すでに
報告済みですが、Breguet Trans Atlantic type XXIを導入後ようやく1週間となりました・・・
買っておきながら今更ですが実は周辺事情をあんまり調べない中で購入してしまいましたので、最近色々と情報を集めています。
まぁ、実のところBreguetの時計は自分には遥か及ばない存在であり、だからこそほとんど知らないままで過ごしてきましたが、今回自分が選んで購入したことが良かったと思えることが色々と補完できました。それらも含め、今回購入に至った背景(主になぜこれを買ったか)に触れておきたいと思います。
まず、購入したのは写真のTrans Atlantic TypeXXI(トゥエンティワン)のチタンモデルです(ref. 3810TI/H2/TZ9)。
Breguetには大雑把に言って精緻な機械を表から見て楽しめるトラディション系、シンプルな中にBreguet社の特徴をふんだんに盛り込んだクラシック系、女性用の美の境地(かな?)なクイーンオブネイプルズ系、トノウ型ケースが特徴的なヘリテージ系、そして軍用航空ウォッチを元祖に持つタイプXX系が展開され、これら以外に特注などでも物凄い時計を製作している会社ですね。
Breguetは時計好きなら誰もが知る時計界の偉人たるアブラアン ルイ ブレゲの名を冠した会社ですから当然ながらブレゲが生み出した数々の機構やデザインモチーフをふんだんに取り入れています。外装の特色としてはコインエッジ、ブレゲ針、文字盤のギョウシェ彫などがあります。これらを纏うことでBreguetの時計は麗美な仕上がりとなっており、際立った美しさを備えていると言えます。
実際上記の特徴を備えた家内の時計(
マリーンI)非常に美しくまとまっており、実用性と美しさを両立した素晴らしい時計となっています。
ただこれらの中でタイプXX系列はオリジナルが軍用ということもあって麗美さはほぼなく、またBreguet時計のアイデンティティとも言えるBreguet針もなければ、ギョウシェ彫も備えていません。ですので他のラインナップとはかなり異なった、実用性本意の時計となっています。
○なぜ今回Breguetの時計を購入したのか?
この返答はズバリ!欲しかったから、それだけです。Breguetの時計はやはり時計好きにはたまらないモノだと思います♪
とは言え前述のように自分にはBreguetの時計は全くの不釣り合いであり、例えばクラシック系の時計は全く着こなせる気がしません。あれを腕に乗せるのはもっともっと自分を磨かないと完全に浮きます。やはり“美しい時計”を自分が使いこなすのは無理です。でもタイプXX系はBreguetらしさを最小限にした、実用本位の時計ですので機能に惚れ込めば使える、と勝手に思い込んで(でも過ぎたるモノと自覚しつつ)導入しました。これは自分を高めたいっていう願望も入っていますね・・・
○なぜ他のBreguet時計にせずタイプXX系列にしたのか?
実は初代マリーンのクロノグラフには非常に興味を持っていました。ですがマリーン系列ですから実用的なクロノグラフとは言えギョウシェ彫、ブレゲ針、コインエッジとBreguetらしさ満載で美しすぎることと、クロノグラフとしてはごくシンプルな8振動でFlyback機能もないことから、(自分には似合わない)美しさを選択理由にはできませんでした(強いて言えば家内とペアウォッチになる、ってことくらい)。
○タイプXX系列の最新型もあったんじゃ?
タイプXX系列は大まかに言ってカレンダー機能がないアエロナバルとカレンダーが付くTrans Atlanticの2ラインがあり、カレンダー機能が必要な自分はTrans Atlantic一択です。
またここ直近の3世代で自分のは先代モデルであり、さらに前々モデル、現行モデルでほぼ似た機能で製品展開されています。
前々モデルはCal.582Qを積むモデルで3時位置にクロノ15分計(実際は30分計として機能する)、6時位置にクロノ12時間積算計、9時位置に永久秒針がある8ビートモデルです。
先代モデル(自分が買ったやつ)はCal.584Qという改良版が載っており、3時位置に非クロノ機能の24時間計が付き、クロノ60分計がセンター同軸となっている8ビートモデルです。
以上の2つのキャリバーは巻き上げ時間が48時間ほどと最近にしてはやや短い(ちょっと使いにくい)モデルで、確か作動カム式のクロノグラフです。
一方最新型のモデルはCal.728を積んでいます。
このキャリバーはなんと10ビートメカで、また垂直クラッチも装備していて針跳びがありません。さらに巻き上げ60時間と大幅に使い勝手が向上しています。ただしインダイヤル配置は前々モデルのCal.582Qと同じになっています。
これらの3世代のモデルはいずれもFlyback機能付きで、供給元はBreguet社の子会社(というか一部署)であるヌーベルレマニアですね。
これら3世代のタイプXXの中で自分は実は先代モデルのタイプXXI一択でした。
ポイントは・・・
・24時間計&センタークロノ分針が新鮮(自分所有の他モデルと全く違う)
・ベゼルが細くその分フェイスが大きいので視認性抜群
・現行の10ビート&裏スケには惹かれたが値段が凄まじい(250万!)し、しかもステンモデルなのでちょっと・・・(汗)
と色々考えた上で導入していますので、決して勢いやノリで買ったわけではありません(爆)
なお・・・・・
そもそも新たに時計(しかも似たようなやつがあるクロノグラフ)なんか買う必要性あんの?という疑問は愚問です(痛すぎる)
Posted at 2023/12/29 23:52:59 | |
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