町場の住宅建築も、だいぶ淘汰されて、
いわゆる欠陥住宅なるカテゴリーはなくなったと勝手に感じている自分。
自身の事務所近く、よって、日に二回ほどは脇を通りすがる町場の住宅建築をチラ見シテイマス
ベースとしてはベタ基礎、木造三階建て、
不燃建築物
このカテゴリー、仕組みができてから、折があるとチラ見してきましたが、疑問が残っています。
それと、木造の確認検査が厳しくなったことも根拠の一つ。
ただ、変わらないのが、作り手(棟梁=監督)が個人経営者が多い。
個人の方々が、個人住宅を計画すると、今時は住宅展示場に向かうのでしょう。
いぃなぁと想うでしょう。
夢が膨らむでしょう。
ただ、話を進めて、お金がチラつき始めると、予算と合わないと想う方と、
メーカー名に信用を買う方と二分するのかな~
会社が大きいと、携わる人数や品質検査もそれなりになるので、結果、経費(利益)が高くなります。
軽量鉄骨造のALC貼りは安定シテマスネ
で、木造の話。
ハウスメーカーから外れた方は、地元の工務店や、設計事務所にお任せすると思います。
どちらにしても、施工するのは、いわゆる工務店(個人経営や一人親方)ということ。
小さくなればなるほど、その方の手法が正となり、世間から乖離する事が多くなります。
例えば、新しいこと伝えても、知らないで終わったり、否定されたり。
内容を聴いても、いつもこれでやってるから・・・大丈夫みたいな。
そんな事が多くなります。
ハウスメーカーの冠が付いていれば、営業でも、設計でも、話す相手が多くなるので、結果、作り手に伝わる事が多くなる。
で、表題のチラ見している現場は、
少し今時な工務店がやっているみたいですが、
基礎までは、ふつうでした。コレは意味があって、いわゆるかしらという、土工事やさんに一括で町場は投げるので、
棟梁の味が出てこないし、確認機関の検査もあるので均一化されてる。
先行足場も、一般化され、底辺の安全性も確保されました。
ソコから先が、棟梁の味が出てきます。
プレカットされた材料が搬入されるも、ガードマンなしの通行止め。
建て方までの間に雨が何日も降りましたが、雨養生無し。
乾燥した材料(構造)台無し。
ここで、だいたい頭の中が判ります。
建て方をチラ見すると、丸腰。ノーヘルにノー安全帯。
やっぱりね。
何をするにも、ノーガードマン、通行止め。
建て方後も、雨養生の糞も無いので、雨ざらし。(仮屋根できても、ブルーシートすら掛けない)
施工中、足場のシートがだんだん緩んできて、台風がきて、あちこち剥がれてみすぼらしくなっても、そのまま放置。
因みに、二面住宅、一面コインパーキング。怖い
無法地帯。
なにが云いたいかというと、施工、なにやってるか?全く持って不安です。
品質や、防水処理、どうしてるのか?不安がいっぱい。
外装は、骨組みのあと、ベニヤ貼って、防水シート張って、ALC貼り。
これが、目地も通さないばかりが、突きつけで、遣りっ放し感もりもり。
ここが、不燃の要なのですが、怪しさ満点。
その上に、サイディング直貼りですが、ユニクロビス、バカ頭打。かんがえられない(>_<)
終わったなと。
ビスは錆びるし、水道になるし、バカ打ちしてるので、ALCのどこに打ってるのかも解らないので、
ALCが欠けて、ビスが効いてない所もあるでしょう。
そんなことより、一度雨漏りが分かったら、絶対にどこから侵入しているのか?全く持って、判定出来ないはず。
あ~あ。
この家に、一生を預ける方がいるかと想うと、淋しさを感じます。
結果、我々、建築界の信用が下がる二重苦。
哀しい。
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Posted at
2018/10/13 11:22:45