おとーちのブログ一覧

欲しかったクルマを懐かしむシリーズ継続中です。
今回思い出したのは、スバルアルシオーネです。

大学合格が決まったあの頃、昔からの親の知人が会社経営者の一族で、
大学合格祝いだと自社で経営する自動車学校へ押し込んでくれました。
当然、さあクルマ買うぞ、となったのですが、実際にプライスカードを目にして
意気消沈するまでにはそんなにかからなかったのですが。

ともかく、何か手に入れないといけない。
自分で稼いでいないクソガキ学生でしたから、お金の価値がわかっていません。
１円の重みはとんでもないのですが、そんなのかんけーねー。
仮想敵は、Ｒ３１スカイラインのＧＴＳ－Ｒ、Ｓ１３シルビアのＫ’ｓ、
レパード、プレリュード、エトセトラ・・・
まあ、妄想するのはタダですわなあ。

さて、そんな妄想はともかく、さすがに新車はどうしようもないことぐらいは
さすがにわかりますから、ここはひとつ中古車狙いで。
あの頃は尼崎に朝日オートセンターという中古車業者の集まった店というか、
モールというかそういうのがありまして、チャリ乗っていそいそ出陣です。
そこで見つけた（というか、手が届きそうと勝手に決めつけた）車種は、
バラードスポーツＣＲ－Ｘ、スプリンタートレノ（いわゆるハチロクですね）、
そしてアルシオーネでした。
これら、当時の価格で７８万円から８５万円ぐらいだったかと記憶しています。
よし、このあたりで、と考えて見積書をもらって愕然。
諸費用あるやん・・・・

今でこそわかっていますが、中古車だからって
新車よりもむちゃくちゃ経費が安くなる、なんてことはないのです。
ましてやそこに任意保険がかかってきます。
クルマ所有したことのない家族が、しかも未成年者が任意保険をかける、
というのはおそらく負担額ＭＡＸであるのは今も昔も変わりません。
かくして、バラスポもハチロクも一番欲しかったアルシオーネも、
手にすることなく消え去ったのでした。
これら３車種が良かった理由？
そんなん、ライトがリトラだったからに決まっているではないですか。

それからしばらくして、アルシオーネに２．７Ｌの６気筒モデルが
追加になりました。
カーセンサーでも数台出てきますね。
そんなの見ると、いまだに欲しいと思ってしまいますね。

タイトルでは思い出と言っていますが、いすゞ自動車のクルマを所有したことは
実はありません。

ただ、免許を取る前から興味があったことは確かです。
古くは、
近所の月極駐車場（か、その隣のお宅の駐車場だったかは忘れた）に停めてあった
フローリアン（確かバンモデルだったかと）、
仲良しのご近所のおじさんがいすゞディーラーのえらいさんで、ずっとアスカを乗られていた。
定年後にはＢＭＷの３になったので、ああ、他社のクルマに乗りたかったんかなあ、
なんて思いましたね。
それから、バイト先の先輩がＦＦジェミニの前期型だったなあ。
私をスキーに連れてって、じゃあないけれど、あの頃はスキーブームで、
バイト終わってから神鍋高原までぶっ飛ばして行ったんですが、
ヒーターの能力が足りず舞鶴若狭道がめちゃくちゃ寒かった。
オールナイトの映画を観るため毎週のように新聞でチェックして、
梅田のナビオ前まで乗り付けたことが懐かしいわ。
インテグラに乗っていた頃、ホンダベルノの下取りに１１７クーペが入庫し、
譲ってくれと懇願したけどあかんかったこともあったなあ。

と考えれば、割と身近なところにいすゞ車はあったんですよね。
ちなみに、欲しいクルマに列記はしなかったけれど、
ピアッツァのネロ、いまだに欲しいです。
何といっても巨匠ジウジアーロ先生の手による、
あの愛すべきマヨネーズボトルのようなボディライン、
ステアリングやコンソールにボタンやタッチ画面の乱立する現代では
珍しくも何ともないかもしれないけれど、当時としては画期的だった
サテライトスイッチなんて、もうそれだけでそそられるじゃあないですか。
眠たい目つきのピアッツァもいいですが、
固定ライトのネロのイルムシャー仕様が一番好きでした。

乗用車から撤退してしまってからもうかなり経ちますが、
懐かしい思い出です。