2024年12月16日
息子1号、まだまだ薄給の身であり、クルマ購入なんて夢の話ではあるのですが、
純粋培養の結果、欲しいクルマはアルファロメオというコに育ってくれました。
当然、高いのは買えないし、昨今の流行りに乗っかってSUVがいいなと言います。
いまのFXはトナーレのマイルドハイブリッドか、ジュニアのハイブリッド。
フェイスデザインはジュニアというも、全体ではトナーレがいいと言っています。
ま、いまのコですね。
さて、トナーレですが、これまでも導入当初、プラグインが出た頃と、
2~3回試乗はさせてもらっていますが、1号は運転したことありませんでした。
最近、就職して国産ではあるけれど運転させられることも多く、
もう乗って(運転して)みてもいいんじゃない?との考えで、
トナーレの運転席に座らせました。
実際、アルファロメオ159を手放す直前にもう乗れなくなるから、と、
神戸の山あいにある工業団地あたりでちょっと運転させてみたことはありますが、
そのときに、同乗していても乗りにくいと思うセレスピードでも
無茶苦茶おもろいやん、乗って運転して初めて楽しさがわかる、といったコです。
はたして、トナーレはどうでしょうか。
さて、運転させてみると結構ふらついています。
こいつ、普段乗るようになったのにこんなにへたっぴーやったかな、
と思ったのですが、そこで気づきました。
アルファロメオ特有のあれ、そう、ウルトラクイックなステアリング特性です。
普段これを扱っていること、なぜか妙に対応力がある(らしい)自分では、
なかなか気づかないのですが、初めてアルファ運転する人の横に乗ると
こんなにも揺れるものなんですね。
しばらくすると慣れてきたのか、かなり安定し始めたので、
そこで、いつもより少なめにハンドル操作してみな、といったら、
「乗りにくいなあ」が「これ、やっぱり面白いやん」に変わりました。
普段運転するのはヤリスかミライースで、悪いクルマではもちろんないですが
万人向けの穏やかなクルマです。
SUVでキレッキレのステルヴィオほどではないとしても、
トナーレ、やはり血は争えません。
神戸の田舎ワインディングを、それこそ水を得た魚、いやヘビですが、
気持ちよく駆け抜けていきます。
不慣れなこともあり、速度こそそんなに高くはしていませんが、
余計にライントレース性の高さなんかも分かりやすく、
1号いわく、「ラインが見える」と言い出しました。
「右のタイヤがここを通る、と思ったらホントにそこ通ってるんがわかる」
ああ、君も一人前のことを言うようになったなあ。
しかしトナーレ、マイルドハイブリッドで
おとなしめなクルマと思っていましたが
あにはからんや、結構イケちゃいますやんか。
乗り心地もそんなに悪くなく、運動性能も素人が十分楽しめる。
これから家族が増えて楽しくやっていきたいな、と思っているコには、
ちょっと贅沢ですが励みになるいいクルマです。
あとはニューカマー、ジュニアがどうかというところですが、
広さ的にはトナーレ優位ですから、これはこれで楽しみですよ。
じゅりあさんのようなぶっ飛んだ速さはなくても、
SUVのくせに他社とは一線を画しているのは、
やはりアルファロメオならでは、というところでしょうか。
このほどほどさがちょうどいい感じです。
値段も高いのでターゲットにはしていませんが、
プラグインハイブリッドの落ち着きよりも、
ちょっとカジュアルなマイルドハイブリッド、
個人的にはトナーレはそっちが好みですねえ。
Posted at 2024/12/16 18:16:47 | |
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2024年12月16日
じゅりあさんを1年点検に出しました。
早いもので納車からもう2年が経つんですね。
メンテパックがあるので2年目の通常点検で交換されるものは無償で済みました。
まあ、メンテパック代で購入当初に払っているのでタダではないのですが、
点検時に数万円払わなくていいのは、懐具合的には楽でいいですね。
結果として、8千km程度の走行でサーキットなんかも走らない、
極めて普通の使い方のため、タイヤの溝、ブレーキ残量もまったく問題なし。
それら以上にじゅりあさんでは重要視されるバッテリーですが
SOCでリチャージブルと表示が出るものの、
SOHは100%と現状では交換を促すものではなさそうです。
ちなみに、充電率を表すSOC(ステートオブチャージ)は
63%かなんかそんなものだったので、チャージしなはれ、という判断。
しかし、ディーラーに預けに行くときの乗り出しが70%だったので、
まあこんなもんでしょう。
わが家の保管状態では1週間に一度の100%充電が、
1週間で残量80~70%になるので、まあ通常の範囲です。
しかし、数十キロ先にあるディーラーまで高速を走って行っても
まったく充電しとらん、という状況ですが、
再始動問題なしと判断する、高効率を気取った充電制御さまさまな結果で、
そういう意味では正常な仕様なんでしょう。
SOH(ステートオブヘルス)が100%なのは、
だからと言って絶対安心と言えない、というのがメカニックの見解で、
そこは悪名高いアルファロメオ(笑)、
たとえ健全でも突然死がありうるとの経験からくる話なんですが、
ジュリアが搭載するAGMタイプバッテリーを扱う
ショップのコメントなんかを参照すると、
基本的に満充電にしておくのが長持ちの秘訣なんておっしゃる。
ということは、CTEK等でキホン満充電にしている使い方が
結果的に良かった、と判断できるのかもしれません。
最悪、充電してもすぐダメになるとか、実際に身動き取れなくなった時を機会に
交換することになるんでしょうね。
それから、メーターあたりから軋み音が発生していたので対処してもらいました。
樹脂パーツ等の集合体ですから、まったく無音ということはあり得ないので、
あまり細かいことにぐちぐち言いたくはないのですが、
音が出るのも確認してもらえたし、せっかくの機会なので対策してもらいました。
そんなこんなな点検でゆとりをもって作業してもらっていいよと言うと、
代車を貸してくれたのですが、これが500e、ガチの電気自動車、EVです。
おっと、こんなん貸してくれるの?へえ・・・
500e、親しみを込めて電気チンクとでも申しましょうか。
これについては導入当初、ちょこっと試乗させてもらった経験ありです。
自己所有した場合、わが家は充電設備を設置できるので、
それを拠点として街乗りベースとするなら、まあ何とかなるかな、
というのが当時の感想だったように思います。
クルマとしての性能はそんなに悪いものでもなく、
EVが抱える航続距離や充電インフラといった共通の問題を除けば、
ちょっとお高い価格ぐらいが問題となるように思いましたけど。
さて、ディーラーからわが家まではそれなりに距離があります。
日頃、乗らない車を走らせるのにちょうどいい距離、とでも言いましょうか。
計算してみると、今回借り出しから返却までの走行距離は約130km、
うち7割ほどが阪神高速です。
今回、おとーちゃんの暇つぶしの付き合いに息子1号を付き合わせておりました。
1号がいずれ買いたいクルマはトナーレ、これの試乗をさせる目論見ですね。
トナーレを準備してくれている間にランチに行くことにしました。
せっかくなので電気チンクで行きましょう。
(距離は後からナビタイムで計算しました)
まず乗り出し時の充電量は100%、
国道沿いの回転ずし店まで行って帰って約8km。
ここはあえて何も考えず、通常のガソリン車のように運転してみましたところ、
結論から言って、10%の消費。
通常の2ペダル運転で、派手な加減速はさせず、交通の流れに乗った走行です。
EVなのでブレーキを踏めばメーター表示がチャージ側に振れ、
充電しているように見えるのですが、その実バッテリー残量は増えません。
メカニックいわく、「充電しています、とは言うものの、
ブレーキによるチャージはよくて数%ですが・・・」とのこと。
ランチ後、トナーレに乗り、これのインプレはまた次の機会にしますが、
とにかく、1号を送って帰ることにしました。
当初、1号帰宅まで残量75%かねー、なんて言っていたものの、
高速を走っていると順調に1%ずつバンバン減っていきます。
おいおい、こりゃあいつもの運転やと明日返しに行けへんよなあ、と、
二人とも何となく気弱な発言。
少しでも効率よく走らせるため、ACCの自動運転に切り替え、
抜かされようが煽られようが制限速度での走行となりました。
家までのルートは、よく使う阪神高速北神戸線、
ディーラーへ行くときは、ほぼ下りとなる道路ですが、
帰りはどちらかというと登り基調となる裏六甲の路線です。
電気チンク、非力感もなく淡々と距離を稼いでいきますが、
だからこそ、えいやっとばかりに踏めないのがもどかしい。
ディーラーさんを出るときに、極力「乗らない」でください、
