• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

がちょう乙のブログ一覧

2018年06月26日 イイね!

経済学VS工学

経済学VS工学














前の記事でC32ローレルのCMを取り上げた。


少し前の記事ではサイとRX-7のCMを取り上げた。


80年代と現代のCMを見比べると明らか企業の体制が変わっているのがわかる。
社会情勢が変わっているので企業の体制が変わるのも当然のことですが、具体的にどう変わったのか考えてみよう。

80年代の車は作る側にポリシーがあった。

ただ、C32はシートがエンジのボタン引きという場末のキャバレーのようです。
この車のイメージに相応しいとは言えません。
これは、当時大人気だったトヨタのマークⅡブラザーズに対抗したのでしょう。
”売らない”といけませんから、市場で人気にありそうなものを取り入れたのでしょう。
ローレルはこれで良いでしょうが、面白いのはR31スカイラインです。

デビュー当時は4ドアしかありません。


別にドアの数はどうでもいいのですが、これも思いっきりマークⅡを意識した車になっています。
スカイラインというのは、R30までは桜井新一郎氏のポリシーが詰め込まれています。


ツーリングカーとは、スポーツセダンとはかくあるべきといった主張があります。

こういった作り手側の主張が市場で支持を得てきたのですが
R31は何を思ったのか、マークⅡと間違えて買ってもらおうとしているような車になっています。
これは大ゴケで、慌てて2ドアGTSの追加になります。


このように80年代までは、商売と作り手のポリシーの間で揺れ動いています。


では、現代はどうでしょうか?

サイのCMをみると市場というか購買層に媚びている印象を受ける。
「お客様のお望みのものを作りました!」といったところでしょう。

最たるところはこれでしょう。


こう書くと車のような工業製品は売って儲けてなんぼ!なんだから、経済学(カルト)的には”正しい”とコメントが来たりします。

しかし、車というのは1~2㌧ある物体が100km/h以上のスピートで運動しているのだ。
物理の法則から逃れられない。


走る・曲がる・止まるということ第一に考えて作らないと非常に危険です。

しかし、現代は車の素人であるお客様の声が第一になり、エンジニアリングはそれに付随してだけになります。
良く言えば、お客様の声に応えるためにエンジニアリングが存在する。
お客様の声が物理法則を超えてしまた場合はコンピューターで制御する(情報で制御する)。

でも、これはマトリックスの世界だ。


ここまでして物を売って経済成長を促進ないといけない。
物が無かった時代は作れば売れたけど、現代はそうはいかない。
でも、”経済成長しないといけない”ので、目先の売り上げ・利益を追った結果でしょう。

現代は、金融経済と我々の生活を支える実体経済が乖離してしまっている。

我々は「お金は命より大切!」と洗脳されていますが、実際はお金に価値はなく地球資源や我々の創り出す物やサービスにこそ価値があるのであって、お金は交換の媒介であったり、価値を測るための指標でしかない。

私たちは、そろそろパラダイムシフトしたほうがいいでしょう。

今回もマンネリなケネス・ボーディングの言葉で締めましょう。

『これを実現するには、実物経済の永久的な成長が必要で、それには世界の資源とエネルギーを永久に拡大して消費する必要があります。
さらに自然資源から取られた原料が毎年毎年永遠にゴミになっていきます。
貨幣システムを崩壊から防ぐためにです。
とんでもない成長が この世界で永遠に続くと信じているものはキチガイか経済学者ぐらいでしょう。』




この記事のタイトルは、最初は「商売VS正義」にしようかと思った。
「商売vs正義」といのは自動車評論家 福野礼一郎氏のコラムのパクリである。
しかし、”商売”というの近江商人の「三方良し」というもので、
現代の金さえ儲かったらなんでもありという
alt
”ビジネス”というものとは違うと感じたので変えました。
Posted at 2018/06/26 07:59:01 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2018年06月26日 イイね!

