっていませんね。
ディーラーさんにあったのは、まさにここ数日間でナンバーが付いたジュリア、
新たにラインアップに加わった「Ti」グレードです。
159白がTiだったので、グレード名としては親近感のある名前。
ジュリアの場合、クアドリをトップに、速いベローチェ、装備が上等なスーパー、
ベーシックな標準車という布陣でしたが、
まず手始めに客寄せパンダ的なベース車がなくなり、
途中でスーパーから装備を落としたスプリントなるモデルを出すも売れず、
結果、グレード整理により走りに振ったクアドリとベローチェに絞り込んでました。
売れないからといって最近流行りの安全装置を外したスプリントが、
個人的にはそもそも失敗の始まりと思っています。
仮想敵はBMWの3やアウディ、ベンツのCでしょ。
そういう連中を向こうに回して、安全性能を低くして、
価格は安いけどこれがアルファロメオの神髄、とか言うてる時点であかんでしょ。
このクラスは付加価値勝負なんだから。
彼らのように車内もきらびやかではないし、派手さがほとんどない。
かろうじてスーパーの配色と素材はおしゃれだったけど、
キラキラ感がないことの良さ、は凡人には理解できんかったんやろう。
ましてやドライブシャフトがカーボンだとかそんなことは
一般の人にはどうでもいい話なのだ。
で、さらなる低迷の結果(としか思えない)、今回Tiなるモデルを出してきた。
さすがに安全装置は付いてますね。
159のときはベローチェがなく、Tiはスポーツグレードの代名詞として
認識していたけれど、今回は違うのか?
スポーツグレードとしてのベローチェとの位置づけの違いって何ぞや。
エンジンはスーパーと同じ200ps。廉価版ベローチェがTi?
じゃあスーパーでもよかったやん、とは、
今、この場では言わないでおきましょう。
キーを預かりドアを開けて座ってみる。
シートの雰囲気は見た目はいい意味で普通、悪くはありません。
でも座った感じがしっくりこない。はて?こんなシートやったかなあ。
クアドリもベローチェもスーパーも試乗したけど、こんなんやったかな?
このしっくりこない感は、背もたれを倒しても立ててもしっくりこなかった
カリーナED並みに馴染まないぞ。
走らせてみると、200psと思えないほどスムーズで、
数値上は同じスーパー、こんなに速かったかなあ。
まあ、遅くはなかったけどなアレも。でも、ステアリングを操作して驚いた。
クイックすぎるやんか!!
しかも全然しっくりこない、何なんだこれ?
ジュリアが出た頃、各方面でクイックすぎるだの、
思っただけで向きを変えるだの言われていたけど、
正直そんなに思わなかった。
ちょうどいいぐらいやんか、としか思わなかったのだ。
しかし今回は違う。なんか違うぞこいつ。
なんでこんなにヒラヒラしてんねん。
次の希望者が居ないのは確認済み、カントリーロードを制限速度程度で流します。
さてそろそろnモードにも慣れた、dモードにチェンジ、
MTシフトにしようか、というところで気づきました、パドルが無いことに。
ありゃー、このクルマのシフトチェンジはやりがいあるのになあ、残念。
シフトレバーでやるか―。
当然、片手運転になるんですよねえ、瞬間的に。
で、また思う、なんでこんなにヒラヒラしてんねん。
いつものコースで法規を守り、じっくり確かめさせてもらいました。
結局最後まで当初感じた「しっくりこない」感は消えませんでした。
結論として、ジュリアTi、いらん。欲しくない。
これをスポーティというのであれば、やりすぎちゃうか。
もうちょっと落ち着きあったんちゃうかなあ。
これでは普通のドライバーや赤い輸入車にあこがれた御婦人方は
乗りにくいと思うんちゃうか。
Ti、ちょっと期待して乗ってみたけど、これでは国内導入当初のベース車に
本革シートと安全装置とグレード名を付けただけみたいに思えてしまうのは、
自分だけではないはず。
さすがに21世紀のクルマ、200psのFRでも滑ったり
取っ散らかったりはしない。
でも、柔らかめの脚廻りにこのクイックなステアリングは、
あまりにも過剰で切れすぎる。
せめてもう少ししっとりした設定にできんかったんかね。
もしこれに乗らなければならないとなれば、まっさきに脚廻り変えるね。
最期まで消えなかった違和感、これは「こわさ」である。
奇妙なヒラヒラ感は、なんだかとても怖かった。
こうなってくると以前のスーパーにもう1回乗ってみたいな。
前に乗ったときは、ただの一度もこんな風に思わなかったぞ。
それから本命のベローチェとクアドリもね。
しかし、もうちょっと落ち着いてなかったかなあ、
人の記憶って曖昧やな。
Posted at 2022/05/16 14:32:15 | |
トラックバック(0) | 日記
2022年05月16日
例によって写真は無しですが。
土曜日はやかましいコの1年点検でした。
2年で5千キロ少々なので、不具合などあるはずもなく。
メンテパッケージに則り、エアフィルター、エンジンオイル&エレメント、
エアコンフィルター、スパークプラグ、ワイパーブレードが交換されました。
距離が延びていないからもったいないのですが、
パッケージ使わないのももったいない。
ワイパーブレードにいたっては、昨年の点検時にもらった新品を付けて、
今回交換分はまた車載状態というありさま。
まあ、壊れないのはいいことやし、昔のイタ車乗りのように壊れ自慢するのも、
21世紀の我々としてはちょっと違うしね。
このご時世、無料やからいい、とも言いにくいけど。
それはさておき、点検にかこつけて部品を付けてみました。
ストラットアッパーマウントのゴム(ブッシュみたいなもんか?)ですが、
アバルトやチンクはフロントのショックアブソーバーの上部が固定されておらず、
ゴムブッシュのような輪っかをボディの鉄板との間に挟み込み、
それが接する抵抗を伴って動く構造になっています。
直進状態では関係なさそうですが、ステアリングを左右に操作すると、
脚廻りが適度にふにゃふにゃと動くことになるので、
何らかの転舵効果を狙ってる結果なんでしょうね。
ところが、これがスポーツ走行や高速道路など、激しい負荷がかかる状態では
どうにもあまりよくないらしい。
別にそこに問題を感じていたわけではないけれども。
また、常につぶされている状況のこのアッパーマウント、
こんなしょぼいゴムリングか、みたいな部品なので、
これを材質・容量等で強化すると、単純に部品の延命が図れることになる。
経たってゴムが縮む、切れる状態になるとさらにフラフラになるので、
そうなりにくいように、まあ、そこに期待するわけですね。
さて、果たして効果はあったのかというと、正直なところ、よくわかりません。
構造や数値が変わるような車高調を入れるような部品交換ではないので、
おそらくその程度なんだろうとは思っていましたが、まさにそのとおり。
しかし、高速道路で路面が波打っているようなコーナーがあったとして、
そこに突っ込んでいくようなとき、左右の脚廻りがバタつくような
トルクステアでステアリング取られるような動きをしてたと思うのですが、
それがなくなった(ような気がする)。
路面状況に合わせて「うにょにょっ」と動くようなこのクルマ、
これを抑え込んでこそのサソリ使い、みたいな気合のもと、
野蛮なセッティングを乗りこなしてこそ、と思ってましたが、
なんかしっかり感出てきたぞ、って感じといえばいいでしょうか。
反面、こんな手応えあったかなあ、というぐらいにステアリングからの
フィーリングが高まった「かも」しれません。
交換工賃込みで1万2千円、安いんじゃないですかね。
Posted at 2022/05/16 12:58:59 | |
トラックバック(0) | 日記