友人P氏の息子1号に譲ったR&P2号。
オイル漏れが激しくなったので入庫。
本人じゃなく父ちゃんの方が乗ってきました・・・・・・・ちゃんと乗ったのは初めてだそうです。
あぁ~(*´Д`)確かに酷い!!
納車時はシリンダーヘッドガスケットの後ろ側付近にチョット滲みはあったが、今はそこいら中から漏ってる感じ(>_<)こんなの見た事ない・・・・・・
回らないしクラッチの具合も怪しい?ようだ。
とりあえずエンジン降ろして、ちょっと傾けた瞬間!!
クランクケースから出てるブリーザーパイプからオイルがどばぁ(*´Д`)💦
もしや!?とオイル給油口開けると満ち満ちてました(笑)
メンテはオーナー任せだそうですが、オイルにじみがあったのでどうせ漏るならと多めに入れたのでしょうか?
画像のオイルジョッキの前にあるお釜が廃油です!!
標準オイル量は900㏄ですが・・・・・
これだと多分、いや絶対調子悪かったろうなぁ(*´Д`)
さて、先ずはシリンダーヘッドガスケットの交換だ。
しかし、折角古いバイク乗らしたのに『父ちゃんやっぱ古いのはダメじゃないか!!』と息子に言わせないためにも部品を買わないで(お金をかけないで)直します。
『壊れたわけじゃない、消耗品の交換です!!』
なので、ヘッドガスケットは程度それなりの中古(笑)
しかし、ヘッドはぐる時シリンダーも浮いてしまいシリンダーガスケット切れ(*´Д`)
仕方なくガスケットシートから父ちゃん渾身の手切りガスケット製作だ!!
いやぁ~単気筒とはいえ4ストは大変だねぇ、親の苦労子知らず(笑)
ばらすのを私が説明しながらやって、組むのは父ちゃんが行いました!!
ネジ山がダメだったマフラースタッドボルト穴1箇所もヘリサート入れて直しました。
タペット調整して無事組み終わり、搭載するもクラッチレバーが空振りのスカスカ状態でクラッチが切れず、ここでタイムアップが昨日までの作業。
ずっとしゃがみ作業でくたくた(>_<)…‥と、ここまでが昨日の作業。
本日、父ちゃんは家の草むしりでお休み(でも草むしりもバイク作業と同じ、しゃがみ作業でお疲れ様)
さて、中の状態が分からないのでRクランクケースカバー外します。
流石に40年間で初めて開けた様でパンスクリュー(ボルト)がインパクトドライバーでも中々回らずバーナーのお世話になってやっとこさ御開帳・・・・・
クラッチ押せなかったのは、クラッチアジャスティングスクリュー部分の鋼の押さえバネ?が曲がってクラッチアジャスティングレバーが外れてました(>_<)
直しついでに、R&Pの特徴である重いクラッチの対策をしました。
左の短いクラッチレバーから右のCB50系(XE/TL/XLなど)の長いレバーに交換(クラッチケーブルレシーバーの加工とアジャスティング部分のネジが長いクラッチケーブルが必要です。)
また、キックスタータースピンドルのオイルシールもヒビヒビでオイル漏れが激しかったので、やはり程度それなりの中古(笑)に交換!!
右側・・・・
無事完了して、Rクランクケースカバーガスケットだけは新品使用。
今や純正部品もタイ製・・・・・
エンジン搭載状態だと、こびりついた古いガスケットの剥がしと清掃が大変だぁ~(>_<)
ホンダ純正G1オイルをきっちり規定量の900㏄入れてキックキックキィ~ク(>_<)/
無事にヘッドの穴からオイルが出てきて一安心(;´∀`)
父ちゃん渾身の手切りシリンダーガスケットのオイル穴部分の出来が心配だったが、無事にオイルポンプからヘッド迄オイルが送られた様だ。
そしてエンジン始動!!
あっさり掛かって、粛々とアイドリング。。。。。。。。
オイル漏れもない様だ(*^▽^*)
ぷちテスト走行では譲った時の調子良さかそれ以上の感じだ(*^▽^*)」
今度はこの調子が続いてくれれば(;´∀`)
よかったよかった。
ウチに置き場ないので友人ジャン氏宅に格納。
これで父ちゃんの株もうなぎ登り!!・・・・・だといいね(;´∀`)
忘れない様に備忘録・・・
シリンダーヘッドガスケット交換(中古)
シリンダーガスケット製作交換
シリンダーヘッド燃焼室清掃
シリンダースタッドボルト締め付けトルク1.25K
カムチェンテンショナー調整
タペットクリアランス調整0.05㎜
オイル交換(ホンダ純正G1)900㏄
マフラースタッドボルトヘリサート修理
クラッチレバーCB50系に交換
クラッチケーブル取り回し変更(ケーブルの抵抗軽減と、チョークレバーがケーブルに当たって上がってしまう対策として)
クラッチ繋がり&遊び調整
キックスタータースピンドルのオイルシール交換(中古)
ドライブチェン張り調整&給油
前後ブレーキ調整
スロットルケーブル遊び調整
キャブレターミクスチャー&アイドリング調整
ウィンカーベース増し締め
ウィンカーレンズパンスクリュー増し締め
テールライトレンズパンスクリュー増し締め
ヘッドライト増し締め2箇所
タイヤ空気圧調整F1.0 R1.2
外装清掃、wax掛け
バッテリー液補充
(部品名は本田技研工業株式会社発行のパーツリストより)
自分でやれば楽しく金額も掛からないが、近所のバイク屋のオヤジに持っていったら『部品もないしすぐ壊れるから、新車買え』って言われるの間違いない。
『HONDA』がホンダらしかった時代のバイクだ!大切にしよう!!
あっ!マフラープロテクターのパンスクリュ(ボルト)一ヶ所無かったっけ(;´∀`)
忘れずつけなきゃ!!
Posted at 2019/05/07 01:09:36 | |
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