大人の贅沢

大人の贅沢私が試作零号機に施した作業は


ボディ補強・エンジンスワップ・エンジンのポート研磨・燃焼室鏡面加工・クランクダイナミックバランス取り等々とチューンドカーといっていいような内容です。

でも、これは単純に”速さ”を求めてやったことでない。

”乗り味”というか”質感”を求めてやったのだ。

なんかもっといい表現はないかと考えていたらありました。

C32ローレルのCM


”全ては大人の贅沢の為に”

これいいですね。

まさにこんな感じです、

このC32の後期型でローレルはRB20のツインカムターボを搭載しました。
一足先にR31スカイラインに搭載されいたRB20のツインカムターボですが、当時としてはかなり強力なエンジンです。
RB系はパワーアップの余地が大きいので、現代でもチューニング業界では人気にあるエンジンです。

でも、ローレルは速さの為に積んだ訳ではない。
RB20DETというのは非常にフィールの良いエンジンです。
これは、その”質感”を楽しむために搭載された。
RB20DETは、前述しましたが、当時ではトップクラスの性能を誇るエンジンでした。
その気になれば、ワインディングロードや高速道路でスポーツカーを追い回せる程の動力性能を与えられている。
しかし、速さを誇示するのはこの車には相応しくない。
あくまでも”質感”を楽しむためである



だから、”したたかな高性能”となるわけです。

当時の日産は”ビークルスタビリティ”のセッティングに定評がありましたので
この車は乗っていてそうとう気持ちいいはずです。

まさに”大人に贅沢”というものでしょう。

試作零号機はここを目指したのです。

2018年06月20日 イイね!

ヴィヴィオのトランスアクスルオーバーホール④

ヴィヴィオのトランスアクスルオーバーホール④














ライブピニオンシャフトを仮組
alt

問題ありませんので、もう一度入念に洗浄してベアリングを取り付けます。

2018年06月19日 イイね!

ヴィヴィオトランスアクスルオーバーホール③

ヴィヴィオトランスアクスルオーバーホール③












ヴィヴィオのトランスアクスルオーバーホールの進捗状況です。


先日はシンロナイザーボークリンクの状態を目視点検しました。
alt

ギヤーとの間隙も確認します。
alt

矢印の部分の間隙を計測します。
コーンの部分が擦り減っていくここの間隙が狭くなります。
そうすると同期させる力が弱くなるのでギヤが入りにくいといった現象がおきます。

基準値  1.2mm
限度値  0.5mm

今回は、全て1.1~1.2mmに収まっていましたので、リングは再使用します。

キーも点検しておきます
alt
状態は良いですね。


ギヤのバリが凄い
alt

alt

処理しておきます。
ギヤ自体は常時噛み合い式なのですが手入れしておきます。

シンクロ部分ももちろん手入れしておきます。

シンクロハブも手入れします。
alt
alt


2018年06月12日 イイね!

東照宮やらなんやら

東照宮やらなんやら












先週末は首都圏に用事があったので、ついでにいろんなところを観光していました。

行く道中の宝塚北SAの1/1サファイア王子
alt


富士山
alt
曇りで、ほとんど見えなかったのですが一瞬だけ見えました。

栃木県日光
alt

清里 萌え木の村

イベント開催中でした。

菜々パパさんが焼いてくれたピザ
alt
非常に香りが良く美味でした。

富士吉田にも行っていたのですが曇りでしたので写真は撮っていません。

帰りの足柄SA
alt
Posted at 2018/06/12 07:46:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旅行 | 旅行/地域

プロフィール

「ロボダッチ 宝島 島本体完成品 http://cvw.jp/b/1539769/47549599/
何シテル?   02/24 07:17
タイトルの「機械屋目線の自動車メンテナンス」というのは 発電所のガスタービンエンジンをメンテナンスする会社で品質管理の仕事していたので、そこで得たノウハウを自...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2018/6 >>

      12
3 456789
1011 1213141516
1718 19 20212223
2425 2627282930

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

His Master's Voice 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/11/25 23:01:47
サスペンション独学ノート2019年まとめ① 「スプリングによるピッチ剛性の設定」 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/12/05 07:59:04
セミトレ研究序説 Ⅰ;セミトレの歴史的変遷 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/12/01 18:41:34

愛車一覧

スバル サンバーディアスバン スバル サンバーディアスバン
TVサンバー4台目です。 やっとスーパーチャージャー 5MTにたどり着きました。
スバル ヴィヴィオ スバル ヴィヴィオ
ドンガラにしてレストアしました。 エンジン・ミッションもオーバーホールしました。 DOH ...
スズキ GSX400X インパルス スズキ GSX400X インパルス
超レア車”東京タワー”インパルスです。 同じバイクとすれ違ったことはありません。 カタ ...
ダイハツ ミラジーノ ダイハツ ミラジーノ
JB-DETを搭載しました。 公認とってあります。 内装はCRターボのものです。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation