まだ大分興奮してます。
記憶違いもあるかもしれません。
以下に記載した内容は正確性を保証するものではありません。
でも、この感動を少しでも共有出来たら、と思って書かせていただきます。
試乗は秘匿エリア内なので、その部分に関しては写真・動画は一切ありません。
まずMMFのメールマガジンで、スペシャル企画を知ったところから。
参加できるのは18名だけ。抽選だけど増岡選手への応援メッセージも選考に使用する、とのこと。
もうこんな機会は二度とないかも知れないと思い、応援メッセージを書きました。
まず、増岡選手の運転する車を生で初めて見たのは
袖ヶ浦フォレストレースウェイでの、i-MiEV Evolution のデモンストレーションラン です。
それまでは、パリダカでのご活躍、知識としては知っていましたが、ラリーレイドは、それほど強烈な興味は無かったんです。
何となく、冒険、と言うイメージが先行してたからでしょうか。
それがパイクスピークチャレンジに向けてのデモンストレーションランを実際に見て、増岡さんを応援したい気持ちが強くなりました。
その後、みんカラお友達の
他力本願さん から、
東京・丸の内の、マルキューブでの環境フォーラムで増岡さんが来ること を教えていただき、そこに行き、閉会後にご挨拶させていただく機会を得、ますます応援したい気持ちが強くなります。
三菱自動車のパイクスピークチャレンジは3年目でクラス優勝と2位を獲得、総合順位でも2位になり、これは総合1位と2.5秒差まで迫る好成績 を収めました。
しかし、三菱自動車に不祥事がありました。日産の軍門にも下りました。
WRCだってとっくの昔に撤退してます。
それでも、三菱にはモータースポーツで頑張って欲しい。
それが三菱に関わる全ての人の活力になると信じているから。
その意味でも私は増岡さんを応援します。
増岡選手のトークショーを最前列で聞いていたことは
前のブログ で書きました。
トークショーの最後、いよいよ18名の発表。
どんどん読み上げられるけれど、どうかな、やっぱ無理かな? と思った刹那、エントリ番号173番、と読み上げられ、もう、飛び上がって喜びました。
マジ、嬉しかったです。
って前のブログでも書きましたね。
では、秘匿エリアに入ってからの事を。
自分は11:30の回。連れと、みんカラお友達の
harukou1026さん、
ご家族様 と、秘匿エリア内に。
結構早めに行きまして、暫くすると、11:15の回の方が試乗から戻ってきました。
パッと見、「ぐったり」と言う感じに見えました。
こりゃ、相当ハードな試乗だな、と直感。
怖いような嬉しいような。
そして、11:30に乗るメンツが3名揃いました。
まず助手席にだれが座るか争奪じゃんけん。
じゃんけん、皆必死なので、アイコが続きます。
7~8回は続いたのでは?
そして運命の瞬間。
まず、自分だけ、負けました。
残るお二方がじゃんけん、割とすぐ決まり、助手席は決定。
自分は助手席の後ろに座りました。
シートベルトを締めます。
「じゃ、行きます」
いよいよ発進。
スタート地点の社員さん、プレスさん、見送りに来てくれた皆さんに見送られながらテストコースの方へ。
すると、流石は秘匿エリア、いろいろな車がいますが詳細は自粛。
そしてジムカーナ大会でも出来るくらいのミニサーキット、もとい、テストコースへ。
アクセルを踏んで加速したと思ったら、あっという間に結構なスピードになっています。
でも、怖いという感じは全く無し。ただ速度はすでに結構出てる。
E39Aギャランの、暴力的な加速感だけど今風の車に比べたら実はそんなに凄くもない、というのとは、ある意味対照的(自嘲
それなりの距離の直線、ストレートエンドは〇〇〇km/hくらい(書いて良いのかいけないのかわからないので一応伏せておきます。まぁ、法定速度より相当上、とだけ。)
ここから少し減速して左コーナーへ入って行くのですが、この時、ボディーはそれなりにロールしています。
しかし、タイヤからのスキール音は全くなし。
脚が良~く動いて接地が良く、ラインを綺麗にトレースして行きます。
軋みなど一切なし。
とにかくボディーの剛性が凄い。こんな速度で曲がれんのか、この車! と度肝を抜かされました。
この時、ピピピッと音がしています。
今回の試乗では、電子制御を全て入れた状態です。
このコースは2周? 3周? 興奮してて定かでない。
「こりゃバケモンだ」と叫んでしまいました。
で、コースの途中に、S字の、軽いシケインの様な箇所がありまして、縁石ではないかもだけれど、アスファルトかな? とにかく路肩が盛り上がっているところ。ここを縁石を踏む感じで抜けて行くんですが、結構な速度で走り抜けているのにもかかわらず、軽~くいなして取り過ぎていけちゃいます。
そうですね、ミニサーキットでいうと、本庄(サーキット)の後半部分とか、ヒーローしのいの後半にあるみたいな感じ、と言ったら分かってもらえますかね。
自分のギャランだったらあのように踏んだら吹っ飛んで行ってしまうと思いますが、エクリプスクロスは脚が良~く動くので、ほんと、何でもないような感じで走れます。大したものです。
もちろん、ドライバーが増岡さんだからと言うのはありますが、それに加えて、やはり車の剛性がしっかりとしているから安心して突っ込んで行けるのだと思います。
なお、後部座席の2人は、アシストハンドルを握っています。握ってないとかなりきつい、ハードな試乗です。
乗車は長袖長ズボンのこと、確かに。
ヘルメット着用、当然でしょう、これなら!
