2024年10月29日
折しも先日のフィアット600の発表直後に
MINIブランドからも純粋電気のエースマンが発売となりました。
日本国内でも扱いやすいちょうどいいサイズで、充電環境さえ良ければ
十分流行ることが予想される2台ですが、数値比較してみました。
まず、実際乗ってみたことのある600、セイチェントです。
サイズは4200×1780×1595で、車重は1580kg。
タイヤサイズは215/55-18です。
SUVチックなデザインですし、昨今はやりの大きめタイヤですが、
ボディサイズは扱いやすいサイズで、若干クーペスタイルですが
居住性もまずまずです。
乗り心地もしっかりしつつかどが取れている印象で好感度高いです。
気になる出力は156ps、270Nmで、一充電走行可能距離は493km!
普通のクラスでついに500kmに届こうかというところまで来ましたか。
もっとも、この数値はエコノミーモードでだと思われます。
次にMINI、エースマンです。
モノグレード展開の600と違い、仕様違いのEとSEの2グレード展開です。
サイズは4080×1755×1575で、車重はEが1670kg、SEが1740kg。
600とさほど変わらないサイズ感で、MINI5ドアを少しクロスオーバー風に
仕立てたような感じですね。
実車未確認ですが、形状的に後席居住性は600を上回るかも。
タイヤは17インチから19インチまでパックで選ぶいつものMINIのスタイル。
ゴーカートフィーリングを標榜するMINIシリーズですが、
エースマンの乗り味がどうか興味深いところ。
ちなみに、前モデルのクロスオーバーに当初の頃ラインナップされていたワン、
あれ、いまだに欲しいかもです。しっかりした中に緩さもあって、
エースマンに引き継がれていないかなあ。
出力はEの184ps、290Nmに対して、SEは218ps、330Nm。
一充電走行可能距離はそれぞれ327km、414kmとのこと。
出力が高い分、走行可能距離は600よりも短めになっています。
どちらの車種も長めの走行可能距離ですが、
実際電費に基づき、お客さんには80%ぐらいで説明せよと
指導されているようです。
さて、クルマ自体の出来不出来のイメージ、人気、知名度から、
MINIが有利でフィアットの方がどちらかというとニッチ路線になるか、
と考えるのが一般的でしょうし、
それを表すかのように金額面でお買い得さを出してくるのが
ドイツ勢に対する欧州各社のこれまでの戦略ですが、
なんと今回、ベースの金額ではMINIの方が安い。
エースマンのEが491万円、SEが556万円に対し、600は585万円。
もっとも、エースマンはこれになんちゃらラインとかなんちゃらパッケージとか
そういうのが付くのでこれからもっと高くなってしまいそうですが、
パッと見ると600が高く見えてしまう。
結局はコストにつながるけどあれやこれやと選ぶ楽しみがるのが
MINIシリーズのいいところ。
これで十分と、いろいろ選ばない人向けのヴィクトリアなんて特装車も
ありましたけどね。
デザインはどちらのメーカーも個性的で、コアな人気を確立していますが、
売れなきゃ話にならんのがクルマの世界。
さて、この2車種でシェア割りするとすれば、どうなるか。
MINIが8割、600が2割、では言い過ぎかな。
でも600、いいクルマなんですよ。
エースマンも乗せてもらわないといけませんね。
Posted at 2024/10/29 15:22:31 | |
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2024年10月29日
最近、近所の駐車場に古いインテグラが停められています。
あまり近寄ってみるのも時節柄まずそうなので
遠巻きに見るだけにしているのですが、DA6でしょうか、
ウインカーがオレンジの横に巻き込まない形状の前期型、
懐かしいですねえ・・・。
いま、インテグラといえば、もっぱらDC2から始まるタイプRが
想起されるのでしょうが、自分にとってはその前の前、
「カッコインテグラ」が青春の1ページを飾るクルマなんですよ。
記念すべきVTEC(DOHC-VTECね)が初搭載されたのが
2代目インテグラです。
普通のファミリーカーでさえ高性能で高効率なエンジンや
脚廻りが搭載されている現代においては、
そのスペックは数値で見ると大したことはありませんが、
低回転ではそこそこ、中から高回転に行くにしたがって爆発的に加速し始める
(といってもターボほどではないですが)二面的特性を持ち、
いまにして思えば良く言えば全域高性能、悪く言えばどっちつかずな
そんなエンジンを積んで、1600ccの大衆クラスにもかかわらず
四輪ダブルウイッシュボーンの独立懸架という贅沢な仕様でした。
貯めに貯めたお年玉を元手に、あとは出世払いとして親を拝み倒し、
買ったのは4ドアのVTEC搭載DA8の後期型、
MCで170馬力に出力向上、もちろんMTでした。
当時の技術ではあれが限界だったのか、とにかくボディ剛性が低く、
インチアップしてハイグリップなタイヤを履かせ、
無限サスキットでガチガチの脚にし峠を攻めれば、
ボディの前後がそれぞれ別に捻じれていくのがわかるようなクルマでしたが、
いやあ楽しかったですね。
とにかく走り回っていました。
納車日にそのまま天橋立に行って3日目に初回1000km点検に持ち込んだり、
卒業旅行にと日帰り御殿場ツアーと称してフェラーリ美術館観に行ったり、
大学サボって裏六甲の木陰で読書したりと、
初めの一年間で4万kmには届きませんでしたが、過走行と言われるぐらいには
乗り回してましたでしょうか。
今も大事に所有していれば、ネオクラのイベントとか
出れるようになっていたかもしれません。
まだまだ身軽(クルマも身体(爆)も)だった頃のいい思い出がいっぱいです。
その後複数所有するようになって、贅沢にもいろいろクルマを乗り換えましたが、
思い出深いクルマってあるものですよね。
Posted at 2024/10/29 13:06:32 | |
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