と言われた理由がよくわかります。
EVに慣れていれば別にどうということはないのでしょうが、
調子に乗って踏み倒すと電欠になってしまいます。
もっとも、走らせるだけであれば何の問題もなく、
電池残量さえ気にしなければ走り自体はかなり爽快。
とにかく、1号をマンションで降ろし、
渋滞のなか自宅に着いた頃には残量60%になっていました。
走行距離は約70km、うち高速区間は50kmといったところ。
やはり回生効果を得にくい高速道路ではEVは電気消費量が多めです。
さて、日も変わりました。返却に行きますか。
昨日はどちらかというと我慢の運転をしてきたので、
帰りはぜひとも爽快さを味わいたいもの。
勉強がてらカングー購入店でチャデモ急速充電を敢行します。
しかし、何回やっても充電されません。
充電については、以前は無料でしたが、最近は有料のスタンドがほとんど。
ケーブルぶっ差せば充電するやろ、ぐらいに思っていましたが、
どうやらそうでもない様子。
会員であれば従量課金のような感じで料金が発生しますが、
こちとらウブなにわかユーザー、
登録番号を払い出してもらって1回約3千円の固定料金。
これ充電されずに何回もやり直した分は課金されるんかいな、と不安になります。
機械の相性もあるとか何とか説明されるも、やはりどうも釈然としない。
ともかく、なんとか充電が始まりました。
この時すでに30分以上、寒風のなか機器と格闘し、
もう気分は萎え萎えです。
ルノーディーラーでしっかりコーヒーまで出してもらってくつろいでいたら。
来客者見るついでに。と見張ってくれていた担当セールスさんが
「なんか充電止まってしまったよー」と呼びに来てくれました。
急速充電なので30分または80%で満タン扱いになったのかと思いきや、
15分程度で70%と、なんとも中途半端な結果です。
しかし、これ以上充電(課金です)したくないので、
お礼を言ってディーラーに返しに行くことに。
気分的にすっかり萎えてしまい、爽快な走り体験はどこへやら、
もう正直どうでもええなあ、と、これまたACCでの自動運転をセット。
今回は通常ルートの阪神高速神戸線を西へと向かうルートを選択。
こっちのルートは距離が短いもののアップダウンが多めで、
日産リーフが発売された頃、行ったら最後帰っては来れない、と言われた
上り下りがきつめで速度も高めな高速道路です。
結局、走行距離50km、うち高速区間は40km、
電池残量40%程度での返却となりました。
充電していなければ残量25~30%での返却となったでしょうか。
なんかめっちゃ肩が懲ったのは、慣れていないクルマだったからだけでは
ないような気もしますが。
さて、結論。
500eは工業製品であるクルマとしての完成度は決して悪くはないです。
ある程度の割り切りもあり、EVとしては軽く運動性能は悪くありません。
また、このクラスのクルマとしては重めで、乗り心地も落ち着きのある
なかなかのもの。
しかし、メーカーがいう航続距離(最大で)335kmというのは、
ちょっと理想的すぎる数値ではないでしょうか。
最近は、最大値の八掛けで説明するようにしている、とはいうものの、
それでも250kmは走れることになります。
130kmで70%使用ということは、使い切りで190kmにしかならず、
公称値の56%程度ですので、ちょっと盛りすぎかな。
しかも、内燃機関のように空走できないので、なんとなく距離を稼げた感もない。
そういう意味で、行って帰ってくるだけの行程では、まあ使えるということと、
自宅に充電設備があれば、それを拠点に近距離を徘徊することは
何ら問題なくできるということはよくわかりました。
ただ、自分の使い方、感性に合致するかというとちょっと難しいですね。
自分は使っていなくても満タンにしておきたいタイプですし、
回復せずにどんどん減っていく電池残量を見ているのは、
ガソリン警告灯を付けっぱなしで走っているような気持になりましたので。
残量減ったら適当に充電したらええやろ、ぐらいの
鷹揚な気持ちでいられる人には、いいクルマなんではないでしょうか。
個人的には、急速充電が5分程度でできて、
500~800kmぐらいは気を使わない走行で無給電走行でき、
かつどこででも給電できるようインフラが整っている、
これぐらい揃っていないと今のラインアップを替える気にはならない、
そういう結論に至りました。