これこそが夢に見た、「増岡さんの運転する車に乗りたい」のシチュエーションだったんです。
もちろん、急こう配の登坂体験を増岡さんの説明を聞きながら和やかに、も、いいのですけれど、やっぱ今回の試乗の方が自分には向いています!
エクリプスクロスは電子制御4WDを搭載し、これにAYCによるブレーキ制御を追加した車両運動統合制御システム、S-AWC(Super All Wheel Control)によって車の意のままに操ることを可能にしているようです。
今回試乗した車のパワートレーンは、1.5L直噴ターボエンジンに、8速スポーツモード付CVTを組み合わせています。
後部座席に乗り込んだ時、ヘッドクリアランスは十分で、ゆとりがあります。デザインの関係で後部座席のヘッドクリアランス狭そう、とか思っていましたが、全くそんなことなかったです。プリウスの後部座席なんかとは全く違います。
また、最低地上高は190mmだそうですが、車内に乗り込んで走り出し、コーナーを回っても腰高間は感じませんでした。
ミニサーキット、のようなテストコースを後にし、次は高速周回路です。
「最上段行きます」
おお、嬉しい。
スーッと速度が伸びて行き、自分たちの乗った回の最高速は1〇〇km/h。バンク最上段をこの速度で走るので、垂直Gが全身にかかります。
少し速度を落として、バンクも少し下に降り、ここで手放し運転。全くぶれることもなく、矢のように走り抜けて行きます。
凄いぞ、エクリプスクロス。
しっかりとしたボディーにくるまれて、全く不安を感じることがありません。
試乗が終わって、増岡さんの後ろに座っていた方が質問します。
「これはサンルーフ付きですか?」
増岡さんが、サンルーフのスイッチを操作します。
サンルーフが当たり前のようにスーッと開いてスーッと閉じます。
さっきの、あのハードな走行をした車が、全くボディーの歪みもなく、綺麗にサンルーフが使用できる。
軟なボディーじゃないですね。
この辺は、デリカD:5で3輪だけ接地させて1輪宙に浮かしてもスライドドアの開閉が当たり前に出来るのと同じような感じなんでしょう。
でも、エクリプスクロスやデリカD:5で当たり前のように出来ることが出来ない車、実は世の中に多いですよね。
四半世紀前のE39Aギャランも剛性凄いですけれどね!
※このあたりの話は、トークショーでも語られましたね。
自分からは「ターボと言うことですけれど、過給圧ってどれくらいですか?」と質問してみました。
1.5 (kgf/cm
2) くらいかな。と。
また、タービンは完全密閉だそうで、なるほど、ブーストの立ち上がりが鋭い訳です。
それと、純正搭載のナビはサードパーティー製のものに変更することも出来る様子。
増岡さんは、エボが2台(パジェロエボリューション、ランサーエボリューション)あるので、エクリプスクロスは奥様用に購入されるご様子。
運転手としての増岡さん+大人3人が乗った状態ですが、スポーツモード付の8速CVTはなかなか小気味良い加速を見せます。
車内にはゆとりがあります。
エクリプスクロスとアウトランダーPHEVは共通のプラットフォームを使用している様です。
以前、
先行試乗の機会を得てサーキットを自分で運転したアウトランダーPHEV と、増岡さんの運転で後部座席に乗ったエクリプスクロスでは単純に比較はできないと思いますが、両方に乗った感じとしては、3点止めストラットタワーバーの追加や後部荷室やサイドの開口部を中心に構造用接着剤、ガセットプレートやブレースで補強されたエクリプスクロスの方は、やはりボディー剛性がかなり勝る様に感じました。
増岡さん曰く、
エクリプスクロスに搭載されているS-AWCはランエボの次に良い出来だそうです。
試乗の後には、増岡選手のサイン入り、
エクリプスクロス のTシャツをご本人から直接手渡していただき、握手も2回? 3回?、本当に大サービス、もう、感激して、興奮して、記憶が飛ぶくらいになってますが、試乗だけでなく、会話もたくさんしていただけました。
そんな訳で、本当に自分が夢として思い描いたようなスペシャルでプレミアムな試乗でした。
MMF史上初となるこのような素晴らしい試乗の機会を与えていただいた、
MMFスタッフの皆様、三菱自動車工業の皆様、
そして、増岡浩「選手!」、ありがとうございました。