Posted at 2024/12/16 15:59:37 | |
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2024年12月13日
時節柄、業務(会社の採用担当でして・・・)で出張が増える時期なのですが、
今年は特にきつかった。
室蘭を皮切りに、東京、宮崎、千葉と毎週、北に南に東にと、
まあ、いろいろ行かせてもらえるのは楽しいのですが、この歳になると
疲れが抜けません。
しかも、今回の室蘭行きは某タレントグループの札幌ドームコンサートが重なり、
札幌または苫小牧をベースにするのが行きやすいのに、
ホテル、飛行機がまったく取れず、初めて鉄路での北海道突入を敢行することに。
いやもう、リアル「世界の車窓から」in東北・北海道ですわ。
北海道出張の際は、たいてい札幌・千歳をベースに、
JR特急北斗で室蘭を目指すか、
苫小牧をベースに真冬でなければレンタカー利用とするのが
通常の行程なのですが、
案外、関西からは飛行機の直行便が多くない。
神戸空港から新千歳へ飛ぶのが安くていいのですが、
今回はそれもダメ。
乗り継ぎ便ですら途中の空港で数時間待ちとか、
なんでこんなんやねん、な状態です。
そこで思いついたのが、お前はもうシンカンセン、
そう、北海道新幹線です。
さすがに某アイドルグループの追っかけも、
札幌まで4時間かかる函館を宿泊地にした人は多くなかったようで、
函館はホテルが空いておりました。
なので、今年は函館から室蘭へ向かう、という通常とは逆のルートとなりました。
ちなみに、神戸から函館まで8時間、函館から室蘭へは2時間と
往復移動時間はトータル20時間。
まあ2泊3日で行くので何とかなりましたけどね。
昭和の時代じゃあるまいし、大概ですわなあ。
しかしこれでもかつては鉄オタでしたので、
実は結構楽しかったりもするんです。
実際のところ、業務での出張で趣味性を盛り込むのはいかがなものかと
いう部分ではあるのですが、何としても行けとの命を請け、
じゃあ、新幹線で行きますからねってことになったわけです。
さすがに宮崎は飛んでいきましたが、往路は小型のプロペラ機。
伊丹空港ではバスで飛行機横まで乗り付ける便です。
実は飛行機に乗るのはあまり好きではなく、いやあこれは揺れるかな・・・
と心配したのですが、なんとまあ、めちゃくちゃ快適な空の旅でした。
離陸と着陸では気流を渡るのでさすがにちょっと揺すられましたが、
飛んでいる間はほぼ揺れない。
もっとも、伊丹から宮崎への水平飛行は30分程度なので
飛んだと思ったらもう着陸態勢ですけどね。
ジェット機では始終ゴーッというジェット音が機内に響きますが、
プロペラ機(ターボプロップ機)はバララララと低いビートを刻んでいました。
レコモン付きのアバルトの排気音みたい。
東京往復はJR東海のEXカードを使っているのですが、
ユーザー数が増えたからか、ヘビーユーザーに嬉しい
グリーン車に普通料金で乗れるポイント制度が廃止され、
代わりにグリーン車に少しの料金追加で乗れる早得制度になりました。
出張旅費は当然普通車運賃しか出してくれませんが、
コロナの頃はガラガラだった新幹線も、いまやインバウンド客も乗せて
結構混雑しています。
グリーン車はたいてい隣が空きますのであの快適性は一度味わうと
自腹で追い銭しても構わんなあという気になりますね。
とまあ、毎週あちこち行かされるとさすがにしんどい。
さて、明日はじゅりあさんの1年点検です。
しょうもないビビリ音ぐらいしか問題はありませんが、
時間かかるので代車貸してくれるそうです。
何貸してくれるでしょうか。
国産やろな、多分。どうせなら乗ったことのないのがいいな。
かんぐうちゃん、MINIとも1年ぶりのキーパーコーティングと
スタッドレスへ交換という毎年の冬準備も完了しましたし、
じゅりあさんの点検が終われば、今年ももうおしまいです。
クリスマスにお正月ですねえ。
Posted at 2024/12/13 11:12:35 | |
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2024年12月13日
遊び、買い物、引越とほぼオールマイティに使える上に長距離移動をさらっとこなす能力を有しています。新型が出ましたが、このコでいいなと思えるある意味メーカー泣かせなクルマです。
Posted at 2024/12/13 09:46:16 | | クルマレビュー